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2023年春、活動休止を宣言していたCHiCO with HoneyWorksが、CHiCOのソロアーティスト活動を経て約2年半ぶりに再始動!現在放送中のTVアニメ『キミと越えて恋になる』OPテーマ「くすぐったい。」と、TVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』OPテーマ「戦場の華」が、10月29日に同時リリースされる。ファン待望の再始動に向けたCHiCOの想いと、2枚のシングルの制作エピソードをたっぷりと語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 阿部美香

思い出深い2025年8月6日、再始動発表の日を振り返る

――まずは、CHiCO with HoneyWorks約2年半ぶりの再始動、おめでとうございます!

CHiCO ありがとうございます!

――今年8月6日にYouTubeでサプライズ公開されたスタジオライブ(CHiCO with HoneyWorks 再始動! – Premium Studio Live –/現在はトークパートのAfter Talk Sessionと4曲のライブ映像アーカイブが、YouTube「CHiCO / CHiCO with HoneyWorks」チャンネルで公開中)映像で再始動が発表されましたが、バンドメンバーもCHiCOさんも、あまり久々感がないと言っていたのが印象的でしたね。

CHiCO 元々チコハニバンドのみんなとは、ツアーやライブがあるときに集まる感じですし、私のソロ活動中もよくメンバーがライブを観に来てくれて話をする機会もあったし、メンバーがサポートをしているアーティストさんのライブを私が観に行かせてもらって顔を見ることもありました。

――ソロCHiCO中は、CHiCOさんも新しい経験に注力していたと思うので、逆に、活動休止からもう2年半も経つの?みたいな感覚もあったのかも?

CHiCO そうなんですよね。だから、「わー、ものすごく懐かしい!」みたいなこともなくて(笑)。ただ、メンバーとの対面はいつも通りでしたけど、チコハニバンドの演奏でチコハニソングを歌うのは、本当に久しぶり。ソロでもチコハニ曲は歌っていましたけど、バンドが違うとやっぱり全然違うんですよね。チコハニバンドだと、ここのリズムは絶対に欠かせない部分だな!とか、ここはこういうフレーズが来るんだよね!とか、演奏ですごく懐かしさを感じました。

――再会を音楽で感じる。アーティストだからこそ出てくる感想ですよね。気持ちとしてはどうでした? “いよいよ感”はありました?

CHiCO 私としては、再始動するタイミングというのも見据えたうえでのソロ活動だったんですね。なので、それに向けて、ソロでもちゃんといろんなものを吸収しなきゃ!という思いがあったから、来る時が来た!という感覚ではありました。私がCHiCO with HoneyWorksとして「世界は恋に落ちている」でデビューさせてもらったのが2014年8月6日なんですね。ソロCHiCOでもデビュー10周年は祝っていただきましたけど、ファンの方にとっても私にとっても、この“10”という数字はとても意味のあるもの。

10周年イヤーが終わり、また新しい区切りが始まる2025年8月6日という記念のタイミングで、スタジオライブから再始動をみんなにお届けできて、すごく良かったです。

――リアルライブではなく、スタジオライブの配信という形も良かったですよね。全国の方にもれなくお届けできて。

CHiCO そう思います。CHiCO with HoneyWorksを応援してくださっている方だけでなく、名前は知ってるけどライブはまだ観たことがないという方にも、観てもらえたと思うので。

――チコハニバンドと一緒に演ってみて、演奏で感じた懐かしさ、ソロCHiCOのバンドとの違いを感じたそうですが、具体的には?

CHiCO なんて言うんですかね……ソロでももちろん原曲通りに演奏はしていただいているんですけど、毎公演、ミュージシャンごとにソロパートでは自由な演奏も交ざってきますし、やっぱり人それぞれの“らしさ”というのがあるんですよね。チコハニバンドも“ならでは”の演奏があって、ギターがピロピロキュイーン♪ときたら、あ、Ojiの音だなと思うし、中西さんにも“節”がある。それはキーボードの圭ちゃん(宇都圭輝)もベースのHiroki169さんもそうなんですね。ドラムのあっちゃん(AtsuyuK!)は、そんなにクセは強くないけど、叩く音の強さがほかの方とは違ったり、演奏する人によって音の聴こえ方が全然変わるんだ!っていうのは、ソロを経てはっきり感じた部分だったんです。そういう意味での、昔から慣れ親しんだ音の心地良さみたいなものは、細かいところで「これこれ!」と感じることがすごく多かったです。

――スタジオライブとしては、デビュー曲の「世界は恋に落ちている」はもちろん「color」「プライド革命」「乙女どもよ。」などの代表曲から最新曲の「くすぐったい。」まで全5曲を披露。再始動としてどの曲をお届けするか、悩みどころでしたよね?

