顔にかかった影をなくしてしまうと、立体感もなくなって表情がのっぺりしてしまうことがあるので、完全に消すことはあまりないかと思います。
*Lightroom Classic画面で解説しますがLightroom CCも基本的には同様の操作で補正可能です。
*Lightroom Classicは、記事公開時点で最新のバージョンを使用して解説しています。お使いのバージョンによってはツールの名前やパネルに表示される項目などが変更されている場合があります。
■使用する機能「マスクツール(人物を選択)」「露光量」「コントラスト」「ハイライト」「シャドウ」「白レベル」「黒レベル」「色温度」「彩度」
目次- 1.全体の明るさを調整する
- 2.人物・パーツごとにマスクを作成する
- 3.マスクを利用して影を補正する
1.全体の明るさを調整する
まずは、Lightroom Classicで元の写真(図1)を読み込み、画面上側の[現像]を押して(Lightroom CCではディテール表示に切り替えたあと[編集]を選択)、現像モジュールを開きます。今回の写真は子どもふたりを撮影したものですが、コントラストが強くて肌が白飛びしています。直射なので仕方ありませんが、鼻の下に落ちている影などもけっこう気になります。
2.人物・パーツごとにマスクを作成する
全体の明るさを補正したら、[基本補正]パネルのすぐ上にある5つのアイコン(ツールストリップ)のうち、いちばん右にある[マスク]ツールをクリックします(図3)。
3.マスクを利用して影を補正する
人物の肌部分の影を補正していきます。先ほど作成した[マスク1]が選択された状態のまま(図17)、影が目立たないように[トーン]パネルで[シャドウ]のスライダーを右に、[ハイライト]や[白レベル]のスライダーを少し左に、[コントラスト]も少し左に動かして弱めます(図18)。
●構成:編集部 ●構成+制作+写真:谷本夏[studio track72] ●編集:山口優











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