ここから始まる5人の物語
――Liella!のデビューシングル「始まりは君の空」がリリースされましたが、改めてLiella!としてデビューを飾った今の気持ちを教えていただけますか。
ペイトン尚未 応援してくださっている皆さんの声は、リリース前からSNSなどでたくさんいただいていたんですよね。そこからシングルが発売されたあとに店舗挨拶をさせていただいたんですけど、お店のポップに私たちのことを詳しく書いてくださっていたり、すごく愛のある紹介をしてくださっていて。改めて本当に感謝しなきゃいけないなっていう思いでいっぱいです。
青山なぎさ デビューシングルが発売されてから、応援してくださっている皆さんからSNSを通じて「買いました!」とか「この曲が良かったです」とか感想をたくさんいただいて。こんなに反響があるとは思っていなかったので、とっても嬉しかったですね。あと、店舗挨拶のときにお店に入った瞬間から私たちのデビューシングルがどこでも流れていて、周りを見ても「全部Liella!だ!」って。こんなにたくさん準備をしてくださったのが嬉しくて、恩返しができるように頑張りたいなと思います。
Liyuu リリース日に店舗挨拶に行ったら、どこのお店でも私たちのことを紹介してくださっていて、すごいなあって思いました。そして、応援してくださる皆さんからもいっぱいコメントが来て、「……リリースイベント頑張らなきゃ!」って感じです。
伊達さゆり 発売までの間に徐々に実感が湧いてきたんですけど、発売となると皆さんからたくさんのコメントをいただいて、ちょっと夢のような感情が戻ってきてしまって、実感が湧いていたところがそっちに戻っちゃって(笑)。今はそこからさらに頑張らないとなって想いが強くなったのと、リリースイベントも皆さんの期待以上のものをお届けしなくてはという責任を感じています。
岬 なこ すごくシンプルなんですけど、自分たちの歌が、自分の歌声が色んなところで流れていることに感動してしまって。そこで夢なのか現実なのか、1回頬をつねったりしてみて(笑)。「私の声が聴こえる!」とか、CDやグッズでも私が担当する(嵐)千砂都ちゃんがいて……心から感謝の気持ちでいっぱいです。
――皆さんとラブライブ!シリーズの出会いや本シリーズに対しての印象を伺えますか?
青山 ラブライブ!シリーズはメンバーもキャストも一緒に成長していくというのが魅力だと思っていたので、いざ自分がキャスティングされるとなったときは、私も(葉月)恋ちゃんと一緒に成長していきたいなと思いました。でも初めてのことばかりなので、何からやっていいのかわからないことだらけで。先輩方も最初は得意なこと不得意なことをそれぞれ補い合いながら頑張っていたのだと思うので、この5人でやれば大丈夫だなって安心感がありました。
ペイトン 私がラブライブ!シリーズを初めて知ったのは小学6年生のときでした。当時「第66回NHK紅白歌合戦」でμ’sさんが出られていたのを観たのが最初で、そこで衝撃を受けて。アイドルというものがずっと大好きだったんですけど、私のやりたいことを全部やっているすごく素敵な世界だなって思って、そこからどんどん引き込まれていったんですよね。それでμ’sさんのパフォーマンスを何回も観返して真似して歌っていたんですけど、高校生になったら私もスクールアイドル部に入る!と思って……残念ながら私の高校にはスクールアイドル部はなかったんですけど(笑)。実際にこうやってスクールアイドルとして活動できるとなると本当に夢みたいだなって思いつつも、しっかり自覚をもってやらないとなと思います。
Liyuu 最初に「ラブライブ!」と出会ったのは中1の頃で、まだ(Liyuuの故郷・上海では)アニメはやっていなくて、μ’sさんの4thシングル(「もぎゅっと“love”で接近中!」)が出たときですね。私はアニメも大好きで、歌も大好きで、アイドル系のものも結構好きなので、色んなことをまとめて「ラブライブ!」になっているのがすごい!と思って、一気にハマっちゃいました。ガチファンです(笑)。あのときはまだ“目指す”という気持ちはなく、ファンとして好きなだけでした。
伊達 私は小学5年生ぐらいから「ラブライブ!」が好きでした。学生時代も文化祭の後夜祭で友達がダンスを踊ったりしているのを観て「自分も出たいな」ってずっと思っていたんですよ。でもその舞台に「出たい!」って言う勇気がなかったんです。そういう、「やりたかった」という気持ちで勇気を出してオーディションを受けた私からすると、夢が詰まっている作品なんです。「ラブライブ!」のおかげで友達がたくさんできたのもあって、本当に青春が詰まった作品だなって思います。
