アーティストデビュー2周年を迎え、中島由貴が2ndフルアルバム『サファイア』を3月1日にリリースした。本作のテーマは「空」。
INTERVIEW&TEXT BY 逆井マリ
デビューから2年 新たな気付き
――2月からオンラインサイン会が始まってはいますが、アルバムが完成した今のお気持ちはいかがですか?
中島由貴 いよいよ発売なんだ、という気持ちと、サンプルを今日いただいたので、自宅に帰って早く開けたいなという気持ちです。いつもCDを開けるときってワクワクするんですよね。ファンの皆様にも、はやくこのワクワクを楽しんでもらえたらなという気持ちでいっぱいです。
――CDを開封する瞬間ってワクワクしますよね。2周年の生放送のときにも今までのことを振り返られていましたが、デビュー前と今、どのような変化があったと感じています?
中島 作品を通して、キャラクターと一緒にステージに立たせてもらう機会はあったんですけど、完全に1人でという経験はなかったので、はじめは不安な気持ちがありました。でも1stワンマンライブや「アニサマ」(“Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-”)をはじめとしたフェスなどへの出演を経て、少し自分に自信がついたような気がしています。「あ、こんなに楽しいものなんだな」と改めて実感できました。
――じゃあ、今はすごく前向きというか。
中島 そうですね。やりたいことがどんどん増えています。というか、自分で考えなければいけないんだ、って気づきました(笑)。パフォーマンスをするにしても、今までは「キャラクターとしてどう動くか」を考えていたんです。でも自分でパフォーマンスをする場合は、自分で考えなければいけない。というか、「やりたいことをやりたい放題できるんだ!」と(笑)。
――ソロ活動だからこそ自由にできるという発見が。中島さんはダンスが得意だからこそ、パフォーマンス面には特に力が入りますよね。
中島 そうですね。ライブの衣装も振り付けもできるだけ自分のアイデアを入れたいなという気持ちがあります。
――『サファイア』というタイトルは、中島さんの誕生石からつけられたのでしょうか?
中島 実は私がつけたわけではないんですよ(笑)。プロデューサーさんとsky_deltaさんがつけてくれたんです。「色々な意味が入っているよ」とうかがっています。
――サファイアには、誠実さっていう意味もあるんですよね。色や石の意味なども関係しているのかなと思いました。
スタッフ そうですね。サファイアブルーや、石の意味など……実は中島さんの誕生石だと気づいたのは、最後の最後だったんですよ。
中島 そうでしたっけ!?
スタッフ サファイアブルーの色を意識した楽曲を表題曲にしたいということで制作を勧めていたら、「あれ? 誕生石だ!」と。最初は『サファイア』だけだとシンプルすぎるかなとも思っていたんですけど「これしかなくない?」と。
中島 運命的(笑)。
――個人的には『Chapter Ⅱ』の可能性もゼロではないのかなと思っていました(笑)。
中島 ファンの方にはめちゃくちゃ言われたんですよ。『Chapter Ⅱ』じゃないの~?って(笑)。でもそれにしてしまうと、ずっとそのまま続けていかなければいけなくなるので。
――たしかに(笑)。本作のテーマは空。空をテーマにした楽曲はこれまでもありましたが、今回テーマにした理由は何かあったのでしょうか?
中島 これもですね、上からどんっ!て降りてきたんですよ!(笑)。でも個人的には、『Chapter Ⅰ』も「Route BLUE」も白、水色、青を思い出すような曲でしたし、特に『Chapter Ⅰ』は爽やかな曲が多かったので、“次の爽やか”は空だったのかな、と私は思ってます。
スタッフ 補足させていただくと、実はこのアルバムは『Chapter Ⅰ』から繋がっているお話でもあるんです。『Chapter Ⅰ』で上京してきた女の子が、都会で生活してしばらく経って……。そういうときに色々な心情を切り取りやすいのが、どこにでもある空なのかなと。
――「Chapter Ⅰ」のMVでは和歌山の様々な場所で遊んでいた女の子が、あのバックを持って上京して、そして社会に出て……というストーリーなのですね。
中島 「Chapter Ⅰ」から繋がっていることは、「サファイア」のMVで一番感じてもらえるんじゃないのかなと思っています。
――「サファイア」は大人っぽい雰囲気の曲だったのでドキリとしたのですが、そうした背景があったのですね。だからこそMVも大人っぽく。
中島 アルバムの中でも一番大人っぽいですよね。ちょっと大人になった部分も見せられるように、と意識していました。
――「サファイア」を受け取ったときはどのような印象がありましたか?
中島 『Chapter Ⅰ』になかったようなサウンド感で、「これが表題曲になるんだ!」と少し意外でした。スタッフさんとは「スルメ曲になるんじゃないか」なんていう話をしていたんですけど、試聴動画を公開したら「もう、好き!サファイアがいちばん好き!」というコメントをもらって(笑)。みんなこういうのを求めてたんだ!って嬉しかったです。
――年齢感というのは主人公像があるので意識されるポイントだと思うのですが、その繊細な匙加減はどのように調整されているのですか?
