京都の発酵食品をご紹介する「京都発酵食品部」。今回は白味噌の老舗として有名な御所西にある本田味噌本店。正月のお雑煮はもちろん、有名和菓子店・とらやでもこちらの白味噌を採用。
御所西にある江戸時代後期創業の白味噌の老舗
京都御所の西側。一条室町通り沿いにある江戸時代後期創業の醸造味噌の老舗。白味噌のお店というイメージが強いですが。元は、およそ200年前に宮中の料理用味噌を献上したことが始まり。明治維新以降は宮中だけでなく、一般にも販売。当時、江戸を「東京」と呼び、京都を西の京「西京」とも呼んだことから「西京味噌」と命名。以降広く親しまれるようになり。魚を白味噌に漬け込んだものを「西京漬け」と料理名にもなり、京都では「西京味噌」が白味噌の代名詞として知られているようでもあります。

周知のことかもしれませんが、本田味噌本店と西京味噌とは同一の会社。なので、工場は綾部にありますが、どちらの商品も綾部の工場で製造。それぞれブランドで、商品の色分けをして展開。本田味噌本店では素材にこだわった味噌を中心に。西京味噌では日常使いのスーパー等で販売する白味噌中心といった具合。








西京白味噌と赤味噌を合わせて、山葵と山くらげを炊きこんだもの。山葵のツンとした風味、山くらげのコリコリ食感に加え、少し甘めの味噌がよく合う一品。




この時期らしく、鱧を使った手毬寿司に。寿司飯にはゴマ、木の芽を混ぜ合わせ、湯引きした鱧落しと合体させて納豆みそを天盛り。
鱧はよく梅肉と合わせられることが多いですが、醤油よりさらに濃厚で甘みもあるあて味噌を乗せることで旨味の相乗効果で美味しく仕上がりました。
身近に発酵食品を取り入れたレシピ、ぜひお試しください!
本田味噌本店への口コミ
本体味噌の「一わん」が、どんなんかなぁ~と思っている方へ