不倫&ストーカー問題で、経済産業政務官を辞任した中川俊直衆院議員。野党は議員辞職を求めているが、当サイトが予測した通り、安倍政権は政務官辞職と離党だけでことをすませようとしているらしい。



 だが、その中川議員に今度は不倫どころではないスキャンダルがもちあがった。なんと秘書時代に「集団レイプ」まがいの行為をして事件になりそうになったのをもみ消していたというのだ。今週発売の『フライデー』(5/12・19号)が報じている。

『フライデー』が根拠にしているのは、熊本県在住の会社経営者・津山浩氏の実名告発。津山氏は中川議員の父親である中川秀直元官房長官の後援会「明秀会」を立ち上げ、会長をつとめたのだが、その津山氏は、俊直氏がすでにテレビ東京を退社し、父親・秀直氏の秘書になって7年がすぎた08年11月頃、中川事務所でこんな光景を目撃したのだという。

「東広島市の中川事務所には道場のような集会スペースがあるんですが、そこから秀直の怒号が聞こえてきたので、気になって見に行くと、俊直ら5人が横並びに整列していたんです」

 津山氏によると、輪姦事件を知った父親の秀直氏がかかわった息子ら5人を呼びつけ、説教をしていたらしいのだ。


「部屋に入ってきた私に気づいた秀直は声を抑えましたが、俊直の反論はハッキリ聞きました。俊直は『5人で挿入すれば妊娠しないんですよ!』と意味不明なことを叫んでいた」

 そのあと、津山氏は当時の秀直氏の私設秘書を問い詰め、「東広島駅近くのパブで女の子をまわした」「相手は日本人でなく中国か韓国の女性」「女の子は被害届を出したが、もみ消した」という話を聞いたという。

 もちろん、この報道について、俊直議員の事務所は完全否定。永田町からは『フライデー』発売後、「津山氏は中川親子とはトラブルがあって、恨みに思っており、証言は信用できない」などというカウンター情報も流れてきている。

 しかし、『フライデー』は当時の中川事務所で「トラブルシューター」として不祥事の処理にあたっていたとされる現東広島市議の乗越耕司氏を直撃しているのだが、乗越氏は取材に「(俊直の女関係の不祥事は)ようけありすぎてわからん」「(輪姦については)知らないというほうが正解なのかもしれん。でも、コメントは避けたい」と、やけに含みをもたせた回答をしている。


 また、本サイトは俊直議員の政治記者時代から秘書時代の最初の頃までを知る関係者に取材するがことできたが、この人物によると、俊直氏の女グセの悪さは相当なものだったという。

「それこそ記者時代から女性関係のトラブルの噂が絶えなかった。ところが、本人はまったく悪びれてなくて、モテ自慢のように平気でそういう話をするんです。さすがにレイプの話は聞いたことはないですが、何をやっても、親父がもみ消してくれる、というような傲慢さはありましたね。秘書になってからはさらに露骨になって、本当に派手に遊びまわっていた」

 もし、集団レイプが事実なら、二股不倫やストーカーどころではない。議員辞職が当然なのはもちろん、こんな人物を衆議院議員、そして政務官にまで就任させた自民党の世襲体制と安倍首相のコネ優先人事を徹底的に批判する必要がある。

(編集部)