GRANRODEOの最新シングル「Treasure Pleasure」は、現在Netflixで世界全話一挙配信中のアニメ『範馬刃牙』のOPテーマだ。2018年の「BEASTFUL」、2020年の「情熱は覚えている」に続いて、アニメ『刃牙』シリーズとのコラボレーションはこれが3曲目。
過激でぶっ飛んだ肉弾戦を繰り広げる『範馬刃牙』という作品と見事にシンクロする、とてもパワフルなファンクナンバーに仕上がった。

意外にも、リスアニ!WEBには初登場となるKISHOW(Vo)とe-ZUKA(Gt)に、楽曲を聴きながらぜひ読んでもらいたい「Treasure Pleasure」とカップリング曲「青色センセーション」のちょっとマニアックな制作エピソードをたっぷりと語ってもらった!

――最新曲「Treasure Pleasure」は、GRANRODEOにとって32枚目のシングル。『刃牙』シリーズとのお付き合いも長くなってきましたね。

KISHOW そうそう、気がついたらね、意外と長くシリーズに関わらせてもらえてて。

e-ZUKA ありがたいですよね。

――『刃牙』シリーズは、主題歌が流れる作品の予告編が先行公開されるたびに、YouTubeの動画コメント欄に、日本のファンはもちろんですが、海外のアニメファンからコメントがたくさん寄せられますね。他の作品とはまた違う、世界からの期待と熱気を感じるアニメでもあります。

KISHOW そうなんだよね。夏くらいに公開されたノンクレジットOPの動画なんて、もういきなり外国人の方の書き込みから始まってたっていうし。しかも英語だけじゃなくスペイン語?とかロシア語とか、ほんとに世界中から愛されてる作品なんだなというのがよくわかるよね。

――熱狂的ですよね、海外の『刃牙』ファンの皆さんは。

KISHOW ほんとにね。
やっぱり板垣恵介先生が描かれている原作の胆力というのかな? すべてがはみ出しているというか。すごすぎて笑っちゃう、みたいな唯一無二の世界が展開している作品だからね。

――GRANRODEOが担当してきた主題歌についても、日本のファンはもちろん海外からも毎回、予告編やティザー動画には熱いコメントが寄せられていますね。

KISHOW まぁ英語の場合はなんとなく意味はわかるかな。ほかの国の言葉はGRANRODEOという単語以外、わからないけど(苦笑)。

e-ZUKA GRANRODEOの悪口かも知れない! またお前らか!って(笑)。

KISHOW だったらヘコむなぁ(笑)。でも海外のコメントって、シンプルに気持ちを伝えてくれてるのがいいですよ、「Awesome!!」とか。

e-ZUKA ビックリマークや絵文字がめちゃくちゃ並んでたりね。コロナ禍で海外となかなか行き来できない世の中なので、そういう海外の皆さんの応援というのも励みになりますね。僕らがやっているFMラジオの番組(『GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて』/TOKYO FM)でも「Treasure Pleasure」を先駆けてかけさせてもらったんですけど、感想メールもかなり好評でホッとしました(笑)。

――そんな今回の「Treasure Pleasure」はファンクテイストが色濃いグルーヴィーなナンバーになりましたね。
『刃牙』シリーズ1作目の「BEASTFUL」はGRANRODEOのルーツを感じるヘヴィメタル色が強く、前作の「情熱は覚えている」はエスニック色が強く……と、毎回曲調にも様々な変化があります。


e-ZUKA そこはね、GRANRODEOが飽きられないように!というのも大きいんですけど(笑)、「BEASTFUL」は最初でもあったので、まずとんでもなく強い格闘家の話だということを意識して、ハードさやテンポの速さで“戦い”をイメージしてたんですね。第2弾の「情熱は覚えている」は、舞台が中国に移った『大擂台賽編』のオープニングでもあるし、前回とは違う曲調をアニメ側からも求められていたので、振り切った曲に。

――そこでアジアのテイストが強くなったと。さらに「情熱は覚えている」でタブラやシタールといったアジアの民族楽器を使ったイントロは、例えばムエタイ選手だったり、格闘家が花道を通ってリングに出ていく情景のイメージもあったと、以前、e-ZUKAさんはおっしゃってました。

e-ZUKA そうそう。『大擂台賽編』は、ストーリーも格闘家がしのぎを削る大会というイメージでしたからね。

――では今回の「Treasure Pleasure」でファンクをフィーチャーしたのは、どういうイメージからでしたか?