岬 私は中学生の頃にゲームがきっかけで「ラブライブ!」を知ったんですけど、実際にキャストの方が歌って踊って、バックにいるアニメーションのメンバーと一体となってパフォーマンスをするというのを初めて観てひと目惚れしまして。当時は今後の進路を決める時期でもあって、そのとき私自身はこれといった夢がなかったんですけど、自分が声優になってラブライブ!シリーズに出て同じステージに立ちたいなっていう大きな夢を与えてくれた大きな存在です。
――そんな皆さんが「ラブライブ!スーパースター!!」に出演が決まり、Liella!として初顔合わせをしたわけですが……。
伊達 初顔合わせは会議室でした。
ペイトン ここです!(笑)。
――今取材しているこの部屋ですか!(笑)。
伊達 はい! みんなとはそこで初めましてでしたね。
Liyuu 私はまだ上海にいたので、リモート参加でした。
――そんな初顔合わせの頃と比べると、現在はグッと距離も縮まったのでは?
青山 レッスンの合間でよくしゃべるようになりましたね。
Liyuu しゃべらなくても、勘でわかるようになったみたいなところもありますね。
ペイトン レッスンの帰り道や移動中に話したりして交流を深めたり。
伊達 最近はずっと一緒にいるもんね。
ペイトン LINEとかでもどうでもいい話をしたり。この前も私もなこちゃんに「ラブだよ」って送りました(笑)。
岬 それはよくある(笑)。
伊達 すごく見てる!(笑)。
岬 年は同じではあるんですけど、すごく美人で、お姉さんオーラというのが滲み出ているような、頼りになるお姉さんがいるなあって思っていたんですけど……(笑)。
青山 「思ってた」って(笑)。
岬 頼り甲斐があって、本当にしっかりはしているんですけども……(笑)。
伊達 「ですけども」?(笑)。
岬 面白い要素がすごくユーモア性がずば抜けている。美人という第一印象があるからこそ、崩れたときのギャップがあって。
青山 ……そんなことないです……(笑)。
五者五様の個性豊かなアイドルたち
――皆さんの仲の良さはよくわかりました(笑)。さて、そんなLiella!で皆さんが担当されるメンバーについて、改めて紹介をお願いします。
伊達 私が担当する澁谷かのんちゃんを最初に見たのは、オーディション最中に公開されたイラストでした。
(c)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
――たしかに自己紹介を見ても少し控えめな印象がありますよね。
伊達 例えばμ’sさんでいうと(高坂)穂乃果ちゃんみたいなリーダー的タイプだと思っていたら全然違くて。彼女は歌が好きなんですけど、歌うことを恥ずかしがっていて、緊張しやすいし自己紹介も苦手というのもあって、「あ、似ているな」って。自分との共通点も新たに見つけられました。
(c)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
Liyuu 私は最初に全員のイラストを見たとき、(唐)可可ちゃんは上海出身なので、「あれっ、この団子髪の子が可可ちゃんかな?」って。最初は千砂都ちゃんのことをクゥクゥちゃんだと思っていたんですよ。そのあと可可ちゃんの最初のビジュアル見て、「あ、伝統的な感じじゃなく、今どきの女子高生だ」と思って、それがめちゃくちゃ嬉しかったですね。
――たしかに伝統的なイメージだとお団子ヘアが思い浮かびます。
Liyuu お団子ヘアとか、小籠包とか(笑)。
(c)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
――岬さんが担当する嵐 千砂都はいかがでしょう。
岬 さっきLiyuuちゃんが言ったように、見た目のインパクトが強い子で。でもちょっと垂れ目だったり満面の笑みが似合うところが愛くるしいといいますか、本当に小動物感があって、きっとこの子はめちゃくちゃ愛される、人当たりが良さそうな子だなって思いましたね。あと「ういっすういっす」っていう挨拶をするんですけど、その通り明るくて元気いっぱいで、踊ることが大好きで、プロフィール通りのイメージがあったんですけど、実際にはただ明るくて天真爛漫なだけではなく、しっかりした子なのかなって思った部分が多々ありました。千砂都はかのんちゃんと幼馴染なんですけど、ドラマパートでは、かのんちゃんが「ちょっと人混み苦手なんだよね」って言ったときにも「大丈夫だよ」って声をかけたり「行こう?」って率先したりとか、一歩引いていつつもみんなとの距離感をしっかりとっている気がしました。
(c)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
――続いてペイトンさんが担当する平安名すみれはどんなアイドルですか?
