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声優、歌手、舞台俳優と多岐にわたり活躍を続ける蒼井翔太が、最新デジタルシングル「薺(なずな)」を配信リリース!来たる2026年1月17・18日に開催される自身初のオーケストラコンサート“蒼井翔太 LIVE Orchestra 2026 Moments”に向けて制作された、大きな節目となる新曲だ。自身が作詞・作曲に携わった壮大かつ繊細なバラードに秘めた想い、そして新たな決意を語ってもらった。
INTERVIEW & TEXT BY 阿部美香
自身初のデジタルシングル「薺」に込めたメッセージ
――今作のタイトルになった「薺(なずな)」は、春の七草の1つとしても知られる植物ですよね?
蒼井翔太 はい。「薺」は皆さん「ペンペン草」という呼び方だと、もっと聞き覚えがあるかもしれないですね。ぶわっと大きく咲く花ではなく、小さくてかわいらしい白い花なんです。でも、その花言葉は「私のすべてを捧げます」という、とても壮大なメッセージを持っていて。この花言葉は、蒼井翔太としてのアーティスト人生や、日頃から僕が歌っている瞬間にみんなに思っていることと、すごくリンクしていると感じていて。いつか「薺」をテーマにした曲を作りたいとずっと思っていました。
――その想いが、来年1月の初オーケストラコンサート“蒼井翔太 LIVE Orchestra 2026 Moments”の開催という節目と繋がって、リリースに至ったと。
蒼井 そうなんです。僕にとってオーケストラコンサートはとても大きな夢だったからこそ、それが叶う瞬間に、みんなにどんなことを歌で伝えたいかな?と考えたんです。もちろん伝えたいワードはたくさん出てくるんですが、やっぱり究極の……自分の心の底から湧き上がってくるものを曲にしたかった。それが「薺」なら込められるなと思ったんですよね。
――楽曲は壮大なバラードでありながら、聴いていると心が落ち着き、癒されるような感覚もあります。
蒼井 タイトルは「薺」ですが、僕の中での楽曲の世界観としては“深海”、海の中をイメージしました。
異例の制作体制とDメロに込めた切なる願い
――楽曲クレジットを拝見して、制作に携わられたクリエイターさんが非常に多くて、驚きました。
蒼井 そうですよね、「PSYCHO:LOGY」以来かも(笑)。実は今回、とても面白く素敵な作り方をしてくださったんです。今まで僕の楽曲を書いてくださってきたクリエイターさんが、リレー形式で1人1人がパーツを作ってくれて、それを繋げ合わせたものを1曲にしてくださったんですよ。ほかにも何曲か新曲候補はあったんですけど、僕はそれを全然知らずに「これしかない!」と選んだら……この曲で。本当に1人1人が僕のことを理解してくれているんだな、と感じて嬉しかったですね。
――そのリレー形式で作られた楽曲に、蒼井さんご自身も作詞・作曲に参加されています。具体的にはどのパートを担当されたんですか?
蒼井 制作スタッフさんから、ぜひ蒼井くんのメッセージも乗せてほしいとオファーをいただいて、Dメロを担当しました。10月にフィリピン・マニラでの“Cosplay Mania 2025”に参加させていただいたとき、リハーサルを終えてホテルに戻る車の中で、歌詞とメロディーを一気に書き上げてしまいました(笑)。
――車の中で!インスピレーションがすぐに湧き上がったんですね。
蒼井 はい。どんなにあなたが深く沈んでしまっても、僕が光になるから手を伸ばすのを忘れないで、と。
――そのメッセージとともに“たとえ僕が…幾千もの 泡になってしまったとしても”というフレーズからは、有名な童話を思い出しました。
蒼井 そう、人魚姫の物語ですよね。人魚姫は愛する人のために自ら決断をして泡になっていくんですが……僕たちアーティストとファンとの関係性においても、そういうことってあり得ると思うんですね。人生は何が起こるかわからないじゃないですか。何かが突然起こり、皆さんの前から泡となって僕が消えてしまうことだって、ないとは言い切れない。もしそんなことがあってもこの歌を信じて、いつまでもこの歌がみんなの光になってもらえますように!という願いを込めました。
――Dメロのメロディーが同じフレーズを繰り返しているのも印象的です。これにも特別な意味が?
