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ClariS第三章の幕開けから1年。新体制での歩みを経て、3人は再び“リスアニ!LIVE”のステージへと帰ってきた。
INTERVIEW & TEXT BY 冨田明宏
ClariS第三章の幕開けから1年、再び立った“リスアニ!LIVE”の景色
――ClariS第三章初お披露目となった“リスアニ!LIVE 2025”から約1年、先日の“リスアニ!LIVE 2026”は、振り返ってみていかがですか?
アンナ 今年の“リスアニ!LIVE 2026”のリハーサルで、1年前にも見た“リスアニ!”のロゴを目にした瞬間に、「本当に帰ってきたんだ」という気持ちが一気に込み上げてきました。会場は違うのに、そのロゴを見ただけで去年の記憶が鮮明に蘇ってきて。リハの時点で涙が出そうになっていました。1年前は、私たち自身も何もわからない状態で、関わってくださるスタッフの皆さんも「この子たちはどんな子なんだろう?」と思っていたはずで、お互いに探り合いながらのスタートだったと思うんです。でも今年は、心の距離が明らかに近づいているのを感じました。そして迎えた“リスアニ!LIVE 2026”は、当日、急遽3人で髪型を揃えようという話になったんです。スタイリストさんがリボンを編み込んでくださっていて、「せっかくだから3人で揃えよう」って。幕張の周辺は意外とリボンが売っていなくて、かなり探してくださったらしいんです。「絶対にこっちのほうがファンのみんな喜ぶから」って言いながら探し回ってくださったみたいで。これも1年の間に生まれた絆だと思っていて、私たちに向けてくださる愛情が本当に嬉しかったですね。本番は、ステージに立って客席を見ると、3色のペンライトを光らせてくださっている方がいたり、笑顔で手を振ってくれていたり。
エリー そもそも私にとって1年前の“リスアニ!LIVE”は、本当に「信じられない出来事」でした。日本武道館のステージに立つなんて……自分の人生でそんなことが起こるなんて少し前まで考えもしてなくて。あまりに大きな出来事すぎて、「こんなに良いことが私の人生で起きるはずがない!」と本気で思っていたんです。「どうせ夢みたいに、良いところで目が覚めちゃったりするのかな」とか(笑)。実際、ステージが終わった後は衝撃が大きすぎて、あまり記憶がないくらいでした。でも今年は違いました。3人で1年間歩んできた時間があって、そのなかで経験も積んで。冷静にステージを見渡せましたし、お客さんの笑顔もしっかり目に焼き付けることができました。特に「Trigger」での盛り上がりは本当に嬉しくて。去年の“リスアニ!LIVE”はただただ必死だったけれど、今回はちゃんと皆さんのリアクションを体と心で受け止めながらパフォーマンスできた感覚がありました。
クララ 1年前は、エリーとアンナのこともまだ発表されていなくて、私自身「2人を引っ張っていかなきゃ」という責任感がすごく強かったです。
ClariS第三章が動き出した引き金=「Trigger」とは
――パチンコ・パチスロ『リコリス・リコイル』搭載曲「Trigger」は第三章スタートと共に披露された新曲だったわけですが、満を持してついに配信リリースされました。3人にとってこの曲はどのような意味を持った曲でしょうか。
エリー 実はこの曲が、私たちにとって初めてのレコーディング曲だったんです。
アンナ 私もまったく同じ感覚だった(笑)。
エリー そんな気持ちで臨んだレコーディングだったんですが、スタジオにクララちゃんからのお手紙があったんですよ!要約すると「緊張すると思うけど、2人らしく歌ってね」と書いてあって、あの手紙には本当に救われました。あの手紙がなかったら、「Trigger」の歌はもっとガチガチだったと思います。
アンナ この曲は、1年かけて3人で育ててきた楽曲と言えるんじゃないかなと思っていて。最初はどう歌えばいいかわからなかったけれど、ライブで何度も歌うなかで、少しずつ思いが固まっていきました。今では第三章を象徴する1曲になっていると感じています。ようやく配信という形で皆さんに届けられたことも本当に嬉しいですね。ライブでは気づきにくい繊細な表現も音源にはたくさん吹き込まれているので、何度も聴いて感じ取ってほしいなと思います。
クララ アンナの言うとおりClariS第三章を象徴する楽曲であることは間違いないのですが、デビュー当時の私には想像できなかったような、攻めに攻めまくった楽曲だと思います。攻撃的で、エモーショナルで、歌声もかつてないほど力強くて。
