【花牡丹 作例】鉄道会社のリーフレット目次

~由来や歴史、開発経緯など~             
「花牡丹」について

TypeBankブランドの「伝統書体シリーズ」の1つで、漢字は台湾のArphic Typesで開発され、かな文字はタイプデザイナーの今田欣一氏がデザインを手掛けました。隷書の伝統的な佇まいを踏襲しながらも、新しい時代に対応できるようなデザインに仕上げられています。

~書体の特徴からポイント、使われ方まで~             
「花牡丹」の特徴

隷書は波磔(はたく)と呼ばれるうねりのような筆勢が特徴ですが、花牡丹はそれを強調しすぎずに抑制をきかせてあります。また、かな文字は、同じく隷書に特有の平べったい扁平の字形も強調せず、風合いを損ねない程度に正方比率に整えられています。


これらのデザインにより、漢字・かな・英数字がなじんだ安定感のあるフォントです。全体的に字面は小さめで、品のある穏やかな雰囲気を感じさせます。

~書体の活かし方やプロの視点~             
制作デザイナーの解説コメント

作例で使った花牡丹は、柔らかく、ぽってりして可愛らしいフォントです。同じ伝統書体シリーズの花胡蝶はエッジが利いていて格好良く、花蓮華は両者の特徴が共存したスタンダードな印象です。どのフォントも共通して「和」でレトロな印象なので、イメージに合わせて使い分けると良いでしょう。

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品のある穏やかな雰囲気を感じさせる「花牡丹」で味わい深いレトロなイメージを表現
●書体名:「花牡丹」●書体の分類:「筆書体」●カテゴリ:「レトロ」よく使われるシーン書籍、絵本、ロゴ、印章、リーフレット、ポスター、商品パッケージ

~書体スペックや収録製品~             
「花牡丹」の書体情報

品のある穏やかな雰囲気を感じさせる「花牡丹」で味わい深いレトロなイメージを表現
【花牡丹 DB】書体見本
品のある穏やかな雰囲気を感じさせる「花牡丹」で味わい深いレトロなイメージを表現
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品のある穏やかな雰囲気を感じさせる「花牡丹」で味わい深いレトロなイメージを表現
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