蒼井 はい。そこは、これまで僕が変わらずにやってきたポリシーと、それを受け止めてくれる皆さんとの見えない絆で何度も何度も繰り返してきた時間をイメージしています。
――そんなDメロのあとにある“出逢えた意味 生きた証 この「歌」が向かう場所 誰より君に伝えたい”というフレーズもとても胸に残ります。蒼井さんは“この「歌」が向かう場所”はどこだと思っているのかな?と気になりました。
蒼井 うーん……魂でしょうかね。聴いてくださる1人1人の魂、人生ですね。もちろんファンの皆様へのメッセージでもあるんですけど、僕の中ではもっと大きな、魂の愛の歌。これまでの楽曲にも随所に込めてきた想いを、すべて総括したような……魂と魂が呼応しあうような繋がりを感じていただければと。目の前のことに一生懸命になっているときは、この歌のことは忘れているかと思うけど、一人になったとき、ふとした瞬間にこの「薺」の楽曲や、これまで僕が歌ってきた曲のフレーズ、僕の名前が思い浮かんでくれたら、きっとこの歌が生きた証になるし、向かう場所へしっかりと辿り着いている証になるのかなと思います。
歌唱とサウンドへの挑戦~EDMとバラードの融合
――オーケストラコンサートに向けての曲ということで、サウンド面では壮大なストリングスが入るバラードであることは予想していたんですが、意外とポップス感の強い楽曲になっていますね。
蒼井 はい。元々“大きな1曲を作りたい”というリクエストはしていたんですけど、オーケストラをそこまでは意識していなくて。
――なるほど!確かにボーカルも壮大な楽曲を朗々と歌い上げているという感じではないですよね。
蒼井 そうなんです。壮大な楽曲なんですけど、皆様がずっと構えて聴かなくても、すっと心に入ってくるように歌いたくて。想いはしっかり込めながらも、それを“声色に載せない”というのを、意識してレコーディングに挑んだんです。実はレコーディング前日に練習をしていて、思いっきり感情を込めて歌ってみたら……“違う”と思いまして。バラードって、感情を込めて抑揚をつけすぎて歌い上げると、“自己満”になりがちなんですよ(苦笑)。歌っている私を見てほしいとか、歌の技術を見てほしいとか。でもこの曲はそうしたくなかった。聴いた方に、歌から奥深い部分を、聴く人自身に作っていってもらいたい。だからこそ、耳に入ってくるときは、みんなの中にすっと入ってくるように……想いを込めながらも、フラットに聴こえるように歌いたいとディレクターさんにもお伝えしました。
――だからこそ心に染み入る。そんななかでボーカルにエフェクトがかかっているパートがあって、曲の世界観をより深めていますね。
蒼井 そうなんです。ラジオボイス的なエフェクトがフックになっていたり、まるで本当に水の中で歌っているような感覚にもなりますよね。今回は、僕のポリシーとして歌をあえて均一なバランスに聴こえるようにエディットやミキシングで調整して完成してもらったんですが、だからといって、僕の気持ちが入っていないわけではなくて。気持ちを込めた歌が、そのベースにはしっかりあるので、僕の想いを受け取っていただけたら嬉しいです。
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MV制作の舞台裏~水へのトラウマを克服する決意で挑んだ撮影
――デジタルリリース同日に公開されたMVも、非常に幻想的な世界観でした。あの撮影場所はどこだったんですか?
蒼井 元々プールだった場所なんですよ。そこにちょっと水を張ったりして、一体ここはどこにあるんだろう?という、幻想的な空間に作り上げていただきましたね。監督さんにも、先に“海の世界を表現したい”というのは伝えていたので。衣装を白にしてもらったのも、“泡”のイメージ。人魚を象徴するものも入れたかったので、深い悲しみや、些細なことで傷ついてしまうことを表現するために、首に鱗のようなガラスを貼り付けることを思いつきました。
――あれはガラスだったんですね!
蒼井 はい、本物のガラスを砕いて、貼ってもらったんです。
――雨に打たれるシーンも印象的でした。
蒼井 MVのテーマとして水の中を表現したいという僕の思いがありましたが、監督さんからの提案で「雨を降らせる」という演出がありまして。そして「できれば蒼井くんも雨に当たってもらいたい」と。実は、僕は過去に水に溺れた経験があるので、水に当たるとパニックになってしまうというトラウマがあるんです。お風呂も42℃くらいないと入れないし、プールにも入れなくて。でも……トラウマだからといって避けるのは簡単ですけど、完全に克服はできなくても、それに立ち向かうチャレンジをしてみてもいいのかなと考えたんです。だから撮影の最後の最後、もうすべての収録が終わる段階で雨を降らしていただき、水に当たるという決意をしました。
――蒼井さんはよく、毎回何かにチャレンジすることを活動のテーマにしていますが、今回は楽曲的にもMV撮影もまさに挑戦でしたね。
蒼井 はい、雨の撮影中は怖くて目を開けることができなかったですね。しっかりスイッチを入れつつ……撮影はこの曲を流しながらだったんですけど、まぶたの裏にこれまで皆さんと一緒に作ってきたライブの時間や思い出が、ずっと流れてきたんです。だから、気づいたら終わっていました。この曲と、これまでみんなと作った時間に、ものすごく助けられました。寒さも恐怖も感じましたけど、この「薺」という楽曲を完成させたくて、必死でしたね。
初のオーケストラコンサートと蒼井翔太“新章”への展望
――そんな「薺」を、来年1月のオーケストラコンサート“蒼井翔太 LIVE Orchestra 2026 Moments”で聴くのがますます楽しみになりました。オーケストラコンサートは蒼井さんにとって大きな夢だとおっしゃいましたが、改めて想いを聞かせてください。
蒼井 蒼井翔太として歌を歌わせていただいて10何年かが経ち、これまでいくつかの区切りやターニングポイントがありました。今回のオーケストラコンサートは、まさに蒼井翔太のこれまでの“章”が、一つ形となる機会だと思ってます。だからこそ、これまでの感謝と想いをこの曲に詰めて、その次に、蒼井翔太の“新章”が始まる予感……始めたい!という想いもあります。
――ちなみにセットリストはどのように?
