リンゴやレモンなど、もとのフルーツの形をリアルに表現した美しいケーキが人気の「patisserie Miagola(パティスリー ミャーゴラ)」☆中身がいったいどうなっているのか、断面がとても気になります☆
いただく前から愉しめる
ちょっと変わったケーキ屋さんです。”変わった”なんて言うと失礼かもしれないけど、案外そう表現されるのも悪くないと思う店主のような気がします。
違う言い方すると”独創的”でしょうか。
まずシューケースというものがない。
ケーキ屋さんといえばまず想像するキラキラの冷蔵ケースがありません。
大理石トップのテーブルにケーキのサンプルがそのまま並んでいます。
ここに普通のケーキが並んでいるだけだとそれこそ”変わってる”感じですが、ケーキのビジュアルそのものが面白い。
今まで見たことないものが並んでいます。
この演出はすごく特別感ありますね。
格好良いと思います。

説明のカードが添えられていますが、実際のところいただいてみないと分かりませんね。
中身の説明はあってもどんな状態なのか、表面は硬いのか柔らかいのか手で持っても大丈夫なのか。
見れば見るほど、そして説明を聞けば聞くほど興味が湧いてきます。

”青りんご(グラニースミス)のガナッシュの中に、その時の旬の酸味の効いたりんごを閉じ込めたグニースミスのジュレ。それをフランボワーズのグラサージュで覆いました。
”
(ホームページの説明から引用)
枝にあたる部分はチョコレート。
フレッシュなりんごの食感が楽しめそうな気がしますね。
ナイフを入れてみたいと思います。

と思ったけどこれ、表面は”パリン”と割れます。
なので美しく切るのはなかなか難しいようです(苦笑)
お味はだいたい想像通り、素直に誰でも(子供でも)楽しめる親しみやすさです。
酸味と甘さのバランスが絶妙ですね。
フルーツの歯ごたえも残っておりフレッシュ感もあります。

レモンと紅茶のケーキ。
”レモンのムースとレモンとライムのリキュールを混ぜたアッサムミルクティーのクリーム。アクセントにアールグレイのサブレ生地を敷きました。”
(説明のカードから引用)
これも丸ごとではないけどレモンそのもののイメージですね。

(もしかしたら常温の経過時間によるかもしれない)
はっきりわかるレモンテイストだけど酸っぱくない。
外側のレモンのムースから、より優しい風味のミルクティーのクリームが気持ち良い。
土台のサブレ生地が効果的。
あっという間にいただいてしまった!(笑)

「セルジュ」(バニラのタルト)。
二重になったクリームのデザインが面白いですね。

シックなお味のチョコタルト。
”2種類のオレンジリキュールを効かせたオレンジの果実のシロップ漬けを入れました。濃厚なチョコレートとタルト台に仕込んだシナモン、カルダモン、グローブが調和します。”
(説明のカードから引用)
これも切ってみたいと思わせますね。

ご褒美ケーキ。
”ボン・ポワンはフランス語で「よくできました!」。コップに入れたショートケーキ。苺とエディブルフラワー、アラザン。真っ赤な木苺のソースが可愛らしいです。”
(説明カードから引用)
子供だけでなく、こういうご褒美ケーキって幾つになっても嬉しいもんですよね。
平和の象徴です。
マニアックな要素をさりげなく

店主は仏像がお好きなんだという。
ケーキ屋さんの店内にさりげなく仏像がフィギュア的に配されている。
このさりげなさにもセンスの良さが現れていますね。
その世界観がどうかというのはともかく。
それが独創的なケーキ作りに反映されているのかも知れないと考えるととても面白いですね。


「ちょっとマニアックなお店ですがどうぞ」
というメッセージにしか見えませんがどうでしょう?

店舗 基本情報
■店舗名 patisserie Miagola(パティスリー ミャーゴラ)■住所 京都市北区紫野上門前町105-2
■電話番号 075-204-5337
■営業時間 12:00~19:00
■定休日 日曜日
■駐車場 なし
■詳細ページ https://patisserie-miagola.kyoto/
https://www.instagram.com/patisserie_miagola/

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