ペイトン すみれちゃんはショウビジネスの世界で活動してきた、自称“カリスマギャラクシースクールアイドル”です(笑)。見た目は金髪で白ニーハイを履いていて、口調も、「~だわよ」って大人っぽい華やかなイメージがあるんですけど、実は神社の巫女さんというギャップがあるんですよね。決めゼリフは「ギャラクシー」(右指をギャラクシーポーズをしながら)。
(c)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
岬 自然と手が動いてるもんね(笑)。
ペイトン 動いちゃうんですよね(笑)。この前電車の吊り革もギャラクシー持ちになっていて、自分でも「嘘でしょ? すみれちゃんになっている!」って。
岬 すみれちゃんでもそんな持ち方しないよ(笑)。
ペイトン しないか(笑)。あとクゥクゥちゃんにいじられるんですよ。カメラをオフにし忘れてパックしているところが映っちゃったっていうシーンがドラマパートであるんですけど、そこで「すみれはパックおばけ~」って突っ込まれたり、弱みを握られたりします(笑)。
――では最後は青山さんが担当される葉月 恋。
青山 恋ちゃんの第一印象は清楚な感じがあって、自己紹介も「ですます」調なので、おしとやかなお嬢様なのかなって。お母様が設立した学校をより良くしたくて自分で頑張っているというのがあって、正義感があって芯の強い子なんですよね。でもその反面ポンコツな一面もあって、ドラマパートでも遅刻をしてくるシーンがあるんですけど、地元なのにお嬢さまだから土地勘がない(笑)。あとはみんなと仲良くなりたくて、流行を知らないので、かのんちゃんに色々教えてもらったりする健気さがありますね。
(c)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
デビューシングル「始まりは君の空」は突然やってきた!?
――そんなLiella!によるデビューシングル「始まりは君の空」についてお伺いします。この曲を初めて聴いたときの感想はいかがでしたか?
伊達 最初の顔合わせの直後に聴かせていただいたんですよ、サプライズみたいな感じで歌詞を渡されて。「今からですか!?」って。
――心の準備ができていないところで聴いたんですね。
伊達 みんなとも初対面だったので、その喜びを分かち合う前に自分だけでその喜びを噛み締めるというか。あの出だしの音からして「『ラブライブ!』だ! 受け継いでいる!」って感じましたね。「私、本当にメンバーの一員になったんだ」って。皆さんに感謝だなって思いますし、ただひたすらワクワクしました。
岬 まさかいきなり聴けるとは思わなかったので、時が止まりましたね……。
ペイトン 手がプルプルしていて、とりあえず泣くっていう。
青山 私はそのとき聴くのが必死すぎて、歌詞までしっかり追えないぐらいで。「これ、私たちが歌うんだ」っていう気持ちが大きくて、嬉しかった反面、「歌えるかな?」ってドキドキしましたね。
Liyuu 私はリモート参加で聴かせていただいたんですけど、リモートなのでちょっとタイムラグがあって、感動するタイミングがみんなとずれちゃって(笑)。でもその日の夜に音源をデータでもらって一人で聴き直して、「ああ……(感動)」って。
――そしてレコーディングに入るわけですが、完成した曲の歌い分け順にお伺いします。まずは最初の第一声は恋ですね。
青山 私は人生初のレコーディングだったので、スタートの時点で緊張はあったんですけど、歌い込んでいくと楽しくなってレコーディングの空間が好きなんだなって気づきましたね。「私、ここ好きだな」って。緊張もだんだんほぐれてきて、少しずつ感情を出せるようにもなりました。
――続いては可可のパートです。
Liyuu 私は元々ソロの活動もしていたんですけど、スタジオでレコーディングする機会はまだそんなになくて。なのでもちろん緊張しながらだったんですけど、「今回ソロパートあるんだよ」って言われて「めちゃくちゃ嬉しい!」って一気に興奮してテンションが上がりました。
――そこからBメロに入ってすみれのパートになります。
ペイトン この曲がLiella!として始まりの曲になるわけじゃないですか。だから色んな人の期待に応えないとってたくさん練習して、ガチガチに緊張してスタジオに入ったんですけど、「そんな緊張しなくていいよ」って(笑)。「と言われても緊張しますよ~……」ってなって。過去にもレコーディングをしたことはあったんですけど、最初はやっぱり力が入ってしまって、大変でした。
――歌っていくにつれて緊張も解けてきた?