e-ZUKA あえて言葉にするなら……マッチョでダンサブル、ですかねぇ(笑)。同じシリーズでの3曲目ということもあるし、今度はダンサブルでファンキーな曲調はどうだろう?という話が僕らのチームで出ましてね。そもそも格闘家って上半身裸じゃないですか。

KISHOW たしかに。「Treasure Pleasure」のMVに出演してくれた総合格闘家の朝倉海選手だってそうだしね。


e-ZUKA で、上半身裸っていったらレッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)だな!と思って(笑)。初期のレッチリはブラスも入ったミクスチャーサウンドなので、ブラスをぜひ入れようと。

――そのブラスセクションを担当したのは、スガシカオさんやSKY-HIさんなどとも共演し、GRANRODEOの楽曲やライブにも度々参加しているFIRE HORNSの皆さんですね。

e-ZUKA そうですね。僕がブラスサウンドを好きだというのもあるんですけど、せっかくの「バキ」なんでね、ずっと戦ってるようなホーンを入れたかったんですよ。

――たしかに、細かいフレーズをスピーディーにブイブイ吹き上げているところは、ちょっと懐かしく泥臭いソウル/ファンクの系譜を感じますね。

e-ZUKA そうそう、懐かしのマッチョさは意識しましたね。何のタイミングだったか忘れましたけど、1979年にNHKでも放送されたアース・ウィンド&ファイアー(EW&F)の武道館公演の映像を改めて大人になってから観て、すげーな!と思ったんですよ。当時、初期のEW&Fのサウンドにはフェニックス・ホーンというホーン隊が欠かせなくて、曲の始めから最後まで、休むことなくめっちゃ吹いてるんですよ。その後、80年代に入ると、そういう血の濃いファンキーな演奏はダサいとなって……。

――EW&Fも80年代になるとフェニックス・ホーンと決別し、デジタルなダンスサウンドを追求し始めましたよね。

e-ZUKA そうそう。
デジタルの打ち込みのほうがオシャレだという流れでね。でも、ブラスがブイブイいわせている当時のファンクは、すごくマッチョ。この曲にはむしろ、そういうのがいい。ホーンが入ったレッチリもヤンチャなイメージがあったし、「バキ」らしくていいなと。FIRE HORNSにもイマドキなかなかやらない、かなりカロリーの高い演奏をしてもらったんですけど、本人達もやりがいを感じてくれてたらしくて。すごく楽しんで演ってくれましたね。

――途中の「Huh!」の掛け声もマッチョ感出てますしね。

e-ZUKA あの掛け声は、格闘=戦争のイメージで往年のソウルの名曲、エドウィン・スターの「War」へのリスペクトですね。あと今回のサウンドでは、メタリックなギターを入れず、クリーントーンをメインにしてます。

――歪み系のギターサウンドとファンクとの相性の問題ですか?

e-ZUKA ……ってわけでもないんですけどね。例えばエクストリームなんかはファンクメタルで成功してるし、ファンクメタルだとインフェクシャスグルーヴスもいるし。ガチャガチャしたサウンドの中ですごくギターが歪んでいるリヴィング・カラーもいるし……と、ミクスチャーロックってスケーターティストとスラッシュメタルとファンクが融合してたりしますからね。
ただ今回は、いつものディストーションはちょっと抑えめに、レッチリぐらいに収めた感じ(笑)。で、そんなクリーン気味のバッキングを、僕のストラトキャスタータイプの“ZUKAPPER-7”というシグネイチャーモデルで弾いたので、ギターソロも必然的にアーミングをフィーチャーしましたね。ただ、それだけだと懐かしいノリだけになっちゃうので、ギターソロに入る前のホーンセクションのキメはちょっとオシャレにして、マッチョなだけじゃないぞ!と(笑)。

KISHOW そもそもGRANRODEOはマッチョなバンドでもないしね。かといって繊細な線が細い音楽をやってるわけでもないんだけど(苦笑)。

――でもファンクとGRANRODEOは実は相性がいいですよね。既存曲でも「BRUSH the SCAR LEMON」や「CANNON★BALL」といったシングルになっていないファンクナンバーは、ファンからとても人気がありますからね。またKISHOWさんは、ゴリゴリのロックボーカリストのイメージも大きいですが、グルーヴィーなファンクを歌っても絶品で。

KISHOW あ、ほんと? 嬉しいなぁ。もともとブラックミュージックも大好きだしね。

――e-ZUKAさんもそう思われますよね?

e-ZUKA いや~、どうなんですかね。

――え?……思わないですか?

