
「よかった~。危ねえ...」A.B.C-Z・河合郁人が4級昇格で特待生はく奪の危機回避
今回は特待生一斉査定が行われ、特待生5級のA.B.C-Z・河合郁人、名人4段の立川志らく、句集出版を目指す永世名人の東国原英夫が登場。俳人・夏井いつき先生から「プレバトのランキング席」という季節感ゼロの変則的なお題が出され、東国原は「超高難度ですよ! 落としに来てるな?」と絶句。志らくも「お題を見た時に何かの間違いかと思った」とびっくり仰天。

もし降格すれば特待生はく奪となる河合は「だんだんキスマイのバーターみたいになっている...。結果をそろそろ残したい!」と絶体絶命のピンチに追い込まれた。
<1ランク昇格 特待生5級 → 4級>
デビュー曲1位行きつけの新蕎麦
A.B.C-Z 河合郁人
「僕たちA.B.C-ZはCDじゃなくて、DVDデビューだったんですよ。3年後にCDデビューして1位になった朗報を聞いて、うれしくて蕎麦を食べに行ったんです」
5・7・5の定型ではなく、難易度の高い17音の破調句で勝負。志らくが「とても良い感じがするけど、5級の人が難しい詠み方をして、果たして上にあがれるのか?」と疑問を投げかけると、過去に4級からの降格を経験している河合も「そうなんですよね...」と心配そうな表情に。しかし、"1ランク昇格"が告げられ、河合は「よっしゃー!」「(4級に)戻った!」と満面の笑み。
夏井先生は「まずは5・7・5をきちんとやって欲しい気持ちはありますが、この句の場合は(破調が)うまくいきましたね!」と高く評価。「"デビュー曲1位"で状況がポンと分かる。"1位""行きつけ"と『い』の韻のリズムで展開され、派手なところに着地するのかと思ったら"新蕎麦"ですよ。苦労しながらデビューして、やっと1位にという落ち着きの部分が味になっていた」と解説し、「常に自分の実感を詠んでいってください!」と激励。内心では特待生はく奪の不安に怯えまくっていた河合は「よかった~。危ねえ...」と冷や汗を拭っていた。

「ついに来たか!」永世名人・東国原英夫に初ボツ&シュレッダーの洗礼
志らくは「歯車の音が聞こゆる秋の空」で"現状維持"になり、永世名人になってから5回連続で"掲載決定"を勝ち取っている東国原が「東国原のお手本」を披露。まだ一度もボツになっていない東国原は「今回はチャレンジなんですよ。心の叫びをぶつけてみた」と手ごたえをアピールした。
<ボツ 残り18句>
怖るるな最下位怖るるな夜長
東国原英夫
「夜に俳句を考えていると最下位が浮かぶんですよ。恐怖心でまた余計に委縮してきて...。助詞をどうしようかと迷路にハマったり、また夜が長いんですよ」
俳句作りの孤独な葛藤を詠んだ東国原は「分からないと思うよ。

夏井先生は「気持ちは分かりますが、"最下位"という言葉が詩の純度を少し落としている。何の分野なのか、ちょっとだけ明確にしませんか」と添削に着手した。
<添削後>
怖るるな詩を怖るるな長き夜を

「"俳句"と書くと狭まるので"詩"にします。恐れないで詩にぶつかっていきましょう。長い夜を一緒に戦っていきましょうという句になります」
劇的添削に感動した東国原は「(添削後の句は)掲載できないんですかね?」と質問。MCの浜田雅功が「掲載しちゃダメでしょ!」と即答したが、「めちゃめちゃ良い句だから...」と未練たらたら。ついに人生初のシュレッダー送りを食らい、目の前で句を粉々にされた東国原は「御大(梅沢)の気持ちが分かった。切ないですね...」と意気消沈していた。
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さて、次回10月28日のお題は・・・

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