ダンスフロアでオルケストラ！　豪華クリエイター陣による、『ラピスリライツ』サウンドをトークとDJで楽しむ配信番組を徹底レポート

魔法×アイドルがテーマのKLabとKADOKAWAによるメディアミックスプロジェクト「ラピスリライツ ～この世界のアイドルは魔法が使える～」。先日TVアニメが放送終了し、スマホゲームの開発が行われているなか、『ラピライ』ワールドを支える音楽を生み出すクリエイターたちによるトークとDJプレイを届ける配信番組「ラピスリライツ・クリエイターズ」が、2020年10月14日に配信された。この日は秋葉原の人気クラブ・MOGRAを舞台に、かめりあ、ヒゲドライバー 、TAKU INOUEという人気クリエイターにしてDJとしても活動する3人が登壇、「ラピスリライツ」の楽曲について熱く語り、そしてDJプレイを行うという実に豪華な一夜となった。【動画】【ラピスリライツ】Ray「Beautiful World」MVまずはかめりあ、ヒゲドライバー 、TAKU INOUEと、司会進行を務める「ラピスリライツ」音楽プロデューサーの小山剛史（KLab）の4人によるオープニングトークから。昨今の情勢からクラブイベントの開催も少なくなっていることもあってか、「最近はみんなで乾杯できていない」と放送前から言っていたヒゲドライバーの音頭で、視聴者と一緒に乾杯をしてイベントはスタート。「DJ中に頭を振ります」（かめりあ）、「今日は美味しいお酒を飲みたいと思います」（ヒゲ）、「僕は『ラピスリライツ』しかかけない」（TAKU）とそれぞれのDJについての意気込みを話したあとは、早速トップバッターのかめりあのDJパートへと突入する。#gallery-1 {margin: auto;}#gallery-1 .gallery-item {float: left;margin-top: 10px;text-align: center;width: 50%;}#gallery-1 img {border: 2px solid #cfcfcf;}#gallery-1 .gallery-caption {margin-left: 0;}/* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */『ラピスリライツ』では主人公グループであるLiGHTsのフレッシュでポップなナンバーを作ってきたかめりあ。この日のセットはもちろん、自身が手がけたLiGHTsの「Your Lights」からスタートだ。「かめりあくんのDJはカロリーが高い」と言うTAKUの言葉通り、ブースでジャンプをしながらフロア……というよりこの日は配信を観ているファンに向けてハイテンションなパフォーマンスを見せる。キラキラとした『ラピライ』の世界に誘われたかと思いきや、続いては自身の楽曲「ベースラインやってる？笑」のリミックスへ。ここでも縦横無尽位ブースを動き回りながら、そのままクールなベースを聴かせるsupernova「RISE」をしっかり繋ぐ。「Bad Apple!!」リミックスで痙攣するようなビートを聴かせたあとは「ナイト・オブ・ナイツ」「千本桜」と大ネタのリミックスでテンションもスピードもどんどん加速していく。長髪を振り乱して汗だくになりながら「Megalovania」のクールなリミックスでその頂点に達したあとは、トリコロール「Mon chouchou」のリミックスでジャジーに決めて、再び『ラピスリライツ』の世界へ。ピアノやストリングスと抜けのいいビートが絡む「ポラリス」、10話ED曲となった「私の名は、光。」とLiGHTs楽曲を続けてプレイ。そして最後はこの日配信されたばかりのかめりあによる「700,000,000,000,000,000,000,000の空で」。DJブース背後には、LiGHTsが初めてのオルケストラ（ライブ）でこの曲を披露したTVアニメ第8話のシーンが映し出される。「Your Lights」同様にフレッシュでキラキラとした、LiGHTsの魅力を打ち出したアンセムで、かめりあのセットは幕を閉じた。どこまでもハイテンションで高カロリー、そして何より最高にかっこいいDJプレイを見せたかめりあ。最後は宣言通り眼鏡を外してブースでヘッドバンギングを見せていた。#gallery-2 {margin: auto;}#gallery-2 .gallery-item {float: left;margin-top: 10px;text-align: center;width: 33%;}#gallery-2 img {border: 2px solid #cfcfcf;}#gallery-2 .gallery-caption {margin-left: 0;}/* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */DJパートのあとはヒゲドライバーとかめりあによるクロストーク。