中島 声優というお仕事をさせていただいていることによって……なのかは分からないんですけど、「年齢感を少し低めで」などとディレクションいただけると自分的に分かりやすいんですよね。例えば「明るい」という言葉だけだと、いろいろな明るさがあるから、どの明るいが良いのか迷ってしまって。そういう時に「もう少し幼さが必要ですか?」などと尋ねています。そのほうが声の作り方を意識しやすいんです。今回のアルバムでは、ちょっと年齢低めで、と言っていただくことが多かったです。
わたがしのような雲が雨に そしてその雨があがり……
――4曲目の「わたがしわたし」は少しゆるめでおしゃれな雰囲気。セリフっぽい言葉もありますね。
中島 ほかの楽曲と比べると、掛け合いのようなコーラスや、セリフっぽい言葉があります。なめらかさのようなものを意識していました。
――ライブでどう進化するのかが気になる曲です。
中島 私も気になってるところです!雲がテーマなのでふわふわした感じがありつつ、少し跳ねるところもあるんですよね。
――その次の5曲目「雨と、待つ」はこれまでの曲とはまた違った低音ボイスのギャップが新鮮でした。サビ前からは明るくなりますけども。
中島 Aメロは低いんですよね。レコーディング当日はアレンジされる前の楽曲だったので、ド頭のイントロがついていなかったんです。ピアノ単体だけの、低音が響くようなサウンドで。だからこんなにキラキラする楽曲だと思ってなかったんですよね(笑)。歌詞としては「悩んでいてもきっと芽は出るよ」という前向きな内容なのですが、自分としては少し暗めに捉えてしまっていて。暗めにしているつもりはなかったんですけど、それだとちょっと年齢感が上がってしまったようで。だからキラキラ感を意識して歌いました。デモの段階では音数が少なくて、けだるげに歌う印象だったんですけど「そうじゃなくて、もっと前向きな気持ちで、ネガティブさは消してください」と。「え~!いらないの!?」と(笑)。どんよりとした雨じゃなかったんだ、って。
――たしかに雨ってシチュエーションによって違う印象があるものですものね。
中島 私の中で、雨で良い気分になったことがなかったんですよね。だから勝手に、少しどんよりしたイメージがありました。でも「明るい雨もあるよな」って。deltaさんには雨がキラキラ見えていたんだな、と(笑)。違うかもしれないですけど。
――その雨があがるのが、6曲目「雨あがりシンフォニー」。それこそキラキラした曲ですよね。
中島 そうですね、雨が上がったときの水たまりのキラキラ感というか。そこには雨が上がってうれしい、って気持ちも入っていて。この曲も「こんなにキラキラ感が増しているんだ!」と。「サファイア」以外はアレンジ前の楽曲でレコーディングさせてもらっていたので、できあがったときのイメージに驚きが変わりました。
――アレンジが入ると、やはりまったく違うものになるんですね。
中島 そうですね。『Chapter Ⅰ』やシングル「Day of Bright Sunshine」「Route BLUE」と、これまで発表した曲はそこまで変わることはなかったんです。今回はsky_deltaさんに編曲していただいているので、作曲家さんと編曲家さんが違うというパターンの曲が多くて。事前にピアノの音色やキラキラ感を増やすとは言葉では聞いていたんですけど、全曲通して印象が変わった印象があります。だから自分でもびっくりしていますね。
――sky_deltaさんからのサプライズですね。
中島 そうですね(笑)。それと、最初に聴いたときは「歌始まりの曲が多いな」と思っていたんですが、これでも少なくなっていて。「雨あがりシンフォニー」も最初は歌はじまりでした。
情景を思い浮かべながら歌った曲たち
――「Route BLUE」で初めて中島さんの楽曲を手がけられた真崎エリカさんが、8曲目「Purely Magic Hour」、11曲目「スターナイトエデン」の作詞を手がけられています。「Purely Magic Hour」は帰り道の電車で聴きたくなる曲です。
中島 こんなに夕方に聴きたくなる曲が出来上がるとは、と。“帰りの電車内……”という言葉がすごくリアルで、情景がすごく見えやすい印象がありました。電車に立ちながら少し切ない気持ちになりながらも「明日も頑張ろう」と思っているのかなって。この楽曲を聴いていると、電車に乗りたくなります。
――優しい声色ですよね。
中島 アルバム全体的にファルセットや息の成分を多めに、ってことを意識しているんですけど、この曲は優しめ重視でたっぷり歌う感じでしたね。
――「スターナイトエデン」はアップテンポなナンバーですね。おうちにいる風景が思い浮かぶ曲です。
中島 この楽曲も情景が分かりやすくて。“見忘れていたドラマを消化して”というはじまりがOLさんっぽいなと思って。特に“気に入って買ったマグカップ片手に カーテンの向こう側 そうっと踏み出した My ベランダ”という歌詞は完全にその雰囲気だなと。一人暮らしのOLさんが温かい飲み物を飲みながら外を見ていたのかなと、想像しながら歌っていました。「スターナイトエデン」はこのアルバムの中で最初に録っていたので「この曲の主人公はOLさんですか?」と聞いた記憶があります。
――“とぎれたBGM”という歌詞に合わせて、音の演出が本当に途切れてるのも遊び心に溢れていて面白いなと。
中島 無くなりますよね! レコーディングのときはあったんですよ!(笑)。だから「無くなった!」と驚きました。サプライズばっかりで嬉しい。
――「スターナイトエデン」の“空に星がキラリ 街に灯るアカリ”という部分は、「Route BLUE」の“風がさらり”“空がからり”などの言葉と重ねているのかな?と想像してしまいました。
中島 あーたしかに!
