■1位もまさかの...凡人評価
お題は翌日の2月9日にちなんだ「焼肉」で、俳句査定に集まったのも市川紗椰や棚橋弘至ら"肉が大好物"と公言する面々。中でも「家族での外食の7割が焼肉」という渡辺満里奈が最高得点を獲得した。
★凡人1位!57点
タン塩を頬張る視線春愁(しゅんしゅう)の吾子 渡辺満里奈
「家族で焼肉に行った時に、小さい頃は楽しそうに話していた子どもが思春期で会話も少なくなってきて、視線が下を向いていて。"春愁"には青春期の憂いっていう意味もあるみたいなので、その思いを込めて詠みました」
今回の挑戦者の中ではもっとも高得点だったものの、50点台で残念ながら凡人評価。前代未聞の才能アリ不在に浜田も「なんやねんコレ!1位も凡人って!」「これオンエアします⁉」とブチギレ!だが夏井先生は淡々としたもの。「優先順位3までなら、だいたい17音で収まるんです」とコツを伝授し、「春愁」「吾子」「タン塩」を残してすっきり添削!
<添削後>
タン塩を頬張る春愁の吾子よ
「こうなれば"才能アリ"と言ってあげられたと思いますよ」と夏井先生。"凡人"から"才能アリ"にランクアップした一句に、スタジオからも感嘆の声が上がった。
■初デートの思いを込めた一句もバッサリ添削
2位に入ったのは、日本ハンバーグ協会公認"ハンバサダー"を務める笠原秀幸。「焼肉」のお題に妻・北原里英との思い出を詰め込んだ。
★凡人2位!55点
ハラミ食(は)む君の笑顔や春の恋 笠原秀幸
「告白したのも焼肉、初デートも焼肉なんです。初デートの記憶をいろいろ思い出して、一番覚えてるのはやっぱり妻の笑顔だったな...と」
幸せオーラ全開の笠原だが、夏井先生は「詩歌の世界では"君"は恋愛対象。しかもハラミ食べてるんだし、笑顔に違いないよ。"や"も無駄な詠嘆でしたね」とバッサリ添削。"初デート"というキーワードから「ちょっと初々しい感じを入れましょうか」と、凡人句を爽やかな恋の一句に生まれ変わらせた。
<添削後>
ハラミ食む君と春待つ恋ひとつ
「こうすると詩のにおいがしてくるでしょ?」と夏井先生。劇的添削に笠原&北原も「ステキ!」「可愛い!」と手を取り合って喜んでいた。
■さすが永世名人!フルポン村上らしい一句
才能アリ不在に加え、梅沢富美男特別永世名人の「春愁の一人焼肉持て余す」も夏井先生に「説明くさい」と一刀両断された今回。そんな中、ただ一人添削ナシの高評価を受けたのは、永世名人の村上健志(フルーツポンチ)だった。
★句集掲載決定!残り17句→16句
スッカラの窪みは浅し春の宵 村上健志
「"春の宵"は夜が始まって間もない時間帯のことなんですけど、その時間帯と窪みの浅いスプーンってなんか...相性よさそうじゃないですか?」
夏井先生も「焼肉の写真からこういうモノをちゃんと引っ張り出してくる。これは俳句を作る上で大事な態度です。そしてカメラがグッと寄って行ってスプーンだけがアップになっていく。これぞまさにポンチ君(村上)ですよね」と、村上の俳人らしい視点を絶賛した一句。やっと出た本日の合格句に、浜田も「素晴らしい!」と惜しみない賛辞を送った。
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