3人の関係性そのものが歌われた「タカラモノ」
――対して「タカラモノ」は、ClariSの一般的なイメージにも近いであろうポップで華やかな楽曲ですね。「Trigger」や「Radiant」が『リコリス・リコイル』における戦闘シーンを彷彿とさせる曲だとするなら、「タカラモノ」は日常シーン担当だなと。
クララ まさにそのイメージですよね。(錦木)千束と(井ノ上)たきなの日常が目に浮かぶというか。
アンナ 実はこれも初期にレコーディングした曲なんです。私の中でイメージしていた“ClariSらしさ”に一番近い楽曲でした。3人の声が重なった完成形を初めて聴いた時、「私もClariSのメンバーなんだ」「ここから始まるんだ」という実感が強く湧いた1曲でもあります。
エリー サウンドがキラキラで歌詞もメロディもポジティブな曲って、私にとっては逆に難しく感じて。今まで私の人生で歌ってきた曲の中にない要素でもあったし、どうすればこのキラキラを歌で表現できるんだろう?って、すごく考えたんです。自分が考えているポジティブさから、更にプラスする感覚が本当に大変で。笑顔を作るために頬を上に引っ張って口角を上げるようにして歌ったくらいです(笑)。でも今は、1年かけてClariSとして歌い続けてきたからこそ、自然な笑顔で歌えるようになってきたと思っています。3人でいると自然と最高の笑顔になれちゃうので!
クララ 改めて思いますが、歌詞が今の3人そのものなんですよ。“茶化しあったり、秘密を打ち明けあったり”というフレーズは、まさに私たちの日常。まあ、茶化してくるのはほとんどエリーなんですけど(笑)。
アンナ エリーがクララちゃんを茶化して、私がツッコんで、みんなで笑っているみたいな(笑)。
クララ 本当にそう。この曲は、今の3人の関係性をそのまま映している楽曲だと思います。だからこそ、ライブで披露する姿を見ていただきたい1曲でもあります。
「Radiant」――クララが覚悟を綴った歌詞
「Radiant」――クララが覚悟を綴った歌詞
――そして疾走感に溢れたサウンドが特に印象的な「Radiant」ではクララちゃんが単独で作詞を担当されています。改めてこの歌詞を読んだ時に、ClariSに対するクララちゃんの決意表明のようにも受け取れる歌詞だなと感じました。
クララ スタッフさんから作詞のお話をいただいた時、最初は「本当に私で大丈夫ですか?」という気持ちでした。もちろんやりたい気持ちはあったけれど、自信満々ではなくて。それでも書いてみて、形になったことが自分の成長に繋がったと思います。特にDメロの、“あがいてできた傷は沁みて波を打つ その涙も弱さも明日に預けて”ここももちろん『リコリス・リコイル』について書いた歌詞ではありますが、ClariSのクララとして活動してきた私自身の歩みと重なるたくさん部分があって。歌うと、15年間で経験してきた色々な記憶が蘇ってくるんです。すごく素直な感情が表現されているところもあって少し恥ずかしいけれど、それも含めて今の私とClariSを知ってもらいたいと思って書きました。
――デビュー当時から見てきましたが、クララちゃんは自分から積極的に道を切り開くと言うより、どちらかというと手を引かれてきたタイプだし、そこに少しコンプレックスを持っていたタイプだとも思うんです。でもこの歌詞が今のクララちゃんだとするなら、痛みも知った強いアーティスト像が見えてくる。15年以上の活動がここまでアーティスト自身を強くするんだと、ちょっと感動しています。
クララ 本当にそうですね(笑)。すごく恥ずかしいですが、こういう覚悟が持てたのはエリーとアンナのお陰だとも思っています。
エリー 歌詞を受け取った時、「こんなに熱い言葉を紡がれる方なんだ」と驚きました。いつも物腰柔らかいし、優しいし、本当に女神様みたいなクララちゃんの中に、こんなに強い覚悟が燃えているんだって。
アンナ クララちゃんの声でこの歌詞を聴いた時、他の曲よりもすごく重く響いて聴こえたんですよね。それがクララちゃんの想いなんだなって。“君の後悔振り払い その手を掴むよ”というフレーズは、私たち3人の関係性にもピタリと重なっていて。この曲は3人で歌うことに意味がある楽曲だと感じています。
ClariS第三章初のライブツアーへ
――そして、いよいよClariS第三章初のツアーです。約1年間、様々なイベントや音楽フェス、海外公演を重ねてついに単独公演ですが、今の心境は?
