【その他の画像・動画等を元記事で観る】
声優アーティスト・伊藤美来が日常で感じたことを切り取り、私らしく文章にしていくエッセイ連載「伊藤美来のmoi!」。
「初めましての方や応援してくれている方にも、表面的な私だけではなく自分の頭の中を見てもらう気持ちで書いていきたい。
そんなオモイを込めて言葉を綴っていきます。
■連載一覧はこちら
小さい頃は料理が大好きだった。嘘じゃない。年を重ねるにつれて料理をしなくなったのだ。こんなことを言うといい子ちゃんぶって……と思われるかもしれないが、小学生の頃はお手伝い好きな少女だった。お料理、洗濯物畳み、お買い物、お風呂洗い。まあ、お片付けだけは苦手だったけど。「みくちゃんがいると助かるわあ」とお母さんに褒めてもらえることが何よりも嬉しかった。その中でも一番好きだったのが料理。料理ができるようになりたくて、お母さんと一緒にキッチンに立ちレシピ本を音読したり、煮物を煮込んだり、盛り付けを担当したりと、お母さんは私にできることからチャレンジさせてくれた。小さな私が料理が上手くなりたいと思ったのは、強い憧れだった。
思い立ったら行動が早いのは今と変わらず、小学生向けの毎月届くお料理本の契約を両親にねだった。「本当にやるの?」と何度も聞かれたけど私は料理上手になりたかったし、何より特典でついてくる、お子様用の調理器具セットが欲しくて欲しくてたまらなかった。小さい私の手にもぴったりサイズの包丁や泡立て器、まな板にゴムベラまで付いていた。届いたときは胸が躍ったのなんの。この相棒たちと一緒に、ごはんもお菓子もたくさん作っていくぞ、と心に決めた。早速料理本の中から作りたい料理を見つけた。初めての料理に選んだのは、難易度MAXのクリームシチューだった。この本の中で一番作りたかった。もちろん食べるのも好きだったし、私の憧れの美少女たちは作中でフリフリのエプロンを身につけ、みーんなクリームシチューをぐつぐつ煮込んでいたから。どうしてもクリームシチューが作りたいの!と無理やりお母さんにゴリ押しし、その日の晩ご飯は「みくちゃん特製クリームシチュー」に決定した。
あの日のことは忘れもしない。お母さんには後ろで見守ってもらいつつも、私はあくまで一人で作りたかったので手は出さないでほしいとお願いした。届いたばかりの自分専用の包丁とまな板を使って野菜を切っていく。お母さんのお手伝いじゃない、夢の一人お料理。楽しくて楽しくてしょうがなかった。初めて作ったクリームシチューはなぜか茶色くて、憧れたホワイトシチューではなかったが、やりきった感はとてつもなかった。上出来とは言えないシチューを食べた家族は「美味しいよ、よくできたね」と褒めてくれた。それからは見守りありの一人お料理で、色んなものを作ったと思う。ポロポロのハンバーグとか、味の濃い焼きそばとか。クッキーもよく焼いた。自分が理想の女の子にどんどん近づいていくようで嬉しかった。
こんなに料理の虜だった私がなぜ料理をしなくなったのか。
↑
えだまめと塩昆布のおにぎり。
湿気ったのりが上手く噛みきれなくていつもぼろぼろする。
関連リンク
伊藤美来 公式サイト
https://columbia.jp/itomiku/
伊藤美来 公式X
https://x.com/InfoItomiku
伊藤美来 公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC5jcW47_Svq9AFkhNLca4EA
伊藤美来 公式Instagram
https://www.instagram.com/itomiku_official/
![【Amazon.co.jp限定】ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~ *Blu-ray(特典:主要キャストL判ブロマイド10枚セット *Amazon限定絵柄) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Nen9ZSvML._SL500_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 豪華版Blu-ray(描き下ろしアクリルジオラマスタンド&描き下ろしマイクロファイバーミニハンカチ&メーカー特典:谷田部透湖描き下ろしビジュアルカード(A6サイズ)付) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Y3-bul73L._SL500_.jpg)








