明日はプレバト!!放送500回3時間SP【俳句夏の他流試合×水彩画×スプレーアート】
放送500回を祝した3時間SP!名人・特待生が天才キッズと激突する「俳句 夏の他流試合スペシャル」、猛暑をもっと熱くする激闘「夏の水彩画コンクール」、「スプレーアートコンテスト」の3本立て!「俳句」では、特別永世名人の梅沢富美男、永世名人の千原ジュニア、名人10段の中田喜子、特待生4段の蓮見翔(ダウ90000)ら『プレバト!!』チームが、夏井いつき先生が一目置く天才キッズたちと対決! 昨年の対決では惜しくも敗北しており、「今回こそは!」とリベンジを誓う『プレバト!!』チーム。果たして、勝利の女神はどちらに輝いたのか?収録後『プレバト!!』チームの4人と夏井先生にインタビュー。
天才キッズと対決してみての感想や、番組500回を迎えての思いを語ってもらいました。

明日はプレバト!!放送500回3時間SP【俳句夏の他流試合×水彩画×スプレーアート】

――天才キッズとの対決はいかがでしたか?

梅沢:対戦相手の子供たちの俳句は、僕らがどんなに努力しても思いつかない。物事に対して、それだけ素直なんでしょうね。そんな時期が僕にもあったんでしょうけど......年齢を重ねることで、どんどん違う方向へ行っちゃったというか(笑)。今75歳なのですが、今になってもう1度自身の人生を振り返ることができました。もう一度勉強させていただいたような気分です。素晴らしいアイデアばかりでした。

中田:今まで多くの方々と競ってきましたが、小中学生との対決が一番力が入ってしまいます。子供ならではの本当に素晴らしい発想を持っていて、彼らの俳句を見て「うわっ!」と思わず声が出てしまいました。

千原:発想ももちろんすごいのですが、それを俳句に抑え込む技術の方が、僕は怖いです。梅沢さんは「努力しても思いつかない」とおっしゃいましたが、僕はまだ若いので(笑)。年齢に抗って勉強して、今後も大いに発想を膨らませていきたいと思っています!

蓮見:度胸もすごいですよね。
思い付いたとしても「自分だったら表現できただろうか?」ということがたくさんありました。あの年齢で、見て感じたものを言葉にして世に出す方法を知っていることの素晴らしさを感じました。

――小中学生と対決するにあたり、いつもと違った工夫などはされましたか?

梅沢:工夫というよりも、僕たちは大人ですから。「大人」という枠組みから外れてはいけないんですよ。しかし、そこがダメなところでもあって、「自分は大人で、相手は子供」と思っていると、発想は膨らみません。もし次回、また対決することがあったのなら、その枠組みから飛び出さなければいけないと思いました。正直、今回の対決までは「こっちは大人なんだよ。人生経験が違うんだ!」という気持ちで俳句に取り組んでいました。実際には、年齢は俳句には関係ないんです。枠組みから外れることを学ばせてもらいましたね。

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中田:事実、私は前回の対決で負けていますからね。今回は、自分も小学生になったつもりで肩の力を抜いて挑みました。
パッと浮かんだものを、素直に表現してみようと。もう10年近く『プレバト!!』で俳句を作らせてもらっていますが、今までで一番肩の力を抜いて詠んだ句になっています。

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千原:僕は普段通りに作りましたが、やはり子供の発想力以上のものを飛ばさなければいけないと思ったら、飛ばし過ぎてしまい......リングから出ちゃいました(笑)。

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蓮見:『プレバト!!』チームでは僕が一番学生さんたちに歳が近かったのですが、ピュアさみたいなところは勝てないと思ったので(笑)。学生さんたちが経験していないであろう、例えば一人暮らししている時に思ったことなど、"大人の孤独"を武器に戦いました。

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――皆さんにとって『プレバト!!』とはどんな存在?