e-ZUKA 逆に、もしKISHOWに似合わない曲があるんだったら、教えてほしいですけどね。


KISHOWe-ZUKA (顔を見合わせて)……うはははっ!!(爆笑)

KISHOW なんだそのかっこいいセリフ(笑)。まぁなんていうのかな、僕は本当に曲調によって歌い方が変わってくるんですよ。自分が(役を演じ分ける)声優だからっていうのもあるのかかも知れないけど、歌に関していえば、僕は音楽畑で研鑽を積んだことがないカラオケ出身だというのは大きいと思う。未だにカラオケでいろんな人の歌を歌うのが好きで、そうすると自分のスタイルがこれだ!というのがないわけですよ。歌詞の世界や曲調で、歌い方がコロコロ変わる。“カメレオン”までは言わないけど、そういうノリはあるかなぁ、自分の中では。

――では「Treasure Pleasure」のボーカルでポイントとなったのは?

KISHOW そうだなぁ……ほかの取材の方からよく指摘されたのは、2番のAメロパートの“ちょいラップ”かな(笑)。

――たしかに“ちょい”ですね(笑)。

KISHOW ラップというほど特別に韻を踏んでいるわけでもなくね。パートとしても短いし。

――例えばシングルだと「RIMFIRE」などが顕著ですが、GRANRODEOナンバーとしては初期から “ちょいラップ”を盛りこんだ曲は時々あったので、そういう意味での懐かしさも感じました。

KISHOW そうなんだよ、今回はラップ風のテイストも曲に合わせてよりファンキーにはなってるけどね。e-ZUKAさんから曲をもらったときも、「久々に来たな!」と思ったな(笑)。

――歌詞はいかがでしたか? これまでの「バキ」ナンバーは、より作品の世界観に寄り添った、好戦的な歌詞になっていましたが、今回の『範馬刃牙』はさらに、主人公の刃牙が父・勇次郎を倒すためにバトルを続けていく、ファンの間では壮大な親子喧嘩の話とも言われているそうですが。

KISHOW そうまさに、超えることのできないと思われていた、絶対的強者に挑戦する話なんですよね。というシナリオを読ませてもらっていちばんによぎったのは、惜しくも若くして亡くなってしまったけど、僕が大好きなNBA選手のコービー・ブライアントと、コービーが憧れて、絶対に彼を超えてやろうと思って挑戦を続けていた相手、マイケル・ジョーダンとの関係。桜木花道と流川楓っていうのもあるけど(笑)。憧れていた存在が目標に変わっていったとか、挑戦することが生きがいだとかいうフレーズは、コービーが思い浮かんでましたよね。イメージがハッキリしていたぶん、歌詞はすごくスムーズに書けた気がしますね。

――歌詞の中に下品な英語のスラングが盛り込まれていたりするのも、過激な『範馬刃牙』らしくて。

KISHOW あぁ、1番のBメロのアレね(笑)。そういう過激なワードも原作に出てくるエピソードをちゃんと踏襲しているので、原作ファンの方はチェックしていただければね(苦笑)。まぁ、そういうのも含めて割と今回は1番の歌詞に、言いたいことは全部詰め込めたかなと思う。

――タイトルにもなっていますが、サビの“戦ってればプレジャーそれがトレジャー”というフレーズも、刃牙らしいですし。

KISHOW うまくハマったよね。e-ZUKAさんはデモ音源をくれるときに、英語のような日本語のような適当な仮の歌詞をつけた “ヅカ歌”をのせてくれるんですよ。それが、サビで“~ジャー、~ジャー”と韻を踏んでて、あ、PleasureとTreasureってどうかな? 挑戦、戦うことこそが喜びで宝物……それだ!とインスパイアされた。それって、GRANRODEO歌詞あるあるで。メロを作る人にとってのベストな響きというのが、自然と湧いている証拠だから、そこはあえて活かす方向でね。

e-ZUKA なので、歌詞印税の何パーセントかを、KISHOWが振り込んでくれる日を待ってます(笑)。

KISHOW あはは! ほかにも“ヒマこいてちゃ枯れんだファイティングカレンダー”とか、韻を踏みながらの言葉遊びもいろいろ入れられたし、歌ってても気持ちがいい曲になったなと。まぁ、ファイティングカレンダーって何なんだ?って話はあるけど……。

e-ZUKA 何だよ(笑)。

KISHOW まぁ……なんだろう、365日、日めくりカレンダーみたいに毎日戦ってるんだ!って造語だよ!(笑)