CHiCO 最初は「color」から始めたかったというのは、すごくありました。

やっぱり久しぶりにみんなが揃うなら、“HELLO”って挨拶したかった。「世界は恋に落ちている」はチコハニにとって外せない曲だし、「プライド革命」はロックなチコハニという武器を増やしてくれた曲。再始動をしっかり感じてもらえる新曲も絶対にお届けしたかったですね。実は配信当日のプレミア公開は、スタッフのみんなと会議室に集まってドキドキしながら一緒に観たんですよ。ファンの方からはもちろん、私のリアルな友達からもたくさんメッセージやコメントをいただけて、ほんとにワクワクドキドキの1日でした。

ソロ活動からCHiCO with HoneyWorksに持ち帰ったものとは?

――CHiCO with HoneyWorksを再始動するにあたっては、CHiCOさんがソロ活動で吸収したもの、得たものを持ち帰るというのが大きなテーマとしてあったと思います。実際、何を持ち帰ることができました?

CHiCO 一番は“自信”だと思います。ちょっと話は遡りますが、以前のチコハニ活動でも、同業者の人たちや違う業種の人たちと話していくなかで、自分ってまだまだ子供だなって感じる瞬間がすごくあったんですね。でもCHiCOという自分自身には、こういうこともやってみたいという気持ちも芽生えてきていて……そういう自我と、チコハニにおけるCHiCOがやるべきことを、どう整理整頓すれば上手くいくかに悩むことも多かったんです。じゃあ、チコハニを続けていくうえで、今自分がやりたいことや未熟な部分をはっきりさせたくて、一度、チコハニ以外の世界に飛び出してみたい、勉強したいと思って始めたのがソロ活動でした。

――それが先ほどの「再始動するタイミングというのも見据えたうえでのソロ活動」という言葉ですね。

CHiCO はい。私の中で、CHiCO with HoneyWorksというのは、絶対的なみんなのヒーローでありたいと思っているんです。

恋愛ソングも「決戦スピリット」のような曲を歌うことで、みんなの背中を押す存在でなくちゃいけない。チコハニのCHiCOと私自身がイコールではないからこそ、チコハニのCHiCOであるためには私自身も強くなきゃいけない。だから一度、その違いに対する気持ちの整理をつけたくて、CHiCOのソロ活動では、“等身大の自分”をテーマにした曲を歌わせてもらったんです。それで今の自分自身を見つめ直すことができました。ソロCHiCOとチコハニのCHiCOの在り方も、自分の中でスッキリ整理することができたし、そこからやるべきことも見えました。もちろん歌唱力とかパフォーマンスのスキルアップもありますが、一番大きかったのは、そういう気持ちの切り替えだったり、“覚悟”だったと思います。

――では音楽的なスキルアップで、ソロ活動を経て具体的に自覚したことは何でしたか?

CHiCO それまではHoneyWorksさん以外の曲を歌ったことがなかったので、いろんな方から楽曲提供いただいて、今まで歌ったことのないジャンルだったり、リズムに触れられたのは大きかったですね。オシャレな曲や大人っぽい曲もたくさん歌わせてもらって……すごく苦労しましたけど!(笑)。HoneyWorksさんの曲でニュアンスの込め方や感情表現をすごく筋トレをさせてもらっていたので、歌唱自体はそこからさらに違う筋トレをさせてもらった感じです。だからシンガーとしての引き出しはすごく増えました。スタジオライブのときも、Ojiやほかのメンバーから「歌が上手くなったね」と言ってもらえて、すごく嬉しかったです!

