汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は奈良との府県境、京都府木津川市加茂町の山間の石仏群。京都では珍しい『磨崖仏(まがいぶつ)』群。
山歩きも兼ねてお参りしたい石仏群
京都と奈良との府県境、京都府木津川市加茂町の山間にある寺院「岩船寺」。アジサイの名所としても知られる秘境的お寺。すでに以前ご紹介済みですが、じつは個人的に一番訪れてみたかったのが今回の場所。岩船寺と同じ当尾地区にあります。






そんな磨崖仏がここ当尾にもいくつかあり、それを見たくて今回やってきたわけですが。

山際の巨岩に高さ2.5mほどの仏さまが線彫りされています。これは笠置寺本尊の弥勒磨崖仏(現在は焼失し、光背が残るのみ)をかなり忠実に模写したもので、文永11(1274)年伊末行の作。





長方形の龕を彫りくぼめ、三体の地蔵菩薩が厚肉彫りされています。三体とも左手に宝珠、右手に錫杖を持っています。過去、現在、未来をそれぞれ割り当てたもので、六地蔵信仰以前の地蔵信仰の一形態といわれる鎌倉時代末期の作。
今回は、日没間際で一部しか回れませんでしたが、この辺りには主要なもので30余りの石仏・磨崖仏があり、旧道沿いの道標的役割も果たしていたと伝わります。それぞれ趣があり、中にはアジアのエキゾチックさを感じる磨崖仏もあり、仏教がシルクロードを経て日本に伝わった片鱗すら感じられます。
貴重な石仏の道、ぜひ散策してみてください!
詳細情報
名称:当尾石仏の道場所: 京都府木津川市加茂町岩船上ノ門45
電話:0774‐73‐8191
関連情報:http://0774.or.jp/pdf/2019sekibutsumap3.pdf