産業⽤インクジェットプリンタ/カッティングプロッタ/3Dプリンタを取り扱う株式会社ミマキエンジニアリングは、現在はプラスチックを主な素材としているインクカートリッジを紙製にして販売することを発表した。

紙製カートリッジの第1弾のインク製品は、「SS21ソルベントインクカートリッジ(容量440ml)」。
同社のJV/CJVシリーズ・インクジェットプリンタで利用されている製品で、日本市場向けの製品を対象に2023年3月から出荷が開始される。

「SS21インク」には、これまでポリプロピレン樹脂で成形したカートリッジが採用されていた。現行のプラスチックから紙(段ボール)へと置き換えることで、カートリッジ1本あたりのプラスチック使用量が削減される。

これまでにも同社は、地球環境の保全/資源の有効活用という環境テーマに取り組んできた。その一環として実施しているのが、使用済み純正インクカートリッジ/インクパック/インクボトルの無償回収。紙製インクカートリッジへの移行は、樹脂材料のリサイクルを目的とした無償回収の取り組みを、さらに一歩進める試みとなる。

今後は、紙製カートリッジを採用するインク製品の品目の拡大を予定。海外市場向けの製品についても、順次に移行が進められる計画となっている。

株式会社ミマキエンジニアリング
URL:https://japan.mimaki.com/

2023/02/27
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