"国民的美少女"高部あいがコカイン使用で逮捕された事件だが、その後も波紋が広がっている。
10月15日に逮捕された高部は11月13日には処分保留で釈放されたが、先日の「週刊文春」(文藝春秋)11月19日号では高部が現在妊娠しており、その父親は「一部上場企業の御曹司」であることが報じられたのだ。
また芸能界やテレビ界にもその余波は波及している。高部は錦戸亮主演の『サムライせんせい』(テレビ朝日系)に出演していたが、既に撮り終えた高部の出演シーンをカットする対応が行われた。また年末に放映予定だった事務所先輩でもある米倉涼子主演のスペシャルドラマ『大奥』(フジテレビ)にも高部は出演予定だったためドラマ自体のお蔵入りさえ取り沙汰された。
だが、こうしたドラマ関係者以上に戦々恐々としているのが高部の親しい"お友達"たちだといわれている。
高部の交友関係の広さは芸能界でも知られた話だが、人脈はまさに華麗なものだった。
「高部はその取り巻きとして青年実業家や不動産関係者、海外レストランオーナーなど、とにかく多方面の"パトロン"の存在が取り沙汰されていますが、芸能人脈も幅広い。加護亜依とは特に親しく、加護の影響でハデに遊び歩くようになったといわれています」(芸能記者)
加護は"元夫"がクスリで逮捕されたこともあり、一時は警察からマークされたとの情報まであったほど。また他にも逮捕前日一緒に仮装パーティに参加していたグラビアアイドル・森下悠里、赤西仁やKis-My-Ft2といった名前も高部の交遊人脈として名前が挙がっている。
だがそんななか、マスコミの注目を大きく集めた人物がいる。それがプロ野球人気球団の元監督の息子A氏の存在だ。
「高部の逮捕直後、彼の名前が取り沙汰されたのは事実です。
実際、いくつものメディアが高部とA氏の関係、また薬物に関しても取材を行っていた。ところが、現在のところ、全く活字になっていない。
「この元監督は、各社の取材に対し弁護士をたてて『息子のことを一言でも活字にしたら即刻訴える』と通告してきたらしい。実際、過去に元監督のスキャンダルをめぐって訴訟沙汰になったことがあるため、みんなびびってしまったんです」(週刊誌編集者)
普段は、あることないこと書き立てながら、訴訟をちらつかされただけで黙ってしまう。いかにも芸能マスコミらしいエピソードだが、しかし、一方で高部のコカイン所持事件はまだこれから広がる可能性があるともいわれている。
「11月13日に高部が処分保留で釈放されましたが、これは異例のことです。その背景には妊娠初期という高部の体調を考慮したという話もありますが、それだけではない。というのも高部は取調べに対しコカイン所持や使用を全面的に認め、またその入手ルートや自分の人脈についても素直に喋っています。そのため、逃亡や証拠隠滅の恐れがないと判断されただけで、決して無罪放免ではない」
高部ルートから芸能界薬物汚染でさらなる逮捕者が出る可能性もある。
(時田章広)