かめりあが作ったLiGHTsの楽曲についてヒゲドライバーは「初めて聴いたとき、こんな爽やかな曲書くんだ」と驚いたそう。かめりあは『ラピスリライツ』の制作発表より前に作ったという「Your Lights」については、「魔法のあるファンタジー世界で、キラキラした若々しいものを作りたかった」とのこと。「LiGHTsらしさは100パーセント出せたんじゃないかと」とかめりあが自負を見せると、ヒゲドライバーも「いい曲だよ」と太鼓判を押していた。またタイトルも印象的な「700,000,000,000,000,000,000,000の空で」は、「『ラピスリライツ』は光をテーマにした印象が強く、それを曲に収めてプレゼントしたかった」といい、この宇宙に存在する星の数を調べていくうちにこの数字にいき着いたそう。続いて話題はヒゲドライバーが作ったsupernovaの「アオノショウドウ」について。TVアニメ第2話でsupernovaが見せたオルケストラが話題になったが、脇フェチというヒゲもこれにはご満悦の様子。曲については「日本語の感じを入れたかった」という。そして11月25日にリリースされる、劇中でも伝説のグループとして登場したRayによる「HYBRID」については、個性豊かな五人のメンバーの要素を合体させた豪華な1曲で、「溢れ出るレジェンド感を感じてほしい」と語っていた。楽曲について深く語ったクロストークのあとは、ヒゲドライバーによるDJパートへ。オープニングは彼のペンによる人気曲、supernova「アオノショウドウ」だ。シャープなギターで始まるsupernovaらしくクールで、しかし確かな熱を感じさせるドラムンベース曲でいきなり盛り上げたあとは、TVアニメ『少女終末旅行』からキュートな4つ打ちの「More One Night」、シュガーポケッツ「シャノワール」へとポップに決めていく。「一緒に踊ろうぜ！」と叫んでのエレガントなチップチューン「A-Jump 2」からsupernova「RISE」へとまたかっこいい繋ぎを聴かせたあとは、「打打打打打打打打打打」「パ→ピ→プ→Yeah!」と和のテイストも感じさせ、そこから『機巧少女は傷つかない』のED曲にして大フロアアンセム「回レ！雪月花」へ。そのまま『NEW GAME!!』から「STEP by STEP UP↑↑↑↑」、『Re:ゼロから始める異世界生活』の「Stay Alive」リミックスと続く。途中、先日リリースされたばかりのベスト盤『ひげこれ！ HIGEDRIVER BEST in KADOKAWA ANISON』の宣伝も忘れず、彼のバラエティ豊かなソングライティングを堪能したあとは、IV KLORE「禁忌の寓話（メルヘン）」でゴシックな世界へ。その後は「弊社御社」で視聴者に熱いシンガロングを煽り、「マイティボンジャック」では軽快な8-bitサウンドに乗せて自身がマイクを握り、色男なボーカルを聴かせた。そして最後の曲は、トークで語っていたRay「HYBRID」を、本邦初のフルバージョンでスピン。メンバー五人の様々な要素が合体した、まさに王者の貫禄ともいえる熱い展開を見せる。最後はかめりあにならって眼鏡を外してヘドバンをして、ヒゲドライバーワールド全開なセットを終えた。#gallery-3 {margin: auto;}#gallery-3 .gallery-item {float: left;margin-top: 10px;text-align: center;width: 33%;}#gallery-3 img {border: 2px solid #cfcfcf;}#gallery-3 .gallery-caption {margin-left: 0;}/* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */続いてのトークパートは、TAKUとヒゲドライバーとのトークセッション。TAKUは「HYBRID」のアレンジと同じくRayの「Beautiful World」の制作を担当したのだが、Rayのキャスト陣も含めたレジェンド感に「ハードルが最初から爆上がりしていた」と述懐する。「HYBRID」のアレンジについては、個々のメンバーをイメージしたサウンドが登場する楽曲で、電波ソングや和のテイストなど一部苦手なジャンルのパートもあったが、ヒゲとの共作によって、より良くブラッシュアップできたとのこと。そしてTAKUの単独作である壮大な「Beautiful World」は、プライベートで行ったハワイ島の星空を見て、そこからメロディを作り上げたという。そうしたRayの2曲についてヒゲドライバーも「やっぱりいい曲ですよね。こういう場所で聴くと良さがまた一段階増す」と語っていた。そんなRayの2曲を作ったTAKUによるDJパートは、TVアニメのOP曲であるラピスリライツ・スターズの「私たちのSTARTRAIL」からスタート。