「おもいこみ 僕は安全 それ危険」-IPAが情報セキュリティ標語を発表
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、2014年1月の呼びかけとして、「第9回IPA情報セキュリティ標語・ポスター・4コマ漫画コンクール2013」の標語部門の優秀賞作品「おもいこみ 僕は安全 それ危険」を発表した。

同機構は、昨年発生した情報セキュリティに関する事案の中で、金銭被害につながる可能性が高いという点で、とくに一般利用者に影響が高いと考えられるものとして、「インターネットバンキング利用者を狙った不正送金」、「過去の流行時の約2倍の件数に上るウェブ改ざん」、「偽の警告画面を表示させてクレジットカード番号を入力させる『偽セキュリティソフト』などの手口」、「スマートフォンのワンクリック請求アプリ」の4つを紹介。


このうち3点が1年前と重複しているが、その3つの手口が2013年に入ってさらに深化、巧妙化したことに着目すべきだという。その上で、被害に遭わないためには「セキュリティソフトのウイルス定義ファイルを最新に保つ」、「OSやアプリを最新版に更新する」、「年に一度は普段使用しているメーカー以外の無料ツールでウイルスチェックを行う」の3点を挙げ、これらの対策を行うことが必須ではあるが、それに加えて「自分は大丈夫だ」という思い込みを捨てて日頃から用心するという心がけも重要であると呼びかけている。


発表資料

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