――その曲たちの間にある10曲目「スピカ」は、中島さんの星座に関係されているんですか?
中島 そう、私、乙女座なんです!(スタッフに)これって狙っていたんですか?(笑)。
スタッフ これは作詞家さんが狙ってました(笑)。この曲は、「今は何者でもないけども誰かの一等星になりたい」、というテーマで作った曲だったんです。だから「スピカ」でなくても良かったんですけど、そこはdeltaくんが作詞家と相談されたようです。
――狙われてますね(笑)。
中島 狙われてる……! でも自分のパーソナルな部分に重なったところが、個人的にはすごく嬉しくて。もちろんおとめ座がスピカだとは知っていたんですけど、改めてハッとしました。
――歌詞の内容を読んだときも重なるなと感じた部分はありましたか?
中島 この曲はちゃんと悔しい、って気持ちが表れてる曲で。でも負けずに前に進んでいく。自分と照らし合わせて見たときに「似てるな」と思いました。私は落ち込むことはあるんですけど、「このやろう!」って思ったほうがモチベーション高く頑張れるタイプなんです(笑)。でも楽曲を作る時には「私はこういう人で、こういう思いがあって……」というお話はあまりしたことがなくて。もしかしたら読み取ってもらえているのかなあ、と。というか、見抜かれているような気もします(笑)。
――ラストの「空色グラデーション」はコーラスも印象的で、まさにグラデーションのよう。ライブでも盛り上がるであろう、壮大な曲ですね。
中島 この楽曲もコーラスが多くて。「ラララ……」の部分は、ライブで声出しができるようになったらみんなに歌ってもらいたいなと思っていて。情勢的にまだ分からないところはありますけど。
――声出しもだんだんと解禁されてきましたものね。最後はハンドクラップもできますし。
中島 そうですね! 楽しみだなぁという気持ちがすごくあります。この「ラララ……」が気に入っているんです。今までそういう曲があまりなかったので、歌っていただきたいなという気持ちがあります。
――中島さんの場合、デビュー時からずっとコロナ禍でしたし。
中島 そうなんです。盛り上げるときにクラップはしていただいていましたけど、皆さんの声を直接まだ聴いていないんですよね。だから楽しみです! びっくりすることがたくさんあるんじゃないかなって。
――ここからイントロダクションの「twilight」に戻って聴くのが個人的にすごく好きで、ループしてしまいます。「twilight」はどういうコンセプトでサンプリングされているのでしょうか。
スタッフ ループして聴いてもらいたいという狙いがあります。「twilight」は早朝のイメージなんです。「空色グラデーション」の夜明けで終わって、「twilight」で早朝、そして「サファイア」は午前中の青い空……と、時間が進んでいくようなイメージでした。早朝で歌ものというイメージが僕とdeltaくんにあまりなくて。小鳥のさえずりのような、中島さんの声をサンプリングしたものにしました。
中島 オープニングで聴いても良いし、エンディングで聴いてもいいし、っていう。どこにでも当てはまる感じがすごいなって思いました。「twilight」では一部の歌詞をセリフっぽく、ただ読み上げるようにも録っています。どの楽曲の歌詞を歌っているのかを聴いてほしいです。いろいろなパターンを録っていたのですが、誰にも声を掛けていない、ってシチュエーションを意識していました。
――そこは楽しみにしておいてほしいところですね。改めて全曲通して聴いたとき、どのような印象がありましたか?
中島 「Route BLUE」や「Day of Bright Sunshine」が間に入っていても違和感がなかったことにびっくりしました。当時はアルバムのことは考えずに作っていたので、最初はどうなるのかな、って思っていたんです。でも全体を通して、すごく良い一日になっているなって。
初となる東名阪ツアーに向けて
――アーティスト写真とジャケットの撮影では電飾を服に通されたそうですね。
中島 めちゃくちゃこだわってくださって! 元々は電飾を通す予定はまったくなかったんです。ジャケットの撮影をするときに、デザインしてくださった方が「全体を光らせたい!」と。それをどうやったらできるのか、撮影の一週間くらい前、別件のイベントにスタッフさんが来てくださって。そこでセッティングして、試行錯誤してました。撮影当日は常に電飾まみれで撮影しました(笑)。
――ジャケットの表情はクールな雰囲気ですよね。
中島 そうですね。最初、強めな女性っぽいイメージで、とのことだったんです。でもちょっと強すぎたので、微調整して。アーティスト写真ではちょっと微笑んでいるんですけど、初回限定盤や通常盤のジャケットでは“無”な感じを意識しました。
――初回限定盤に付属するBlu-rayには、2022年4月24日に開催されたファーストライブ「中島由貴 1st Live~Chapter Ⅰ~」の模様が完全収録されています。改めて見てどのような印象がありました?