ペイトン 歌うのはものすごく好きなので楽しいという感情はあったんですけど、声に乗せる表情というものが上手く出せなくて、何回も録っていただきながらレコーディングしましたね。
――その次は千砂都になりますね。
岬 最初はど緊張でした、歌をうたうというのは好きではあるんですけど、本当に自信がなくて苦手意識をもった状態でのスタートで。私もレコーディングが人生初めてで、ブースに入ったときはヘッドフォンしているはずなのに自分の心臓の音のほうが大きいという(笑)。ただこの曲を歌いながら自分が励まされている気がして、歌にほぐしてもらっている感覚がありました。あと、ちょっと変な言い方ですけど、「歌をうたわない意識」をしました。
――歌をうたわない、ですか。
岬 歌が苦手なのであればそれがすべて千砂都の言葉であると思って言えばいいんじゃないかなって。歌っているけど歌わないようにって考えると、自分の中でも緊張がほぐれてきて、私が千砂都になって、彼女だったらどうやって歌うんだろう?って考え方シフトすることができてきたんです。
――そして最後にかのんのパートのあと、サビへと移行します。
伊達 私は家に家族がいないときに一人で大熱唱するのが好きで(笑)。それもあって歌っている顔を見られるのが苦手というか、ブースに入って自分の顔を見られるのがすごく恥ずかしくて。最後までなんとかやりきったんですけど、自分を客観的に見てしまって、最初は歌に集中できなかったですね。やっぱり人生初のレコーディングということもあって、ヘッドフォンをつけるのも初めてだし。本当に全部が初めてだったので、「ごめんねかのんちゃん!」って思いながら……。
――レコーディングをしてみた感想は?
伊達 とにかく感情だけは入れてやろうと思って。歌っているときはまだどこが誰のパートになるのか知らなかったんですけど、レコーディングの最後のほうに「落ちサビはかのんだよ」っていうのを言われて。「絶対決めたい!」と思って、歌詞をひたすら分析して「自分だったらどう歌おう?かのんちゃんらしさってなんだろう?って、逆にかのんちゃんだけなので歌い方も変えたり……本当に緊張しましたが、完成を聴いたらあのときは楽しかったなっていう想いのほうが強かったです。
初めてのアニメーションMV
――そんな「始まりは君の空」はラブライブ!シリーズの特徴であるアニメーションMVも公開されています。初めて動くLiella!をご覧になった感想は?
伊達 初めて観たのは「ラブライブ!スーパースター!! Liella!生放送 ~私たち、デビューしました!~」の生放送中だったんですよね。
岬 感想は……感情が追いつかない!(笑)。何よりも自分のメンバーだけじゃなくて、Liella!の5人が踊って表情があるっていうのが衝撃で。「踊ってる! 歌ってる! 自分の声だ!」って。それとメンバーによって個性が出ているのもわかって、「この子はこういう表情をするんだ」「ここでギャラクシー出すんだ」って(笑)。
ペイトン ギャラクシーしていましたね(笑)。
伊達 あと、MVを観る前から私たちもダンスの振り入れをしていたので、「この動きをするんじゃないか……? したー!」みたいな(笑)。
Liyuu 「この振付知ってる!」って。
――そうした表題曲のほかにも、本作には「Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!」が収録。さらに<みんなで叶える物語盤>には「Dreaming Energy」が、<私を叶える物語盤>には「私のSymphony」もそれぞれ収められていますが、改めて歌ってみていかがでしたか?
