
コロナ感染で入院した自民党の石原伸晃元幹事長に対する「上級国民」批判が止まらない。先日の記事(https://lite-ra.com/2021/01/post-5770.html)で紹介した批判以外にも、こんなツイートが拡散されている。
〈無症状の上級国民石原伸晃が入院したため、どこかの入院を待っていた重症だったかもしれない人が入院できませんでした。そのせいで亡くなった、亡くなるかもしれません。 これが命の選別ですよ。 トリアージなら伸晃は緑タグです。緑タグ入れるために赤タグの人が押し退けられたかも。 そういうこと〉
〈伸晃、国民が命を懸けてベッドの空きを待ってるさなか無症状でも即入院この国狂ってる。この上級国民であれば自宅でも十分隔離での療養できるでしょう?多分複数の部屋あるでしょうに!〉
〈石原よ!知ってるか?お前が即入院できた一方で、いくつもの病院から拒否され、たらい回しにされている現状を。お前は自民党のお偉いさんだから特権を当たり前のように振りかざしているが、国民はしっかり目をあいてるぞ〉
〈熱もないのに優先入院したようですが、自民党は特権階級なのですか?〉
〈入院どころか、【自宅に放置】されている庶民が何千人といるのに! 国会議員の特権だと思っているような人に国民の命は預けられない! 石原一族は貴族なのか? 〉
たしかに国民が怒るのも無理はない。先日の記事でも言及したが、こうしたケースでは、検査を受けられた人や入院できた人を責めるのではなく、むしろ、すべての人がすぐに検査を受けることができる体制、症状や既往症がある人はすぐに入院し、治療につなげることができる体制を政府に求めていく、というのが本来あるべき姿勢ではある。しかし石原氏のケースは、一般国民とあまりに扱いが違いすぎるのだ。