中島 自分の顔が幼くて(笑)。映像をチェックしたときにびっくりしました。3、4年前くらいですか?って思うくらい、今とは雰囲気が変わっていたし、ライブ衣装も少しかわいいものやポップなものが多かったので、そういうところを含めて「めっちゃ若いな!」と思いました。ダイジェストを公開したときにファンの皆さんも「懐かしい!」「すっごい前に感じる!」と感想をいただきました。
――次は初の東名阪ツアー「中島由貴 LIVE TOUR 2023~サファイア~」が控えられています。そこで最新の中島さんの姿を見ることができますね。
中島 どんな衣装や演出で、どんなセットリストになるのか、楽しみにしていただきたいです。
――曲数もだいぶ増えますものね。
中島 そうなんですよ! でもどれも外せないんですよね。アルバムのような感じで1日を表したほうがいいのか、ライブ感のある感じでブロック分けしたほうがいいのか、考えなければいけないことがたくさんあるなと。
――個人的にはアコースティックパートを入れてほしいです(笑)。
中島 ああ! なるほど、良いですね! 去年のクリスマスイベント(12月18日『中島由貴 X’mas イベント2022』@品川インターシティホール)でアコースティクライブをやって、自分でも新鮮で、ファンの皆さんも喜んでくれていたんです。メモしておきます(笑)。
――最終日は「中島由貴 1st Live~Chapter Ⅰ~」と同じ会場であるLINE CUBE SHIBUYAで。
中島 初めてのツアーで、またLINE CUBE SHIBUYAに戻ってこられるので、前回よりも成長した部分も見せられたらなと思っています。今までと歌い方の違う楽曲が盛りだくさんなので、自分的には挑戦です。こんなに息たっぷりで、本番歌えるのだろうかと(笑)。
――中島さんなら絶対に大丈夫です!
中島 ありがとうございます! 体力的な心配はあるんですけど、新しい挑戦だと思って、頑張りたいです!
●リリース情報
中島由貴 2nd ALBUM
『サファイア』
3月1日発売
【初回限定盤(CD+特典Blu-ray)】
価格:¥7,980(税込)
【通常盤(CD)】
価格:¥3,000(税込)
<CD>
M01.twilight
作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M02.サファイア
作詞:環みちる(Hifumi,inc.) 作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M03.うつろいと君
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M04.わたがしわたし
作詞:mekakushe 作曲:グシミヤギ ヒデユキ(Hifumi,inc.) 編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M05.雨と、待つ
作詞:山本メーコ(Hifumi,inc.) 作曲:山本幹也(Hifumi,inc.) 編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M06.雨上がりシンフォニー
作詞:環みちる(Hifumi,inc.) 作曲:宮籐率生 編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M07.Day of Bright Sunshine
作詞:陽茉莉-himari-(Hifumi,inc.) 作曲・編曲:櫻澤ヒカル(Hifumi,inc.)
M08.Route BLUE
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M09.Purely Magic Hour
作詞:真崎エリカ 作曲:原田篤(Arte Refact) 編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M10.スピカ
作詞:山本メーコ(Hifumi,inc.) 作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M11.スターナイトエデン
作詞:真崎エリカ 作曲:本多友紀(Arte Refact) 編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M12.空色グラデーション
作詞:藤村鼓乃美(Hifumi,inc.) 作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
<Blu-ray>
・中島由貴1st Live~Chapter I~<2022.4.24(日)LINE CUBE SHIBUYA>
・ミュージックビデオ
・ミュージックビデオ(ダンスバージョン)
・ミュージックビデオ メイキング映像
・SPOT
●ライブ情報
「中島由貴 LIVE TOUR 2023~サファイア~」
5月6日(土)umeda TRAD(大阪)
5月7日(日)Electric Lady Land(愛知)
5月13日(土)LINE CUBE SHIBUYA(東京)
関連リンク
中島由貴オフィシャルサイト
https://nakashimayuki.com/
息の成分をたっぷり吸い込ませた透明感のある歌声、爽やかさの中に切なさを感じさせる楽曲が、変化していく空模様と、色とりどりの感情を映し出す。その中に既存曲の「Day of Bright Sunshine」(TVアニメ『失格紋の最強賢者』EDテーマ)、「Route BLUE」(TVアニメ『可愛いだけじゃない式守さん』EDテーマ)もしっかりと溶け込み、アルバム楽曲として輝きを放っている。また、新規制作楽曲には気鋭の作家・sky_deltaが携わり、より鮮やかに情景を描き出した。冬晴れの青空が広がる日。笑顔で迎えてくれた彼女に、その想いを聞く。
INTERVIEW&TEXT BY 逆井マリ
デビューから2年 新たな気付き
――2月からオンラインサイン会が始まってはいますが、アルバムが完成した今のお気持ちはいかがですか?