――そして「くすぐったい。」と「戦場の華」の2枚のシングルが、現在放送中の人気漫画原作アニメタイアップシングルとして同時リリースされます。「くすぐったい。」は軽やかなラブソングで、「戦場の華」はロック。

CHiCO with HoneyWorksお得意の楽曲としての2面性が同時に届くのも、ファンには嬉しかったと思います。

CHiCO そうなんです。チコハニの再始動を見ていただくには、ぴったりな2枚がどちらもOPテーマ。めちゃめちゃ贅沢させていただきました。しかもこの2枚のシングルのCHiCO with HoneyWorks盤は、ジャケットにも工夫があって、並べてみると2つのイラストが繋がるように、ヤマコさんが描いてくれたんです。2曲のイメージに合ったCHiCOが2人並ぶので、ぜひ一緒に飾ってもらえたら嬉しいですね。

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「くすぐったい。」は“ハニワ節”全開のCHiCO with HoneyWorks青春恋愛ソング

――では、まずはCHiCO with HoneyWorksの19thシングル「くすぐったい。」のお話から。『キミと越えて恋になる』は、女子高校生の朝霞万理と獣人の飛高 繋が、種族を超えて恋をする物語ですね。作品にはどんな印象がありますか?

CHiCO すごく個人的にですけど、前から獣人のように人間とはちょっと違う種族が出てくるお話は好きだったので、『キミと越えて恋になる』がアニメになると聞いて嬉しかったです。しかも原作は少女漫画で、ヒロインの万理ちゃんは、朴訥な繋くんに惹かれていく自分の心に、とても素直に行動するタイプの子。そのポジティブさが見ていてキュンとくるし、すごく応援したくなりますよね。

――そして万里の幼馴染の相田雪紘が、クラスメイトとして2人の関係を見守っていて。

CHiCO ちょっとHoneyWorksの『告白実行委委員会』っぽいんですよね。

HoneyWorksさんの曲だと、女の子2人と男の子の片思い三角関係が多いんですけど、この作品だと万理と2人の男の子がメイン。みんなが幸せになれたらいいのにな!って思いながら原作も読んでました。アニメも作画がとてもキレイだし、ますますドキドキしたりキュンとできるお話ですよね。

――そのOPテーマが「くすぐったい。」。恋に目覚めた気持ちを歌った、明るくて可愛らしいラブソングになりました。聴いてすぐ、ハニワ節!と思いました。

CHiCO そうなんですよ!私もデモをいただいたとき、チコハニの青春ソングが帰ってきたな!という気持ちになりました。こういうフレッシュで真っ直ぐな青春恋愛ソングを、再始動の1発目のタイミングでお届けできるのは、とてもいいなと思いました。

――いつも通り作詞はGomさんとshitoさんのお2人で、今回は作曲がGomさんですね。

CHiCO この曲もそうですけど、Gomさんの曲はメロディーがすごく上下するんですよ。HoneyWorksさんの曲は、レコーディング本番までにアレンジも結構変わっていくし、特にGomさんの曲は王道の感じでも途中でコール&レスポンスが入ったり、メロディーでもちょっとした変化球を狙ったフックが入ってくるので、歌い慣れるまでにはちょっと時間がかかるんですけど、すごく中毒性がありますよね。

――歌詞も『キミと越えて恋になる』の世界に寄り添っていますよね。

CHiCO そうですね、1番は万里ちゃんの目線からアニメの世界観に寄り添った歌詞になっていますね。恋する気持ちは止められないから、常識にとらわれず、好きになったっていいじゃん!みたいな。ネガティブに考えがちな私にすると、すごく羨ましい。なので、歌うときも万里ちゃんのようなポジティブな女の子をイメージして、可愛らしく歌うようにしました。あと、表現として楽しいのが、冒頭とBメロに出てくるフレーズなんですよ。“触れたい 撫でたい 見つめたい”のあとが、歌だけ聴くと「スキスキス バグる距離」と聴こえると思うんですけど、実際は“s / キス・ki + ss バグる距離”と書かれていて。言葉遊び?文字遊び?っていうのかな、歌詞カードを見て楽しめる仕様になっているところも好きですね。タイトルの「くすぐったい。」も、原作のセリフにある言葉。もどかしい恋心へのリスペクトです。

――HoneyWorksさんディレクションのレコーディングも久々だったと思いますが、いかがでした?

CHiCO すごくスムーズでした。私がブースで歌っている最中に、マネージャーさんがGomさんに「久しぶりのCHiCOのレコーディング、どうですか?」みたいなことを聞いたら、「いや、大変ですね」って言われたそうなんですよ。「大変」ってどういう意味なんだろうと思ったら、「いろんな歌い方ができちゃうから、バリエーションがありすぎて、どのテイクをOKにしたらいいかを選ぶのが大変」ということで……。

――褒められてた!