――聴くだけで力が湧いてくる楽曲が、とてもGRANRODEOらしいと思います。そしてカップリングの「青色センセーション」のほうは……うって変わってタイトル通りのセンセーショナルなGRANRODEOナンバーかと。

e-ZUKA これはですね、明るく楽しい、ライブでも盛り上がれるダンサブルな曲にしようと思って作りましたね。

――一聴して感じたのが、シティポップ感のある80年代アイドル歌謡曲だったんですが。

KISHOW そうそう、歌謡曲っぽくはあるよね。

e-ZUKA 僕の中では、これは『マツケンサンバII』ですね(笑)。♪ジャカジャカジャン、マツケンサンバーの♪ジャカジャカジャンがすごく耳に残るじゃないですか。その感じをリズミカルなストリングスで入れつつ、70年代から80年代のソウルフルな洋楽ダンスナンバーを意識した、賑やかな曲になればいいなという。

KISHOW なるほどね。

e-ZUKA で、今回のシングルは2曲とも、うちのライブサポートをやってくれているベースの瀧田(イサム)さんと、ドラムのSHiNくんに参加してもらってるんですが、瀧田さんなんかは、ストリングスが細かく刻みながら上昇するパートを聴いて、往年の覆面レスラーのミル・マスカラスの入場曲だった「ジグソーの〈スカイ・ハイ〉でしょ?」なんて言ってました(笑)。

KISHOW さすが、プロレスファンの瀧田くん先輩だ(笑)。

――たしかにサウンド全体に、懐かしいディスコサウンドの香りも感じますね。

e-ZUKA で、ちょっとマニアックな裏話になっちゃいますけど、瀧田さんにストリングスを「スカイ・ハイ」っぽいと言われたので、僕も「スカイ・ハイ」を聴き直してみたんです。すると、自分で作ったデモ音源では僕、ストリングスで重厚感を出すために、オクターブ上と下に分けて2声重ねてたんですけど……「スカイ・ハイ」は全部のヴァイオリンがユニゾンで上昇してたんですよ。「あぁ、だから張り詰めた雰囲気が出るんだな」と気づいて、そっちにアレンジを変えました。最近は、全ユニゾンってなかなかやらない。弦のレコーディングの時も、「オクターブにしなくていいんですか?」と聞かれましたけど、「いや、あえてやってるんです」と。ちょっと懐かしい雰囲気をそこでも出せたのは、瀧田くん先輩のおかげ。感謝してます(笑)。

――ちょっとレトロなサウンドにあえてこだわった。

e-ZUKA そうですね。ドラムの音も昔流行ったスネアのバシャバシャしたサウンドが欲しかったから、かなりチューニングを下げた打ち込みでデモを作ったんですが、みんながそれを気に入ってくれて、SHiNくんもスタジオで相当、スネアのチューニングを工夫して叩いてくれましたね。ちなみに、ピアノを演奏してくれたのは、今年リリースした『GRANRODEO Live Session “Rodeo Note” vol.1』のライブにも参加してくれたMAOくんです。

――ではe-ZUKAさんが、ギターサウンドでこだわったことは?

e-ZUKA 僕はライブはもちろん、レコーディングでも大抵マーシャルのアンプを使うんですけど、この曲もクリーントーンでのバッキングなので、曲調にも合わせてフェンダーのThe Twinを使いました。90年代以降に出た、ツマミが赤いやつですね。

――いわゆるフェンダーのクリーンアンプの名器、TWIN REVERBの系譜ですか?

e-ZUKA そうですね。温かみがあって、音もパリーンとしてて良かったですね。マーシャルのクリーントーンって、うまく出すのは実は難しいんですよ。音がちょっと細くなっちゃったりするから。なので、今回はフェンダーがセンセーションだったと(笑)。

――ギターソロも独特の懐かしいサウンドで弾かれていますね。

e-ZUKA あれは、70年代から活躍していたZappというPファンク系のバンド出身のロジャー(トラウトマン)というアーティストが僕、昔すごく好きだったんですね。その彼がソロアルバムでやっていたシンセリードとクリーントーンのギターがユニゾンしているのがカッコ良くて、「青色センセーション」のイントロとギターソロでもやってみた。今聴くと新鮮な感じですよね。

――「青色センセーション」は、夏の思い出を歌った歌詞も懐かしさ、ノスタルジーを感じますね。

KISHOW そう、作ってたのが夏だったからね、夏の残り香的な歌詞に。今もe-ZUKAさんが懐かしの……という話をしてたけど、このメロディのいい意味の古臭さが、僕にまず冒頭の“ため息のソーダ水”という、まさにこれ!というフレーズを連れてきまして。で、その世界観のモデルにさせてもらったのが、元アーティスティックスイミング選手の青木愛さん。青木さんが、外国、ギリシャかな?の海を泳いでいる映像を見つけて、イメージをお借りしたんですよ。ビキニラインとかミスマーメイドというワードもそうだし、“耳に残る声は今でも 少し鼻にかかってて”というのも、青木さんの鼻に掛かった声からイメージしてますね。

――爽やかな海のイメージが、曲調にもジャストフィットしましたね。苦労したところは?