中島由貴 いよいよ発売なんだ、という気持ちと、サンプルを今日いただいたので、自宅に帰って早く開けたいなという気持ちです。いつもCDを開けるときってワクワクするんですよね。ファンの皆様にも、はやくこのワクワクを楽しんでもらえたらなという気持ちでいっぱいです。
――CDを開封する瞬間ってワクワクしますよね。2周年の生放送のときにも今までのことを振り返られていましたが、デビュー前と今、どのような変化があったと感じています?
中島 作品を通して、キャラクターと一緒にステージに立たせてもらう機会はあったんですけど、完全に1人でという経験はなかったので、はじめは不安な気持ちがありました。でも1stワンマンライブや「アニサマ」(“Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-”)をはじめとしたフェスなどへの出演を経て、少し自分に自信がついたような気がしています。「あ、こんなに楽しいものなんだな」と改めて実感できました。
ファンの皆さんに中島由貴の音楽を届けられていることが、今とても幸せです。
――じゃあ、今はすごく前向きというか。
中島 そうですね。やりたいことがどんどん増えています。というか、自分で考えなければいけないんだ、って気づきました(笑)。パフォーマンスをするにしても、今までは「キャラクターとしてどう動くか」を考えていたんです。でも自分でパフォーマンスをする場合は、自分で考えなければいけない。というか、「やりたいことをやりたい放題できるんだ!」と(笑)。
――ソロ活動だからこそ自由にできるという発見が。中島さんはダンスが得意だからこそ、パフォーマンス面には特に力が入りますよね。
中島 そうですね。ライブの衣装も振り付けもできるだけ自分のアイデアを入れたいなという気持ちがあります。
でも今回の『サファイア』に関しては全体的にしっとりとした楽曲が多いので「ライブではどんな振り付けにしようかな?」と今考えているところです。
――『サファイア』というタイトルは、中島さんの誕生石からつけられたのでしょうか?
中島 実は私がつけたわけではないんですよ(笑)。プロデューサーさんとsky_deltaさんがつけてくれたんです。「色々な意味が入っているよ」とうかがっています。
――サファイアには、誠実さっていう意味もあるんですよね。色や石の意味なども関係しているのかなと思いました。
スタッフ そうですね。サファイアブルーや、石の意味など……実は中島さんの誕生石だと気づいたのは、最後の最後だったんですよ。
中島 そうでしたっけ!?
スタッフ サファイアブルーの色を意識した楽曲を表題曲にしたいということで制作を勧めていたら、「あれ? 誕生石だ!」と。最初は『サファイア』だけだとシンプルすぎるかなとも思っていたんですけど「これしかなくない?」と。
中島 運命的(笑)。
――個人的には『Chapter Ⅱ』の可能性もゼロではないのかなと思っていました(笑)。
中島 ファンの方にはめちゃくちゃ言われたんですよ。『Chapter Ⅱ』じゃないの~?って(笑)。でもそれにしてしまうと、ずっとそのまま続けていかなければいけなくなるので。
――たしかに(笑)。本作のテーマは空。空をテーマにした楽曲はこれまでもありましたが、今回テーマにした理由は何かあったのでしょうか?
中島 これもですね、上からどんっ!て降りてきたんですよ!(笑)。でも個人的には、『Chapter Ⅰ』も「Route BLUE」も白、水色、青を思い出すような曲でしたし、特に『Chapter Ⅰ』は爽やかな曲が多かったので、“次の爽やか”は空だったのかな、と私は思ってます。
スタッフ 補足させていただくと、実はこのアルバムは『Chapter Ⅰ』から繋がっているお話でもあるんです。『Chapter Ⅰ』で上京してきた女の子が、都会で生活してしばらく経って……。そういうときに色々な心情を切り取りやすいのが、どこにでもある空なのかなと。
――「Chapter Ⅰ」のMVでは和歌山の様々な場所で遊んでいた女の子が、あのバックを持って上京して、そして社会に出て……というストーリーなのですね。
中島 「Chapter Ⅰ」から繋がっていることは、「サファイア」のMVで一番感じてもらえるんじゃないのかなと思っています。
上京して、ひとり暮らしをしている中、突然お母さんから荷物が届いて。箱を開けたらみかんとチェキが入っていて、そのチェキを使っていろいろな風景を撮りながら「いつもありがとう」というメッセージを送るっていう。その繋がりはエモいと思っています。「Chapter Ⅰ」のMVを撮ったときは、「笑顔多めで」「自然体で」というディレクションをいただいていたのですが、「サファイア」のときは「あまり笑わないで欲しい」と言われていて。だからド頭のリップシンクも笑顔なしで、「キリッと決めた感じで撮りたいです」と。
――「サファイア」は大人っぽい雰囲気の曲だったのでドキリとしたのですが、そうした背景があったのですね。だからこそMVも大人っぽく。
中島 アルバムの中でも一番大人っぽいですよね。ちょっと大人になった部分も見せられるように、と意識していました。
――「サファイア」を受け取ったときはどのような印象がありましたか?