CHiCO そうなんです(笑)。それもソロ活動をやったからこそかなとも思うし、歌い方のバリエーションが知らず知らず増えていることに私も気づけて、すごく嬉しかったです。

――そしてカップリング曲は「人生のオーケストラ」。私たちの音楽であなたを笑顔にさせたいという、ライブで歌われるにもぴったりの楽曲です。

CHiCO はい、ライブを想定して書いていただいたと思います。曲のテーマとしても、今までのチコハニはみんなに寄り添うとか、背中を押すような、私が一歩前にいる感じでしたけど、この曲はみんなを迎える側の気持ち。10年を経た今のチコハニだから歌える、すべてを包み込んでくれる壮大な“音楽”をテーマにした曲を作っていただきました。

――確かに、曲調も歌詞もスケールが大きいですよね。

CHiCO なので、レコーディングではshitoさんから、ミュージカルのように歌い上げる感じで、声も深く、太めに歌ってほしいというディレクションがありました。すごくワクワク感のあるイントロですし、コンサートの舞台の幕が上がっていくような……カーテンが開いて、手を広げてみんなをお出迎えする感じが出るように歌いましたね。途中にはラップもあるんですけど、リズムにしっかり乗るバージョンとちょっと外すバージョンと何パターンか録って、ちょっと外すバージョンを採用してもらいました。コーラスには、ハニワサポートメンバーのメンズの皆さんに参加してもらったので、ライブではチコハニバンドのみんなも客席の皆さんも、一緒に歌ってくれたら嬉しいな!

「戦場の華」はCHiCO with HoneyWorksロックの王道!カップリング曲にはあの人も?

――続いて20thシングル「戦場の華」がOPを飾るのは、TVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』。第二王子に婚約破棄され、悪役令嬢に仕立て上げられた公爵令嬢スカーレット・エル・ヴァンディミオンが、正義の拳を振るってバトルし、運命を逆転していく痛快ファンタジーですね。

CHiCO 悪役令嬢とか強い女性ヒロインを主人公にした作品はとても多いですけど、バトルで物理的にスカッとさせてくれるお話はそうそうないですよね(笑)。スカーレットのちょっと沸点が低い感じも、見ていて清々しいんですよ。でもちゃんと心が揺らいでしまう乙女心も持っていて、そのギャップにキュンとする、女子が憧れるヒロイン。私もスカーレット大好きです。OPテーマが決まったときに、第1話のラフな絵コンテを見せていただいたんですけど、ずっとかっこよくて。放送がとても楽しみでした。

――「戦場の華」もスカーレットをイメージしていますよね。作曲はshitoさんですが、曲調も実に痛快な“ハニワロック”ですね。「決戦スピリット」や「プライド革命」「我武者羅」などに通じるような。

CHiCO そうですね、バトル感のあるロックなので、めちゃめちゃ気持ち良く歌えました。でもただのロックじゃないところが、結構この曲のポイントで。エンジン全開で歌うんですけど、その中にスカーレットらしいドS感も込めています。1番のBメロの“世界のどんなものより 高ぶるiが興奮する”は特に、見下す感じで歌ってほしいというディレクションをshitoさんにもいただいたので、私もドSになって歌いました(笑)。そのロック感とドS感の切り替えは、ちょっと難しかったです。

――1番のサビ、“我が愛しのサンドバッグ”というフレーズも、そこだけ急にすごく色っぽい声色になっていてドキッとしました。

CHiCO そこも彼女らしく、獲物を目の前にした、ちょっと余裕のある感じですよね。だからレコーディング中はずっと、スカーレットの顔を思い浮かべながら歌っていました。多分いま、こんな目つきで、こんな表情してるんだろうなって(笑)。

――そういえば、さっきおっしゃっていた“高ぶるiが興奮する”のフレーズ、歌詞カードではちゃんと“アイ”が小文字になっているんですよね。

CHiCO そうなんですよ。チコハニではずっと“アイ”を小文字の“i”で表記してきたので、Gomさんとshitoさんがあえてそうしてくださって。そういうところでも、チコハニの再始動をすごく感じました。

――ライブでも相当盛り上がりそうですね。

CHiCO そう思います。サビではみんなにも“HEY”と思い切り言ってもらいたいし。でも……この曲、シャウトまではいかないですけど、イントロでかなり声を張って始まるので、そこで声を全部持っていかれないか、今から心配(笑)。頑張ります!