クララ 楽しみ120%と、不安60%で……色々込みで今の心境は180%です!
エリー どういう計算式!?
クララ 待っていてくれたファンの皆さんを120%楽しませるつもりで頑張っているけど、60%はより良いものを届けたい気持ちから来る、「本当にこんなことできるかな……?」という一抹の不安というか。私の中では、今回のツアーは絶対に中途半端にはしたくないという思いがあるので、だからこそ生まれてしまう不安かもしれないですね。でも、ツアー当日には「楽しもう!」が120%になっていると信じています!
エリー 今回のツアーで初めて今のClariSの姿を生で観る方もいると思います。そんな皆さんに「また会いに行きたい」と思ってもらえるライブにしたい。そのために、もっと自分の表現とか魅力を磨いていきたいです。来てくれた全員をまた次のライブに連れて行く気持ちで頑張りたいと思っています!
アンナ きっとワンマンライブを経て、初めて本当の意味で“ClariSのメンバー”としての自覚が芽生えると思うんです。活動を続けるなかで、3人で何でも正直に話し合えるようになり、信頼関係も確実に深まりました。そんな今のClariSだからこそ生み出せるライブをみんなに見てもらうことこそ、最初の大きな目標だったので。「今日来て良かった」と思ってもらえる1日にするために、今はとにかく3人で集中して準備しています。絶対に楽しんでもらえるライブにするので、ぜひ遊びに来てください。
――では最後に。今回の「タカラモノ」にちなんで、3人にとって宝物とは?
エリー 高校生の時に描いた油絵ですね。自分の好きな色だけで構成して描き切った絵で、色々なブルーを使って描いた絵になっています。全部で3枚くらいあるんですけど、私の部屋の必ず目に入るところに飾ってあります。これが私の宝物です。
アンナ 私の宝物は、ペットのウロコインコ、グリーンちゃんです。お仕事とかで「今日は壁にぶつかったな」とか、上手くいかなかったなと思う日があるんですが、家に帰ると必ずつぶらな瞳で待っていてくれるんです!「明日も頑張ろう!」と思わせてくれる、どんな日も私に元気をくれる大切な存在ですね。
クララ 私もやっぱり愛犬は欠かせないですね。もう“生きる意味”というか、あの子のために頑張っていると言っても過言ではないくらい、私にとって原動力なんですけど……もう1つ宝物がありまして。それは一昨年のクリスマスの頃、エリーとアンナがくれたお家の形をしたキャンドルホルダーです。すごくかわいくて、それを見るたびに「守りたい」「頑張ろう」と思えるんです。それが私の宝物ですね。
●配信情報
パチンコ・パチスロ「リコリス・リコイル」搭載曲
「Trigger」
配信リンクはこちら
https://claris.lnk.to/Trigger
「タカラモノ」
配信リンクはこちら
https://claris.lnk.to/Takaramono
「Radiant」
配信リンクはこちら
https://ClariS.lnk.to/Radiant
●ライブ情報
「ClariS -03- 1st TOUR 2026 ~Trigger Anthem~」
2026年4月17日(金)Zepp Haneda(東京)
開場17:30/開演 18:30
お問い合わせ:DISK GARAGE
https://info.diskgarage.com/
2026年4月26日(日)Zepp Osaka Bayside(大阪)
開場 17:00/開演 18:00
お問い合わせ:キョードーインフォメーション
0570-200-888(平日12:00~17:00)
詳細はこちら
https://www.clarismusic.jp/news/archive/?580583
関連リンク
ClariS 公式サイト
https://www.clarismusic.jp/
ClariS 公式X
https://x.com/ClariS_Staff
ClariS 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC-zeaPnxZHE3EcTyVl1fTdw
ClariSオフィシャルTikTokアカウント
ClariSオフィシャルファンクラブ「ClariS Room」
https://claris-room.com/
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