中島 『Chapter Ⅰ』になかったようなサウンド感で、「これが表題曲になるんだ!」と少し意外でした。スタッフさんとは「スルメ曲になるんじゃないか」なんていう話をしていたんですけど、試聴動画を公開したら「もう、好き!サファイアがいちばん好き!」というコメントをもらって(笑)。みんなこういうのを求めてたんだ!って嬉しかったです。
この楽曲は大人っぽさを意識したのですが、その他の曲は優しめだったり、年齢感を引き下げるために細めに出してみたりという、今までにないことに挑戦しています。
――年齢感というのは主人公像があるので意識されるポイントだと思うのですが、その繊細な匙加減はどのように調整されているのですか?
中島 声優というお仕事をさせていただいていることによって……なのかは分からないんですけど、「年齢感を少し低めで」などとディレクションいただけると自分的に分かりやすいんですよね。例えば「明るい」という言葉だけだと、いろいろな明るさがあるから、どの明るいが良いのか迷ってしまって。そういう時に「もう少し幼さが必要ですか?」などと尋ねています。そのほうが声の作り方を意識しやすいんです。今回のアルバムでは、ちょっと年齢低めで、と言っていただくことが多かったです。
わたがしのような雲が雨に そしてその雨があがり……
――4曲目の「わたがしわたし」は少しゆるめでおしゃれな雰囲気。セリフっぽい言葉もありますね。
中島 ほかの楽曲と比べると、掛け合いのようなコーラスや、セリフっぽい言葉があります。なめらかさのようなものを意識していました。
――ライブでどう進化するのかが気になる曲です。
中島 私も気になってるところです!雲がテーマなのでふわふわした感じがありつつ、少し跳ねるところもあるんですよね。
そんな振り付けになるのかなとは思うんですけど、いつも予想とは違うものになることが多いので、まだ分かりません(笑)。
――その次の5曲目「雨と、待つ」はこれまでの曲とはまた違った低音ボイスのギャップが新鮮でした。サビ前からは明るくなりますけども。
中島 Aメロは低いんですよね。レコーディング当日はアレンジされる前の楽曲だったので、ド頭のイントロがついていなかったんです。ピアノ単体だけの、低音が響くようなサウンドで。だからこんなにキラキラする楽曲だと思ってなかったんですよね(笑)。歌詞としては「悩んでいてもきっと芽は出るよ」という前向きな内容なのですが、自分としては少し暗めに捉えてしまっていて。暗めにしているつもりはなかったんですけど、それだとちょっと年齢感が上がってしまったようで。だからキラキラ感を意識して歌いました。デモの段階では音数が少なくて、けだるげに歌う印象だったんですけど「そうじゃなくて、もっと前向きな気持ちで、ネガティブさは消してください」と。「え~!いらないの!?」と(笑)。どんよりとした雨じゃなかったんだ、って。
――たしかに雨ってシチュエーションによって違う印象があるものですものね。
中島 私の中で、雨で良い気分になったことがなかったんですよね。だから勝手に、少しどんよりしたイメージがありました。でも「明るい雨もあるよな」って。deltaさんには雨がキラキラ見えていたんだな、と(笑)。違うかもしれないですけど。
――その雨があがるのが、6曲目「雨あがりシンフォニー」。それこそキラキラした曲ですよね。
中島 そうですね、雨が上がったときの水たまりのキラキラ感というか。そこには雨が上がってうれしい、って気持ちも入っていて。この曲も「こんなにキラキラ感が増しているんだ!」と。「サファイア」以外はアレンジ前の楽曲でレコーディングさせてもらっていたので、できあがったときのイメージに驚きが変わりました。
――アレンジが入ると、やはりまったく違うものになるんですね。
中島 そうですね。『Chapter Ⅰ』やシングル「Day of Bright Sunshine」「Route BLUE」と、これまで発表した曲はそこまで変わることはなかったんです。今回はsky_deltaさんに編曲していただいているので、作曲家さんと編曲家さんが違うというパターンの曲が多くて。事前にピアノの音色やキラキラ感を増やすとは言葉では聞いていたんですけど、全曲通して印象が変わった印象があります。だから自分でもびっくりしていますね。
――sky_deltaさんからのサプライズですね。
中島 そうですね(笑)。それと、最初に聴いたときは「歌始まりの曲が多いな」と思っていたんですが、これでも少なくなっていて。「雨あがりシンフォニー」も最初は歌はじまりでした。
情景を思い浮かべながら歌った曲たち
――「Route BLUE」で初めて中島さんの楽曲を手がけられた真崎エリカさんが、8曲目「Purely Magic Hour」、11曲目「スターナイトエデン」の作詞を手がけられています。「Purely Magic Hour」は帰り道の電車で聴きたくなる曲です。
中島 こんなに夕方に聴きたくなる曲が出来上がるとは、と。“帰りの電車内……”という言葉がすごくリアルで、情景がすごく見えやすい印象がありました。電車に立ちながら少し切ない気持ちになりながらも「明日も頑張ろう」と思っているのかなって。この楽曲を聴いていると、電車に乗りたくなります。
――優しい声色ですよね。
中島 アルバム全体的にファルセットや息の成分を多めに、ってことを意識しているんですけど、この曲は優しめ重視でたっぷり歌う感じでしたね。
――「スターナイトエデン」はアップテンポなナンバーですね。おうちにいる風景が思い浮かぶ曲です。
中島 この楽曲も情景が分かりやすくて。“見忘れていたドラマを消化して”というはじまりがOLさんっぽいなと思って。特に“気に入って買ったマグカップ片手に カーテンの向こう側 そうっと踏み出した My ベランダ”という歌詞は完全にその雰囲気だなと。一人暮らしのOLさんが温かい飲み物を飲みながら外を見ていたのかなと、想像しながら歌っていました。「スターナイトエデン」はこのアルバムの中で最初に録っていたので「この曲の主人公はOLさんですか?」と聞いた記憶があります。
――“とぎれたBGM”という歌詞に合わせて、音の演出が本当に途切れてるのも遊び心に溢れていて面白いなと。
中島 無くなりますよね! レコーディングのときはあったんですよ!(笑)。だから「無くなった!」と驚きました。サプライズばっかりで嬉しい。
――「スターナイトエデン」の“空に星がキラリ 街に灯るアカリ”という部分は、「Route BLUE」の“風がさらり”“空がからり”などの言葉と重ねているのかな?と想像してしまいました。
中島 あーたしかに!