伊達 「Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!」はおもちゃ箱の蓋を開けたイメージが私にはあって。子供番組で流れているような、小さい子もリズムに乗って楽しめそうな曲だなって。以前ラジオ番組のコメントで応援してくださっている方から「3歳の姪っ子さんと手拍子しています」というメッセージをいただいたときは、世代を問わず盛り上がれる曲なんだなって嬉しかったですね。歌詞も全部前向きで、これを聴いたらテンションぶち上げ間違いなしですね。
ペイトン 「Dreaming Energy」は最初に「Wow Wow♪」って歌うパートがあるんですけど、そこを早くライブで皆さんと一緒にやりたいなって。聴いていると仲のいい友達の顔が浮かんでくるような曲で、私はLiella!のみんなの顔が浮かんできました。ラブライブ!シリーズって“みんなで叶える物語”なので、そういう友情を感じる曲だなと思いましたね。
青山 かわいらしい曲なんですけど、ドラムがすごくドコドコしていてテンション上がるので、私は朝にお散歩しているときに聴きたいですね。普段お散歩をしていると、「今日は何をしようかな?」って考えちゃうので、まさにその通りだなって。私もメンバーの4人のことを思い浮かべて、「みんなでここに行ってみたいな」「Liella!でこういうことをしたいな」って思う曲ですね。
岬 ほかの楽曲は手を弾いたり背中を押したりという印象はあるんですけど、「私のSymphony」は自分自身に対する歌なんじゃないかなって印象を持っています。1つの音符に対して言葉がすごくいっぱい詰まっていて、歌うときも早口になっちゃって苦労した部分もあるんですけど、そのぶん自分の中で溢れてしまうぐらいの悩みや葛藤がぎゅっと詰まっている気がして、どんなに辛くて悩んでしまった今があっても、これから先の自分には笑って思い返せる時が来るんだよ、って自分自身を勇気づける曲だと思いました。
Liyuu 「私のSymphony」は歌詞もリズムも結構早くて、最初もらったときは覚えるのに時間がかかりましたね。なかでも歌詞はラップみたいなところもあって、「そんなに早いの?」ってすごく練習しました。歌詞の意味も理解するのに時間がかかりましたが、今は完成したものを何度も聴き返して、「ここはそういう意味なんだ」って思えるようになりました。
初めてのリリースイベントへ向けて
――そんな1stシングルをリリースしたあとは、5月6日にお披露目となるリリースイベントが行われます。残念ながら今回は新型コロナウイルスの影響で無観客生配信となってしまいましたが、ファンの皆さんの前では初めてLiella!としてライブを披露することになりますね。
伊達 はい! リハーサルはもう始まっていて、今は……どうしよう~!って感じです(笑)。
――さらに7月にはTVアニメの放送も控えているなか、Liella!としてどんな未来を描いていきたいですか?
伊達 まずは目の前のリリイベを成功させたいというのがあります。楽しみにしてくださっている方がたくさんいるので、観てくださる方は絶対笑顔にさせたいなという想いがあります。今回無観客という形になってしまい、正直とても悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、無観客になっても「皆さんを笑顔に元気にさせたい」という想いは変わりませんので、時間を作って観てくださる方に「観て良かったな」という気持ちにさせたいです! そのためには私たちが楽しむことが大切だと思うので、緊張もプラスに考えていきたいです! あと私はTVアニメを観てラブライブ!シリーズにハマったので、「ラブライブ!スーパースター!! 」もTVアニメから入ってくださる方もいらっしゃるんじゃないかなって思うので、TVアニメを観ていただいて自分に置き換えて感動してもらえる作品を作っていきたいなと思います。
Liyuu 今の時点で一番成功させたいことは、リリースイベントを楽しみにしている皆さんに今の時点で一番最高のLiella!をお見せすることだなって思っています。あと自分的には、いつかクゥクゥちゃんと私の故郷、上海でライブをしたいと思っています!