蒼井 全体的なコンセプトは、やはりこれまでの感謝なんですけど、セットリストは僕のライブらしくジェットコースターっぽくなるかも?なので、すごく意外なアレンジもあるかもしれません。オーケストラの構成もちょっとずつ変化させたいと考えてます。アレンジ次第では、普段ポップスでは使わない楽器も工夫して使えるでしょうし、2日間の開催なので、日替わりで変化があるかも?リハーサルはこれからですが、僕もすごく期待しています。
――ライブでいえば、2025年の音楽活動でも色々なライブに挑戦されていました。9月には七海ひろきさんとの初コラボライブ〈蒼井翔太×七海ひろき DRAMATIC LIVE “METEORA”〉も話題でした。
蒼井 はい、ライブの挑戦もたくさんさせてもらいました。「“METEORA”」も本当に楽しくて、僕と七海さん、めちゃくちゃ頑張ったんですよ。前半が芝居パート、後半がライブパートでしたが、芝居パートは朗読劇にはしたくなかったので、全60何ページもある台本を覚えて、2人芝居で演じきりました。お互いスケジュールがあるなかで、リハーサルは全4回あったかないかという状況で形にできたのは、相当頑張った証拠だと思います(笑)。「この2人なら安心できる」という、スタッフさんやファンの皆さんからの信頼を得られたんじゃないかな!
――今年後半は海外でのライブも。
蒼井 はい!リスアニ!さんには、台北での“リスアニ!LIVE TAIPEI 2025”でお世話になり、初めてシンガポールでも“Anime Festival Asia Singapore 2025”のステージで歌わせていただけたり、今年は海外とのご縁もたくさんあって、新しいチャレンジをさせていただきました。もちろん日本に遊びに来てくれている海外の方もいらっしゃるんですけど、どうしても来られない方も多いので、待ってくださっている方がたくさんいらっしゃることを自分の目で確認できて、蒼井翔太のことを知ってもらえていること自体に改めて感謝ですよね。海外だと歌をワンフレーズ歌い終わるごとに声が上がったりするのが新鮮で、すごく気持ちが良いです(笑)。
――そして、来年はオーケストラコンサートを経て、蒼井さんの新章がスタートします。チャレンジしていきたいことは何ですか?
蒼井 たくさんありすぎるんですけど(笑)、新章ということでいうと、より一層、自分のアーティスト活動に深く関わっていきたいですね。ライブの演出とかにも。これまでもステージセットや衣装のアイデアは出させてもらってきましたが、これからはもう一歩、自分のやりたいことを提案する挑戦をしてみたいと思ってます。そして、「蒼井翔太ってやっぱり面白いな」と皆さんに興味を持って好きになってもらうことに、チャレンジしていきたいですね!
●リリース情報
デジタルシングル
「薺」
2025年12月5日リリース
01. 薺
作詞:leonn、日比野裕史、 Mio Aoyama, 、小松レナ、松田莉奈、BOUNCEBACK(Blue Bird’s Nest)& 蒼井翔太
作曲:渡辺徹、ナカムラジュンキ、日比野裕史(Blue Bird’s Nest)& 蒼井翔太
編曲:日比野裕史×渡辺徹(Blue Bird’s Nest)
ストリングスアレンジ:清水武仁(Blue Bird’s Nest)
●ライブ情報
蒼井翔太 LIVE Orchestra 2026 Moments
Day1: 2026年1月17日(土) 15:00開場 16:00開演
Day2: 2026年1月18日(日) 14:00開場 15:00開演
会場:立川ステージガーデン
https://www.t-sg.jp/
座種・料金:全席指定 一般:11,000円
注釈付き指定席:9,900円
チケット情報
https://www.shouta-aoi-sp.jp/2026_moments/
問い合わせ:サンライズインフォメーション
0570-00-3337(平日 12:00~15:00
関連リンク
蒼井翔太オフィシャルサイト
https://www.shouta-aoi.jp/
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