2020年2月の完成に向けて長寿化・省エネルギー化
三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(以下「MHIEC」)は8月31日、東京二十三区清掃一部事務組合から有明清掃工場の基幹的設備改良工事を受注したと発表した。

有明清掃工場はストーカ式焼却炉2機を用いて一般廃棄物を日に400トン焼却処理し、5600kWの発電能力を備えている。
同工場は1995年に三菱重工業の設計・施工で完成したが、経年劣化により主要な機器の更新と改善が必要になっていた。

MHIECは、三菱重工業の環境装置分野における技術開発力や廃棄物処理施設の建設・運営に関するノウハウを2008年に継承し、今回の事業に臨む。工事の完成は2020年2月の予定で、設備を長寿化し省エネ対策を施すとともに、年間3%以上の二酸化炭素排出量削減が見込まれている。

ごみ焼却設備の改良・改修工事はこれからも増加
2015年に国が二酸化炭素排出抑制対策事業に対して支援制度を創設したこともあり、一般廃棄物焼却施設を改良して長寿化し、地球温暖化対策を施す工事は増加傾向にある。

MHIECは今後も廃棄物処理施設の省エネ化や性能の向上およびコスト削減などに向け、積極的な提案で受注拡大を図っていく方針だ。

(画像はプレスリリースより)

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