――その曲たちの間にある10曲目「スピカ」は、中島さんの星座に関係されているんですか?
中島 そう、私、乙女座なんです!(スタッフに)これって狙っていたんですか?(笑)。
スタッフ これは作詞家さんが狙ってました(笑)。この曲は、「今は何者でもないけども誰かの一等星になりたい」、というテーマで作った曲だったんです。だから「スピカ」でなくても良かったんですけど、そこはdeltaくんが作詞家と相談されたようです。
――狙われてますね(笑)。
中島 狙われてる……! でも自分のパーソナルな部分に重なったところが、個人的にはすごく嬉しくて。もちろんおとめ座がスピカだとは知っていたんですけど、改めてハッとしました。
――歌詞の内容を読んだときも重なるなと感じた部分はありましたか?
中島 この曲はちゃんと悔しい、って気持ちが表れてる曲で。でも負けずに前に進んでいく。自分と照らし合わせて見たときに「似てるな」と思いました。私は落ち込むことはあるんですけど、「このやろう!」って思ったほうがモチベーション高く頑張れるタイプなんです(笑)。でも楽曲を作る時には「私はこういう人で、こういう思いがあって……」というお話はあまりしたことがなくて。もしかしたら読み取ってもらえているのかなあ、と。というか、見抜かれているような気もします(笑)。
――ラストの「空色グラデーション」はコーラスも印象的で、まさにグラデーションのよう。ライブでも盛り上がるであろう、壮大な曲ですね。
中島 この楽曲もコーラスが多くて。「ラララ……」の部分は、ライブで声出しができるようになったらみんなに歌ってもらいたいなと思っていて。情勢的にまだ分からないところはありますけど。
――声出しもだんだんと解禁されてきましたものね。最後はハンドクラップもできますし。
中島 そうですね! 楽しみだなぁという気持ちがすごくあります。この「ラララ……」が気に入っているんです。今までそういう曲があまりなかったので、歌っていただきたいなという気持ちがあります。
――中島さんの場合、デビュー時からずっとコロナ禍でしたし。
中島 そうなんです。盛り上げるときにクラップはしていただいていましたけど、皆さんの声を直接まだ聴いていないんですよね。だから楽しみです! びっくりすることがたくさんあるんじゃないかなって。
――ここからイントロダクションの「twilight」に戻って聴くのが個人的にすごく好きで、ループしてしまいます。「twilight」はどういうコンセプトでサンプリングされているのでしょうか。
スタッフ ループして聴いてもらいたいという狙いがあります。「twilight」は早朝のイメージなんです。「空色グラデーション」の夜明けで終わって、「twilight」で早朝、そして「サファイア」は午前中の青い空……と、時間が進んでいくようなイメージでした。早朝で歌ものというイメージが僕とdeltaくんにあまりなくて。小鳥のさえずりのような、中島さんの声をサンプリングしたものにしました。
中島 オープニングで聴いても良いし、エンディングで聴いてもいいし、っていう。どこにでも当てはまる感じがすごいなって思いました。「twilight」では一部の歌詞をセリフっぽく、ただ読み上げるようにも録っています。どの楽曲の歌詞を歌っているのかを聴いてほしいです。いろいろなパターンを録っていたのですが、誰にも声を掛けていない、ってシチュエーションを意識していました。
――そこは楽しみにしておいてほしいところですね。改めて全曲通して聴いたとき、どのような印象がありましたか?