この日のために『ラピライ』全楽曲をステムデータで取り寄せたという気合の見せるTAKUの、全編『ラピスリライツ』というのも実に貴重なセットである。続いてはこの花は乙女の和ロック「からくれ＊ナイトフィーバー」からIV KLOREの「Midnight Sapphire」、そしてシュガーポケッツ「わがままキャラメリゼ」へとスタイリッシュな繋ぎを見せる。以前より『ラピライ』の好きなキャラクターはシュガーポケッツのラトゥーラと語っていたTAKU、ここから「シャノワール」「knockin’on baby」とシュガーポケッツ曲でオシャレMIXを聴かせる。背後のスクリーンにラトゥーラが映し出されるのも見逃さず推しのポーズを決めたあとは「Your Lights」から「RISE」へまたかっこいい繋ぎを聴かせ、そこから「私の名は、光。」、「Trinity」、「ポラリス」と続く。そこからアウトロでBPMを落とし、TVアニメED曲のLiGHTs「プラネタリウム」へと見事に繋げる……という素晴らしいプレイとともに、フロアを感動的な雰囲気へと誘う。そんなムードのなかで最後にプレイされたのは、Rayの「Beautiful World」だ。エリザの穏やかな歌唱からスタートする、「HYBRID」とはまた異なるスケール感のある楽曲をフルでかけてTAKUの、そしてこの日のDJセットが素敵な余韻を残して幕を閉じた。#gallery-4 {margin: auto;}#gallery-4 .gallery-item {float: left;margin-top: 10px;text-align: center;width: 33%;}#gallery-4 img {border: 2px solid #cfcfcf;}#gallery-4 .gallery-caption {margin-left: 0;}/* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */TAKUのDJのあとは、全員揃ってのエンディング。ヒゲドライバーがもう一度乾杯をしたいということで、クラブではお馴染みのドリンク・イエーガーマイスターを手に再び乾杯。そのあとは視聴者プレゼントを賭けて、『ラピライ』スタッフですらわからないという超難題クイズが出題された。あまりの難しさに途中で出演者の心も折れかけるなか、出演者のサイン入り私物と『ラピライ』グッズが無事視聴者に振る舞われ、この日のイベントは終了となった。最後に、イベントを終えた3人に感想を聞いた。#gallery-5 {margin: auto;}#gallery-5 .gallery-item {float: left;margin-top: 10px;text-align: center;width: 50%;}#gallery-5 img {border: 2px solid #cfcfcf;}#gallery-5 .gallery-caption {margin-left: 0;}/* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */「今日は自分が作った曲もそうでない曲も、自分の手でかけることができて楽しかったです！ またこういう機会があったら今回かけた曲も新しい曲もかけられたらと思います。またお会いしましょう！ ありがとうございました！」（かめりあ）「今日は本当に楽しかったです。すごくいい曲が多いけど、やっぱり現場で生で大きい音で聴くのが最高なので、ちょっとこういうご時世ですけど、いつかきっとみんなでライブで聴いていただけたらと思っております。ありがとうございました！」（ヒゲドライバー ）「マジで『ラピスリライツ』を観ていただきたいなと。ラトゥーラについてとか、ヒゲくんおすすめの脇についてとか（笑）、また皆さんとお話しできる機会がありましたら、と思います。本日はありがとうございました！」（TAKU INOUE）なお、この3人によるスペシャル座談会は、リスアニ！WEBにて近日公開予定となっている。こちらをまたきっかけに、『ラピスリライツ』の音楽により深く触れてみてはいかがだろうか。TEXT BY 澄川龍一PHOTOGRAPHY BY 山本哲也（写真ほか10枚）#gallery-6 {margin: auto;}#gallery-6 .gallery-item {float: left;margin-top: 10px;text-align: center;width: 20%;}#gallery-6 img {border: 2px solid #cfcfcf;}#gallery-6 .gallery-caption {margin-left: 0;}/* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ラピスリライツ～この世界のアイドルは魔法が使える～×秋葉原MOGRADJ＆トーク配信番組「ラピスリライツ・クリエイターズ」2020年10月14日（水）＜セットリスト＞▼かめりあLiGHTs「Your Lights」かめりあ feat. ななひら「ベースラインやってる？