「自分すら感動させるために」Mr.Children桜井和寿がニューアルバム『産声』に込めた想いと、飽くなき探究心<日曜日の初耳学>
2年5か月ぶり22枚目のオリジナルアルバム「産声」をリリースしたMr.Childrenの桜井和寿が3月22日放送の「日曜日の初耳学」に登場。ヒット曲の制作エピソードや、自身のミュージシャンとしての原点をじっくり語った。
「普段からすごい人だなと思う人がいたら(歌い方を)研究します」と、今注目しているシンガーの名を挙げる場面も。日本を代表するボーカリストとなった今も歌うことに真摯に向き合うその姿勢に、視聴者から感嘆の声が続々と上がった。

■「自分すらも感動させるためには"何も意識しない"が大事」
「自分すら感動させるために」Mr.Children桜井和寿がニューアルバム『産声』に込めた想いと、飽くなき探究心<日曜日の初耳学>


この日は、MC・林修を聞き手にじっくり語った2時間半の独占対談ロングインタビューの前半を放送した。
Mr.Childrenといえば、1990年代に10曲のミリオンヒットを飛ばし、アルバムは90年代、00年代、10年代と3年代連続ミリオン達成という国民的バンド。276万枚を売り上げた「Tomorrow never knows」について「(作った場所が)名古屋だったこともあり、"金のしゃちほこ"という仮タイトルで。僕がつけたんじゃないですよ!」「(サビの一節は)ジョギングで自分が走っている状況と重なって書いてる部分はあります」と打ち明けるなど、今回のトークでは、Mr.Childrenの作詞作曲のほぼすべてを手掛けてきた桜井からヒット曲の制作秘話が続々と飛び出した。

歌詞を思いつくシチュエーションについて「ランニングだったりサウナだったり、苦しくて何も考えられない時に浮かんでくることが多いです。ふとした時に、何かがこぼれて落ちてくるような...」と告白。

曲を作るため意識的に"材料探し"をすることはないといい、「曲を作る時、経験値で"この方が響く、フックになる"と考えることはあるんですけど、それを自分がやった途端に自分で冷めていくところがあって。自分すらも感動させるためには何も意識しないっていうのが大事です、僕にとっては」とも打ち明けた。

「産声」の収録曲「Again」は、大ヒット中の日曜劇場「リブート」の主題歌。この曲が主題歌に決まった経緯について、「主題歌であることを前提に書いた作品ではないんです。
アルバムのデモ用に曲をいくつか作っていて、歌詞も90%今の状態で書いていたんです。ドラマの制作の方々は『ミディアムテンポのバラードをお願いしたい』ということだったんですけど、僕は脚本を見て、何だかバラードではない気がする、と思って。たまたまぴったりの曲があるからこの曲を聴いてみてください、とデモの段階で聞いてもらったのが『Again』だったんです」と舞台裏を打ち明けた。

■B'z稲葉浩志が登場!対バンライブの舞台裏エピソードを披露
「自分すら感動させるために」Mr.Children桜井和寿がニューアルバム『産声』に込めた想いと、飽くなき探究心<日曜日の初耳学>


そして話題は、そんな桜井をもってしても"曲が浮かばなかった"という2020年のコロナ禍へ...。ライブもできなかった当時を振り返り、「本当に無力だなと思いました。俺、誰のためにもなってない、って」といい、「その中でB'zさんから声をかけていただいて、2バンドでライブをやれた時はすごく解放されたというか」と、"伝説のライブ"と言われる2021年の対バンライブ「B'z presents UNITE #01」を振り返った。

番組では、そのB'zのボーカル・稲葉浩志がVTRでコメントを寄せるサプライズも。稲葉が対バンライブを振り返り「桜井さん、サッカーやってるじゃないですか。当日会場に行くと、早くから会場に入ってサッカーボールを持っていろんなところをウロウロしてる桜井さんの目撃談をけっこう聞いて、ああやっぱりやってるんだなと。同じステージに立って、やっぱり体力あるなと思いましたね。サッカーをやっているだけあって」と、桜井のサッカー好きに驚いたエピソードを披露。

桜井は「昔は、本当にサッカーの試合をしてたんです。
アリーナって体育館なんで、上の方に練習用の体育館があったりするところもあって。そういうところに対戦相手も連れてきてくださって、うちのスタッフと対戦して、その後にリハーサルして...」と、驚きのエピソードを打ち明けた。

■桜井和寿が"憧れるアーティスト"は?「あんな声出してみたい」

デビューから34年を経ても、変わらぬ情熱で音楽に向き合う桜井。林が「昔に比べて歌い方で変わっている部分はあるんですか?」と尋ねると、「いっぱいありますけど、今は時代的にピッチとか正しい音楽が主流だから、きれいな音楽に寄せていくべきじゃないかと思ってる自分が、今はいたりします。ひたすら研究と練習と...ぐらいです。研究めっちゃします」と返答。

林が「具体的に研究されたアーティストは?」と質問すると、「(B'zの)稲葉さんもそうですし、ONE OK ROCKのTakaくんとか、Mrs. GREEN APPLEの大森(元貴)くんとか、普段からすごいなと思う人がいたら『あんな声出してみたいな』と思うので。シンガーとしての身体能力の高いボーカリストに憧れる面もありながら、同時に吉田拓郎さんとか、ちゃんと言葉が伝わるタイプのボーカリストも同時に憧れます」と、貪欲に学び続ける姿勢をのぞかせた。

■大切にしている母の教え「人生プラスマイナスゼロ」

「母親から"人生プラスマイナスゼロ"っていう言葉をすごく刷り込まれていて。良いことがあれば、良いことの反動でいつか悪いことが起こるんじゃないかっていう、素直にいいことを喜べないようなところと、逆に、悪いことがあればこれから良いことが起こるっていう、悪いことが起こるとワクワクしてくるみたいな、そういうところはありますね」と打ち明けた。

じっくり語ったインタビュー第一弾に、視聴者からも反響が続々。「桜井さんの歌詞に対する思いがしっかり聞けて嬉しい」「こんなに売れている方なのにまだまだ表現者として成長しようとしていることに尊敬しかない。
だからトップなんだな」「憧れるアーティストをこうしてテレビで何のてらいもなく言えるのって本当カッコいい。それに、桜井さん、あなたも皆の憧れです」「コロナ禍、ミスチルの曲に救われた。そういう人はたくさんいたはず!"誰のためにもなってない"なんて謙虚すぎる」といった声であふれていた。

また、TVerでは<インタビュアー林修 Mr.Childrenスペシャル第1夜>を見逃し配信中。名曲制作秘話に加え、桜井がギターを始めた原点のエピソードや、病気による活動休止期間中に生まれた名曲エピソード、現役現代文講師にしてMr.Childrenの大ファン・林修が3時間かけてまとめた歌詞考察とそれに対する桜井の感想など、貴重なトークが視聴可能だ。

(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2026年3月22日放送より)

無料見逃し配信はTVerで2026年4月19日(日)まで
インタビュアー林修・Mr.Children 桜井和寿スペシャル 編!

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「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
公式HPはこちら。

「自分すら感動させるために」Mr.Children桜井和寿がニューアルバム『産声』に込めた想いと、飽くなき探究心<日曜日の初耳学>
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