中島 「Route BLUE」や「Day of Bright Sunshine」が間に入っていても違和感がなかったことにびっくりしました。当時はアルバムのことは考えずに作っていたので、最初はどうなるのかな、って思っていたんです。でも全体を通して、すごく良い一日になっているなって。
初となる東名阪ツアーに向けて
――アーティスト写真とジャケットの撮影では電飾を服に通されたそうですね。
中島 めちゃくちゃこだわってくださって! 元々は電飾を通す予定はまったくなかったんです。ジャケットの撮影をするときに、デザインしてくださった方が「全体を光らせたい!」と。それをどうやったらできるのか、撮影の一週間くらい前、別件のイベントにスタッフさんが来てくださって。そこでセッティングして、試行錯誤してました。撮影当日は常に電飾まみれで撮影しました(笑)。
――ジャケットの表情はクールな雰囲気ですよね。
中島 そうですね。最初、強めな女性っぽいイメージで、とのことだったんです。でもちょっと強すぎたので、微調整して。アーティスト写真ではちょっと微笑んでいるんですけど、初回限定盤や通常盤のジャケットでは“無”な感じを意識しました。
――初回限定盤に付属するBlu-rayには、2022年4月24日に開催されたファーストライブ「中島由貴 1st Live~Chapter Ⅰ~」の模様が完全収録されています。改めて見てどのような印象がありました?
中島 自分の顔が幼くて(笑)。映像をチェックしたときにびっくりしました。3、4年前くらいですか?って思うくらい、今とは雰囲気が変わっていたし、ライブ衣装も少しかわいいものやポップなものが多かったので、そういうところを含めて「めっちゃ若いな!」と思いました。ダイジェストを公開したときにファンの皆さんも「懐かしい!」「すっごい前に感じる!」と感想をいただきました。
――次は初の東名阪ツアー「中島由貴 LIVE TOUR 2023~サファイア~」が控えられています。そこで最新の中島さんの姿を見ることができますね。
中島 どんな衣装や演出で、どんなセットリストになるのか、楽しみにしていただきたいです。
――曲数もだいぶ増えますものね。
中島 そうなんですよ! でもどれも外せないんですよね。アルバムのような感じで1日を表したほうがいいのか、ライブ感のある感じでブロック分けしたほうがいいのか、考えなければいけないことがたくさんあるなと。
――個人的にはアコースティックパートを入れてほしいです(笑)。
中島 ああ! なるほど、良いですね! 去年のクリスマスイベント(12月18日『中島由貴 X’mas イベント2022』@品川インターシティホール)でアコースティクライブをやって、自分でも新鮮で、ファンの皆さんも喜んでくれていたんです。メモしておきます(笑)。
――最終日は「中島由貴 1st Live~Chapter Ⅰ~」と同じ会場であるLINE CUBE SHIBUYAで。
中島 初めてのツアーで、またLINE CUBE SHIBUYAに戻ってこられるので、前回よりも成長した部分も見せられたらなと思っています。今までと歌い方の違う楽曲が盛りだくさんなので、自分的には挑戦です。こんなに息たっぷりで、本番歌えるのだろうかと(笑)。
――中島さんなら絶対に大丈夫です!
中島 ありがとうございます! 体力的な心配はあるんですけど、新しい挑戦だと思って、頑張りたいです!
●リリース情報
中島由貴 2nd ALBUM
『サファイア』
3月1日発売
【初回限定盤(CD+特典Blu-ray)】
価格:¥7,980(税込)
【通常盤(CD)】
価格:¥3,000(税込)
<CD>
M01.twilight
作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M02.サファイア
作詞:環みちる(Hifumi,inc.) 作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M03.うつろいと君
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M04.わたがしわたし
作詞:mekakushe 作曲:グシミヤギ ヒデユキ(Hifumi,inc.) 編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M05.雨と、待つ
作詞:山本メーコ(Hifumi,inc.) 作曲:山本幹也(Hifumi,inc.) 編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M06.雨上がりシンフォニー
作詞:環みちる(Hifumi,inc.) 作曲:宮籐率生 編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M07.Day of Bright Sunshine
作詞:陽茉莉-himari-(Hifumi,inc.) 作曲・編曲:櫻澤ヒカル(Hifumi,inc.)
M08.Route BLUE
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M09.Purely Magic Hour
作詞:真崎エリカ 作曲:原田篤(Arte Refact) 編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M10.スピカ
作詞:山本メーコ(Hifumi,inc.) 作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M11.スターナイトエデン
作詞:真崎エリカ 作曲:本多友紀(Arte Refact) 編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
M12.空色グラデーション
作詞:藤村鼓乃美(Hifumi,inc.) 作曲・編曲:sky_delta(Hifumi,inc.)
<Blu-ray>
・中島由貴1st Live~Chapter I~<2022.4.24(日)LINE CUBE SHIBUYA>
・ミュージックビデオ
・ミュージックビデオ(ダンスバージョン)
・ミュージックビデオ メイキング映像
・SPOT
●ライブ情報
「中島由貴 LIVE TOUR 2023~サファイア~」
5月6日(土)umeda TRAD(大阪)
5月7日(日)Electric Lady Land(愛知)
5月13日(土)LINE CUBE SHIBUYA(東京)
関連リンク
中島由貴オフィシャルサイト
https://nakashimayuki.com/
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