笑 (ハードベースラインやってる？笑 VIP)」supernova「RISE」Masayoshi Minoshima「Bad Apple!! (Camellia’s “Bad Psy!!” Remix) feat. Nomico」ビートまりお「ナイト・オブ・ナイツ (かめりあ’s“ワンス・アポン・ア・ナイト”Remix)」黒うさP「千本桜（かめりあ’s “KAIKASENGEN” Remix）」Toby Fox「Megalovania (Camellia Remix)」Tricolour「Mon chouchou(Le remix “envoutant” de Camellia)」LiGHTs「ポラリス」LiGHTs「私の名は、光。」LiGHTs「700,000,000,000,000,000,000,000の空で」▼ヒゲドライバーSupernova「アオノショウドウ」アニメ「少女終末旅行」「More One Night」シュガーポケッツ「シャノワール」ヒゲドライバー「A-Jump 2」supernova「RISE」ヒゲドライバー「打打打打打打打打打打」ヒゲドライバー「パ→ピ→プ→Yeah!」アニメ「機巧少女は傷つかない」「回レ！雪月花」アニメ「NEW GAME!!」「STEP by STEP UP↑↑↑↑」アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」「Stay Alive (Hige Driver Remix)」IV KLORE「禁忌の寓話（メルヘン）」ヒゲドライバー「弊社御社」ヒゲドライバー「マイティボンジャック」Ray「HYBRID」▼TAKU INOUELiGHTs「私たちのSTARTRAIL」この花は乙女「からくれ＊ナイトフィーバー」IV KLORE「Midnight Sapphire」シュガーポケッツ「わがままキャラメリゼ」シュガーポケッツ「シャノワール」シュガーポケッツ「knockin’on baby」LiGHTs「Your Lights」supernova「RISE」LiGHTs「私の名は光」supernova「Trinity」」LiGHTs「ポラリス」LiGHTs「プラネタリム」Ray「Beautiful World」●リリース情報Ray両A面シングル「Beautiful World／HYBRID」11月25日（水）発売【初回限定盤（CD＋グッズ）】品番：VIZL-1821価格：￥1,800＋税※U35先生描き下ろし三方背ケース仕様※オリジナル缶バッチ（全5種ランダムのうち1種封入）【通常盤（CD）】品番：VICL-37570価格：￥1,200＋税＜収録曲（初回限定盤・通常盤共通）＞01.Beautiful World作詞・作曲・編曲：TAKU INOUE02.HYBRID作詞・作曲：ヒゲドライバー 編曲：ヒゲドライバー、TAKU INOUE03.Beautiful World -OFF VOCAL-04.HYBRID -OFF VOCAL-＜Ray とは？＞ウェールランド第一王女・エリザがリーダーを務めていた伝説的ユニット。数々の功績を残し、名実ともにトップ魔女としてその名を馳せていた。メンバー：エリザ（CV:花澤香菜）、クロエ（CV:南條愛乃）、カミラ（CV:上坂すみれ）、ユズリハ（CV:佐倉綾音）、あんじぇ（CV:雨宮夕夏）LiGHTs「700,000,000,000,000,000,000,000（セブンハンドレッドセクスティリオン）の空で」デジタル配信シングル現在配信中配信先：Apple Music、iTunes Store、レコチョク、mora（モーラ）ほか、各種音楽ストリーミングサービスおよび主要ダウンロードにて配信。●イベント情報「ラピスリライツ ファン感謝祭 ～私たちと”あなた”のSTARTRAIL～」2020年12月5日（土）出演：LiGHTs安齋由香里、 久保田梨沙、 向井莉生、 佐伯伊織、 山本瑞稀IV KLORE星乃葉月、 嶺内ともみ、 篠原侑、 中山瑶子この花は乙女本泉莉奈、 鈴木亜理沙、 大野柚布子シュガーポケッツ早瀬雪未、 広瀬世華、 赤尾ひかるSadistic★Candy雨宮夕夏、 松田利冴supernova桜木夕、 奥紗瑛子、 伊藤はるか感謝祭イベントはオンラインで開催します。 視聴は無料で、 どなたでも参加いただけます。詳細は後日発表(C)2020 JVCKENWOOD Victor Entertainment Corp. 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