【文游明朝体 作例】詩集の本文目次

~由来や歴史、開発経緯など~            
「文游明朝体」について

文游明朝体は「時代をこえる普遍性を具えた造形美と可読性を標榜する日本の明朝体をつくる」というコンセプトにもとづいて作り出されたフォントです。字游工房で開発され、モリサワでの提供は2021年に開始されました。小説などの文学作品で、本文を美しく組むことを目的として開発されています。


~書体の特徴からポイント、使われ方まで~            
「文游明朝体」の特徴

文游明朝体の骨格は、日本での文字の起源などを背景にした伝統的なデザインです。横線が明朝体としてはやや太めであることも特徴で、オフセット印刷での安定感のある “黒み” が実現されています。

ひらがなは平安時代の古筆をもとにしながら設計されており、優雅さを感じさせます。漢字やカタカナも、それぞれ固有の骨格が尊重されていて「漢字は漢字らしく」「ひらがなはひらがならしく」「カタカナはカタカナらしく」デザインされたフォントです。

~書体の活かし方やプロの視点~            
制作デザイナーの解説コメント

作例は基本に忠実に縦組みでデザインしましたが、文游明朝体のように普遍的かつ丁寧に設計された美しい書体は、横組みでも問題なく組めそうです。ルールやセオリーに縛られることを恐れず、自由な発想で使うとまた新しい視点やテクニックが生まれるでしょう。


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日本文学の本文を美しく組むには? 情緒を感じさせる表現との相性が抜群の「文游明朝体」
●書体名:「文游明朝体」●書体の分類:「明朝体」●カテゴリ:「信頼感」「上品」よく使われるシーン本文、書籍、雑誌、小説、詩集、散文

~書体スペックや収録製品~            
「文游明朝体」の書体情報

日本文学の本文を美しく組むには? 情緒を感じさせる表現との相性が抜群の「文游明朝体」
【文游明朝体】書体見本
日本文学の本文を美しく組むには? 情緒を感じさせる表現との相性が抜群の「文游明朝体」
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日本文学の本文を美しく組むには? 情緒を感じさせる表現との相性が抜群の「文游明朝体」