梅沢:僕の場合は第1回から出演させてもらっていたので、一緒に歴史を歩んできた『プレバト!!』が500回を迎えたことはとても嬉しいです。

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中田:この番組に出演しなければ、俳句を詠みたいという気持ちにすらなっていなかったと思うんです。出演して思うことは、まず「日本語は美しい」ということ。それを17音で言い切ることは、セリフを覚える強弱にも似ているような気がしていて。ご年配の方から小学生まで、さらに九州四国など遠い地方の方にもたくさん楽しんでもらい、応援をいただいています。

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千原:この番組がなければ、僕の人生においてメモ帳を買うことも、スプレーで壁に絵を描くことも、消しゴムに彫刻刀を入れることもなかったと思います(笑)。人生を豊かにしてくれた番組ですね。


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蓮見:僕は10年前、18歳の時にこの番組を初めて見てからずっと「いつか出たい」と思っていました。昨年初めて出演し、俳句で特待生になったのですが、なった後の方が大変で。いろんなジャンルで書く作業はしているのですが、作った段階でここまで手応えがあるかどうかがわからないのは俳句くらいです。しかし、すごく楽しいですね。

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――500回を振り返ってみて、夏井先生は番組にどのような思いを抱いていますか?

夏井:最初の頃は、皆さん恐ろしく下手でした。その中でいうと、梅沢さんの俳句は光り輝いていたんです。詞心があるというか、五七五の調べがわかっているというか。役者としての教養のために長年俳句を詠んでいる方なのだと、最初は本当にそう思いましたから。まさか番組に無理やり(俳句を)やらされているとは(笑)。すばらしいスタートダッシュを切った訳ではありませんが、着々と積み重ねていっています。イライラすることも言うから喧嘩もしますけど(笑)、本当に素晴らしいと思っています。

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――中田さんや千原さん、蓮見さんについても聞かせていただけますか?

夏井:中田さんは収録が終わったら必ず私のところへ走って来て、今日の俳句はどこが良かったか/悪かったかを聞いてくるんです。
別のパターンも用意していて「こっちを出していたらどうなっていましたか?」と聞いてきたり、裏ですごく努力されている方。コツコツと真面目に努力した人には、間違いなく俳句の筋肉がついています。よく番組でも言っていますが、「俳句は才能ではなく筋肉」。お2人のようにコツコツ積み上げることは、"俳筋力"を付けることにとても重要なことだと思います。

ジュニアさんは、最初は訳のわからない句を作っていました。17音にとにかく自分の言いたいことをぶち込んで、17音を自爆させるという(笑)。この2人(梅沢&中田)との違いは、17音の器の大きさを量っているところ。「ここがちょうどいいんだ!」とわかった瞬間、いきなり上手になるんです。容量の大きさがわかってからはコツコツ型だとわかり、相当褒めましたよね!「コツコツ勉強する人は好きです」と伝えたら、すごく嫌がっていましたが(笑)。一時期、ジュニアさんが助詞にハマったことがあって、それが素晴らしかったので講習会に例として使わせてもらっています。

蓮見くんは、いきなり出て来たのですが、リアリティは最後にあることをちゃんとわかっている人。それが最初に俳句から伝わってきました。
俳句の小さな器に細部をほんの一匙乗せるだけで映像は作れるんだと、最初からわかっていた。珍しい新人ですね。特待生になって苦しんでいるのは、先輩の型や発想を学び、俳句は簡単じゃないと知ったからだと思います。

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放送500回を祝した3時間SPは、明日8月14日(木)よる7時から放送します。名人・特待生が天才キッズと激突する「俳句 夏の他流試合スペシャル」、猛暑をもっと熱くする激闘「夏の水彩画コンクール」、「スプレーアートコンテスト」の3本立て!「水彩画」のお題は"人気有名人"。辻元舞・倉中るな・松田悟志らがカリスマあふれるスターを描く!「スプレーアート」の舞台は"海の家"。夏のワクワク感いっぱいの作品続出で、順位も波乱の予感!?是非皆さんでご覧ください!!
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