――そしてこちらのカップリングナンバーは「ラブホイッスル Alert!」。HoneyWorksの『告白実行委委員会』ナンバーにはよく、同じ楽曲で歌詞を別キャラクター視点で書き替えた“another story”バージョンが作られますが、この曲もそれに近いですよね。

CHiCO はい。歌詞だけでなく、メロディーも新しい曲なので、HoneyWorksさんの“another story”とは違うんですけど、歌っている内容はライブでもすごく人気のある「ラブホイッスル」という曲の別視点。続編みたいなものですかね。チコハニでは初の試みなので、まさかこの曲で!と、私もビックリしました(笑)。

――元々「ラブホイッスル」は女の子が主人公の曲で、バイト先の男の子が好きになりアプローチするけど、どうやら彼女がいるらしく、友達扱いされたまま。だけど恋心は止められない、と悶々としていました。その恋された男の子視点から、同じシチュエーションを歌ったのが、この「ラブホイッスル Alert!」。ここで遂に明らかになった事実が……?

CHiCO えーっ、ほんとは彼女いなかったんだ!と。彼にも、過去のトラウマがあるみたいで、だから気になる女の子にウソをついていたこともわかり、伏線回収がバッチリできます。「ラブホイッスル」を歌い続けてきてきた私も、ここで初めて真相を知りましたし(笑)、ますますこの2人がこの先どうなるのかが、知りたくなってます!

――この曲の中には、「ラブホイッスル」でもお馴染みのフレーズも入っていますから、ぜひ両方併せて聴いてもらいたいですね。そして、さらにビックリしたのが、「ラブホイッスル Alert!」のセリフ部分。いつもならCHiCOさんが、セリフ調で歌いそうなんですが……なんと!

CHiCO 声優の下野 紘さんに、男の子役でセリフを言ってもらっています。これもチコハニ曲では初なんですよ。まさか下野さんと曲で共演させてもらえるなんて!と、私も驚きでした。この記事を読んでもらっている頃には、「くすぐったい。」と「戦場の華」のMVも公開されていると思いますが、「ラブホイッスル Alert!」のほうもMVが作られるかも知れないので、もしかしたら下野さんのセリフがもっと聴けることになるかも……?

――続報を待ちましょう!こうして2枚のシングルのお話を伺うと、CHiCO with HoneyWorksが再始動したんだという実感が、確かなものになってきますね。来年1月に東名阪で開催される再始動初のツアー、“CHiCO with HoneyWorks Zepp tour 2026 『HELLO!!』”が本当に楽しみです。

CHiCO ツアーでは、チコハニとして今までやってこなかった試みを、やってみたいなと。ライブ本編だけでなく、ライブが始まるまでの待ち時間も楽しんでもらえるように、面白いことを考えています。ツアータイトルも、ここからチコハニの2ndシーズンが始まるよ!またよろしくね!という意味で、「HELLO!」のご挨拶の言葉にビックリマークをもう1つ付けました。今回の2枚のシングルで新しく出会ってくれた方、再始動を楽しみにしてくれていた方、幅広い皆さんにツアーに遊びに来ていただけたら嬉しいです!

●リリース情報
19th Single
TVアニメ『キミと越えて恋になる』OPテーマ
「くすぐったい。」
2025年10月29日発売 

【CHiCO with HoneyWorks盤(CD)】

品番:SMCL-966
価格:¥1,500(税込)

【アニメ盤(期間生産限定盤、CD)】

品番:SMCL-967
価格:¥1,500(税込)

20th Single
TVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』OPテーマ
「戦場の華」
2025年10月29日発売 

【CHiCO with HoneyWorks盤(CD)】

品番:SMCL-968
価格:¥1,500(税込)

【アニメ盤(期間生産限定盤、CD)】

品番:SMCL-969
価格:¥1,500(税込)

●ライブ情報
LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks Zepp tour 2026 『HELLO!!』
1月​11日(日) 大阪・Zepp Osaka Bayside
1月12日(月・祝) 愛知・Zepp Nagoya
1月18日(日) 東京・Zepp DiverCity

※チケットはすべてSOLD OUT

関連リンク

CHiCO with HoneyWorksオフィシャルサイト
https://www.chicoxxx.com/

TVアニメ『キミと越えて恋になる』公式サイト
https://www.kimikoe-anime.com/

TVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』公式サイト
https://saihito-anime.com/

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