KISHOW 歌詞よりもタイトルかな。やっぱり「センセーション」という言葉はインパクトもあるから使いたいし、懐かしな感じだからあえてダサい感じにもしたい。だからゴロのいい「〇〇〇〇センセーション」という言葉を探したんですよね。歌詞にも「キラメキ」があるから「キラメキセンセーション」とか、「トキメキ」はどうだろうとか、いろいろ。でもネットで検索したら、どれも往年のポップスにあるわけ!

e-ZUKA やってたね~、レコーディングスタジオで。

KISHOW なんだこのセンセーション渋滞は!と。で、次に海が舞台だからブルーの付くフレーズも探したんだけど、どれもピンとこなくて、いっそ「青色センセーション」ならどうだと。これなら絶対、ほかと被らないはず!ということで、ようやく決まった次第ですね(笑)。

――お疲れ様でした(笑)。雄々しい「Treasure Pleasure」に対して、「青色センセーション」はソフトでスウィート、ロマンティックなボーカルスタイルも魅力です。

KISHOW そんなレトロ感も曲に導かれたものかなと。だから、もしこの曲を人前で歌うときは、昭和の歌番組でよくあった、イントロにアナウンサーがナレーションを被せる、みたいなのをやりたいよね。

e-ZUKA あったあった!

KISHOW 「今年46歳を迎えたKISHOWさんが今ハマっているのは、電動チャリで遠出をすることだそうです。それでは歌っていただきましょう、GRANRODEOで〈青色センセーション〉!」みたいな(笑)。

――ぜひ、来年の1月の国立代々木競技場 第一体育館で行われる周年ライブ、“GRANRODEO 15th ANNIVERSARY LIVE 2022 G15 ROCK☆SHOW”と“GRANRODEO LIVE 2022 G16 ROCK☆SHOW”の2daysで……。

KISHOW ええ? そこで!?(笑)。

e-ZUKA あはははっ! 2日間まったく違う内容をお届けする周年のお祭りなので、何が起きるか分かりませんからね。気になる方は、ぜひ遊びにきて、その目で確かめてください!(笑)。

INTERVIEW & TEXT BY 阿部美香



●リリース情報
GRANRODEO
アニメ『範馬刃牙』OPテーマ
「Treasure Pleasure」
10月13日発売

【初回限定盤 (CD+BD)】

品番:LACM-34175
価格:¥3,300(税込)

【通常盤】

品番:LACM-24175
価格:¥1,320(税込)

<CD>
1. Treasure Pleasure
2. 青色センセーション
3. Treasure Pleasure (OFF VOCAL)
4. 青色センセーション (OFF VOCAL)

<BD>
Treasure Pleasure (Music Clip)
GRANRODEO LIVE 2021 “Rodeo Coaster”
2021.5.15 (sat) Zepp Haneda
The Other self
RIMFIRE
変幻自在のマジカルスター
メモリーズ
HEAVEN
慟哭ノ雨
Infinite Love
少年の果て
Punky Funky Love
Glorious days
BEASTFUL
ROSE HIP-BULLET
DARK SHAME
Deadly Drive
TRASH CANDY
愛のWarrior
Can Do
modern strange cowboy

●作品情報
アニメ『範馬刃牙』

Netflixにて全世界全話一挙独占配信中

●ライブ情報
G15 ROCK☆SHOW & G16 ROCK☆SHOW

GRANRODEO 15th ANNIVERSARY LIVE 2022 G15 ROCK☆SHOW
2022年1月14日(金)OPEN 16:30 / START 17:30
会場:国立代々木競技場 第一体育館

GRANRODEO LIVE 2022 G16 ROCK☆SHOW
2022年1月15日(土)OPEN 16:30 / START 17:30
会場:国立代々木競技場 第一体育館

© 板垣恵介(秋田書店)/範馬刃牙製作委員会

関連リンク
GRANRODEOオフィシャルサイト
http://www.granrodeo.net

GRANRODEO ランティスレーベルサイト
http://www.lantis.jp/artist/granrodeo/

アニメ「範馬刃牙」公式サイト
https://baki-anime.jp/
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