特殊詐欺被害を未然に防いだとして、大阪の「関西みらい銀行・平野中央支店」の落田陽代支店長と板場千香子課長に平野警察署長から感謝状が贈られました。全解約するという顧客の申し出に「違和感」を抱いた”とっさの判断”です。



警察によりますと今年4月、70代の顧客男性から「投資信託を解約したい」と電話がありました。解約を希望したのは約8000万円余りの投資信託で「利益を確定したい」と話していたということです。

対応した2人は、男性のこれまでの取引状況から、急に全て解約したいという点に『違和感があった』として、詳しく話を聞くことに。

すると、「解約する」と話していた男性が迷う様子を見せていったん帰宅。再び来店した際に、男性が「スマホを忘れた」と焦る様子を見せたことから、”誰からの電話を待っているのか”と尋ねました。

すると男性は、「警察を名乗る人物から『事件への関与が疑われている』などと言われて(現金を)株や金などの安定資産にしておいた方がいい」と説明されたと、銀行員に明かしたというのです。

支店長と課長は男性に「警察がそのようなことを言うはずがない」と説明し、詐欺に気づくよう促しました。

今回男性に対応して感謝状を受け取った板場課長は、「これまで大事に貯めてこられたご資産が流出してしまうのは、お客様にとって本当に大変なこと。それを止められる一番近い立場にある銀行の仕事として、お客様を守りたい。」と話しました。

平野警察署によりますと、今年1月から5月31日までの速報値で、特殊詐欺の認知件数は管内で19件、被害額は約3000万円にのぼっています。不審な電話などがあれば、すぐ相談するよう呼びかけています。

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