岬 まずはリリースイベントを笑顔で締め括ること。応援してくださる方のなかにはこれまでのラブライブ!シリーズを知ってくださっている方、Liella!から入った方など色んな方がいらっしゃると思うので、これを機にもっともっと応援したいなと思ってもらえるような、TVアニメも楽しみだなって思ってもらえるようなパフォーマンスをしっかりできたらと思っています。あと個人的にやりたいことは、日本全国飛び回りたい! そしてできればみんなでその土地ならではの美味しいものを食べたいです(笑)。そのためにもまずはリリースイベントを笑顔で成功させたいなと思います。
ペイトン 私は色んな場所でライブをやりたいという想いもあるのですが、やはりまずは応援してくださっている方への感謝への気持ちを常に忘れないで活動していきたいなと思っています。応援してくださっているのは当たり前じゃないし、こうやって歌って踊れることも当たり前のことじゃないから、この環境に甘えずに自分たちでしっかり頑張っていきたいですし、感謝の気持ちを忘れずに、私たちと一緒に夢も追いかけ続けて応援してくださる皆さんがLiella!を観て「もっと追いかけたい」「もっと応援したい」「私もLiella!みたいになりたい」って思ってもらえるようなグループを目指します。
青山 私は一般公募から受かったのですが、それは奇跡的なことだと思っていて。なので、受かった時の「嬉しい!」という初心を忘れずにやっていきたいなと思います。ペイちゃんが言ったように感謝の気持ちを忘れずに、今ここの場所にいられるのは普通ではないので1つ1つのことをきちんとやっていきたいですね。画面越しではありますが、リリースイベントは一番最初にLiella!が皆さんにパフォーマンスを披露する場なので、そこで「Liella!っていいな」って思ってもらえるように、自己ベストを出せるように頑張っていきたいなと思います。そこでベストを高くしておけば、あとは上にあがるしかないので!そう思いながら頑張っていきたいと思います。
INTERVIEW & TEXT BY 澄川龍一
●リリース情報
Liella![澁谷かのん(CV.伊達さゆり)、唐 可可(CV.Liyuu)、嵐 千砂都(CV.岬 なこ)、平安名すみれ(CV.ペイトン尚未)、葉月 恋(CV.青山なぎさ)]
アニメーションMV付きデビューシングル
「始まりは君の空」
発売中
[ みんなで叶える物語盤/CD+BD]
品番:LACM-24100
価格:¥4,950(10%税込)
[みんなで叶える物語盤/CD+DVD ]
品番:LACM-24102
価格:¥3,300(10%税込)
<CD>
01. 始まりは君の空
作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:兼松 衆
02. Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!
作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:高木龍一 弦編曲:椿山日南子
03. Dreaming Energy
作詞:畑 亜貴 作曲:廣中トキワ 編曲:Peach
04. 始まりは君の空(Off Vocal)
05. Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!(Off Vocal)
06. Dreaming Energy(Off Vocal)
ドラマパート
07. みんなでお出かけ! ~計画編~
08. みんなでお出かけ! ~集合編~
[私を叶える物語盤/CD+BD]
品番:LACM-24101
価格:¥4,950(10%税込)
[私を叶える物語盤/CD+DVD]
品番:LACM-24103
価格:¥3,300(10%税込)
<CD>
01. 始まりは君の空
02. 作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:兼松 衆
03. Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!
作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:高木龍一 弦編曲:椿山日南子
04. 私のSymphony
作詞:宮嶋淳子 作曲:高木誠司、高慶”CO-K”卓史 編曲:高慶”CO-K”卓史 弦管編曲:兼松 衆
05. 始まりは君の空(Off Vocal)
06. Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!(Off Vocal)
07. 私のSymphony(Off Vocal)
ドラマパート
08. こんにちは! ~澁谷かのん~
09. どうも! ~唐 可可~
10. うぃーっす! ~嵐 千砂都~
11. お待たせしました! ~平安名すみれ~
12. はじめまして。 ~葉月 恋~
<BD、DVD>※全形態共通
「始まりは君の空」アニメーションMV
●イベント情報
Liella! デビューシングルリリースイベント「始まりはみんなの空」
5月6日(木)
開催方法:無観客生配信
生配信開演時間:18:30開演
出演:Liella![伊達さゆり(澁谷かのん役)、Liyuu(唐 可可役)、岬 なこ(嵐 千砂都役)、ペイトン尚未(平安名すみれ役)、青山なぎさ(葉月 恋役)]
内容:トーク&ライブ
配信プラットフォーム:MixBox
アーカイブ期間:2021年5月7日(金)12:00~5月10日(月)23:59
(c)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
関連リンク
『ラブライブ!スーパースター!!』公式サイト
https://www.lovelive-anime.jp/yuigaoka/
ラブライブ!シリーズ公式Twitter
https://twitter.com/LoveLive_staff