汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は西京区桂、京都大学桂キャンパスの裏山にある城跡。かつての巨大寺院跡に建てられたという山城。
本能寺の変・明智光秀ともゆかりある古道沿いにある山城跡
西京区、国道9号線から山手へ向かう坂を上ると、新興住宅が立ち並ぶ環境のいい場所。そして、山並みに連なる京都大学桂キャンパス。主に理工系学部の関連施設が集中しています。
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今回たまたま大河ドラマの影響で、京都市内にあるかつての城跡を探す中、このあたりにも山城跡がある、という情報を得てやってきました。どうやらこの途中にあるようです。


同行の方にうかがうと、土日はポツポツと散策する人にも出会うそうですが、平日はほとんど誰も歩いていないコースなんだとか。最終的に松尾大社、嵐山方面につながる道なんだとか。

唐櫃越は亀岡市から嵐山に抜ける山岳コースで、かなりの急坂で戦前に体力的消耗を伴うコースでもあり。なので、本能寺の変で通ったというのはちょっと考えづらいのでは?という説もあり。

今回目指した「峰ヶ堂城址」は丹波から京へ向かう際の要衝の地に建てられた山城。もともとは通称「峰ヶ堂」とよばれる巨大山岳寺院「法華山寺」がこの場所にあり、その大伽藍から『東の清水寺、西の法華山寺』と呼ばれたほど。室町幕府の祈願寺として信仰をあつめ、将軍足利義政をはじめ公家・皇族も参拝したと伝えられています。
その後、寺院は衰退し、十六世紀ごろ細川晴元の家臣・木沢長政が西岡支配の拠点として寺院跡に築いたのが、この山城。



さらにバブル期のニュータウン建設にともない、城址を含む南尾根部分は消滅し、開発以前からこのあたりのことを知る人以外には、そんな遺構が存在することすら知らない、という状況みたいですね。特に案内板があったりするわけでもなく、史跡指定されていない遺構。城郭マニアにとっては、ちょっとそそるスポットですね。
基本情報
名称:峰ヶ堂城址場所:京都市西京区御陵峰ケ堂