令和元年、祇園祭は創始1150年を迎え、後祭の山鉾巡行が行われました。ちょうど北観音山が会所に帰還するタイミングに立ち合えました♪
迫力満点!新町通で北観音山が会所に帰還
動く美術館と言われる祇園祭の山鉾。北観音山も美しく、近くで見るとさらに美しく、また迫力満点でした!
北観音山は上り観音とよばれ、親しまれている。(下り観音は南観音山)
御神体は楊柳観音像と韋駄天立像。
応仁の乱の頃から、南観音山と1年交代で山鉾巡行に山を出していたそうです。
平成24年に復活した後祭ではくじ取らずの2番で巡行している。
南観音山とは縁が深く、松取り式では到着した二本の松をくじで決め、真松を選んでいる。
令和元年は南観音山が形の良い松を使用されたそうです。
真松には2014年度からオナガドリが止まっているそうで、南観音山はハト。
お囃子とともに北観音山が新町の会所近くまで戻ってきました!
この日は梅雨が明けて猛暑のスタート。
暑い中力強く曳き手の皆さんが頑張ってました。

新町通ならではの風景ですね!

音頭取りの扇子の動きも息がぴったりで素敵ですね!

巡行が終了した際には柳の枝まきが行われます。
会所にご帰還で祝い締め

祝い締めでしめくくっておられました。
ご帰還と巡行の成功、おめでとうございます!そして暑い中お疲れさまでした。
柳の枝まき

皆さん待ち構えていたようで、大勢の方が待たれていました。
巡行を終えた柳の枝には大きな意義があって、一年間の厄除けになるそうです。
北観音山のちまきは非売品なので、柳の枝まきは貴重だと思います♪

他の山鉾でも外国の方を見かけました。祇園祭は多くの海外の方にも支えていただいているんですね!

1年間、ご利益がありますように・・・^人^
北観音山 へのツイート
【後祭山鉾巡行】
— ゲストハウス錺屋+月屋 女将 (@KAZARIYA_okami) July 24, 2019
京都は梅雨明け、快晴!11時30分頃、四条新町にて北観音山最終の辻回しを見学、新町通りを上がり、南観音山のお家の前で帰りを待ちました。おしりに挿している柳の大枝は巡行後授与され、持ち帰って玄関に飾っておくと無病息災のお守りになるとか*
大船鉾の辻回しを諦めて柳を入手。 pic.twitter.com/LPUtp8vK6u
屏風祭
山鉾巡行が動の美術館と言われていますが、屏風祭は静の美術館と言われています。屏風祭とは、秘蔵している屏風や美術品を飾り、祇園祭に来られて方々に通りから鑑賞してもらえるように展示されています。
飾っているものが屏風が多いので、「屏風祭」と言われています。
入場が有料のところもありますが、祇園祭の公式行事ではなく、個人や会社が祇園祭に合わせて個別に行っているものです。
多くの場所で屏風祭が行われていますが、北観音山の近くで素敵な美術品を見せていただきました。
藤井絞

このミニチュアは、北観音山でしょうか?真松がついているので、北か南の観音山なのでしょうか?
見えにくいですが、奥には念仏狂言図があります。


立派な生け花も展示されていました。
奥に京都らしい坪庭が見え、風情を感じました。
屏風祭 の 藤井絞さん 見させてもらってきました。 pic.twitter.com/QYMAMshG21
— 松™ (@byy06262) July 14, 2019
詳細情報
名称:藤井絞 ふじいしぼり住所:京都市中京区新町通六角下ル六角町365
関連ページ:http://fujiishibori.jp/index.html
※屏風祭の開催時期などの詳細は、公式HPなどでご確認ください。
“Carp is dragon in heaven.” byキーヤン 誉田屋源兵衛 所蔵
京都が生んだロックな壁画絵師、キーヤンこと木村英輝さん。誉田屋源兵衛所蔵で、展示されている、 “Carp is dragon in heaven.”

2008年から1折づつ描き加えられた。
刻を上る10折の黄金の鯉が、
祇園祭の空に輝く。
(タペストリーそばの案内より抜粋。)

すごく縁起がいいように思えました。
口コミでの評価
祇園祭最強の映えスポット