また、佐藤さんがシュガークラフトの技法を使ったケーキのデコレーションにも初挑戦。アーティストだからこその真剣な表情を浮かべて制作していました。スマホの壁紙プレゼントもチェックしてくださいね。
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砂糖で作るアート!美しきシュガークラフトの世界
現在は、シュガーデコレーション・ウェディングケーキのオーダーメイドを中心に、洋菓子のデザイン・製造、広告や雑誌などメディア用の作品も手がけ、幅広く活動するほか、アイシングクッキーに関する著書『お絵描きクッキー』は海外でも出版されています。
星野さんの作品は、淡く可憐な色使い、巧みな技術などが相まり、華やかでいて繊細な作風が魅力。今回は、作品作りのこだわりからインスピレーションの源まで、さまざまな話を伺いました。手作業のイメージが強いシュガークラフトですが、意外にも、現代だからこその手法も取り入れているのだそう。
繊細な手仕事が光るシュガークラフトに魅せられて
星野 シュガークラフトは主にクリーム状のアイシングと粘土状のシュガーペーストを使用してケーキをデコレーションする手法です。クリームのように絞り出したり、筆を使って模様を描いたり、ペーストをクッキーのように型抜きしたりとさまざまな技法があります。
星野 20代半ばのころ、書店の洋書売場でシュガーデコレーションの本を偶然手にしたのがきっかけです。ケーキの見た目の華やかさだけでなく、繊細な手仕事に魅了されました。その後、世界的シュガーアーティストであるニコラス・ロッジ氏の作品と出会い師事してきました。
初めは趣味感覚で作品を作ってウェブサイトで公開していたのですが、やがて「広告や雑誌掲載用の作品を作ってほしい」とメディアからご依頼をいただく機会が増え、2000年からROSEPETALとして活動しています。
星野 約10年前に、タイガービルヂング(※)にアトリエを構えたのですが、やはり決め手はこの丸窓でした。蔵前の街の雰囲気も気に入っていますし、合羽橋や浅草橋も近いので資材を買いに行くのに便利なんです。最近はカフェや雑貨店などが増えて、さらに活気がありますよね。
※1934年に建築されたテナントビル。
花々や植物からデザインのイメージを膨らませる
星野 季節の花々から着想を得て、まずはデザイン画を起こしてイメージを膨らませます。ROSEPETALは“バラの花びら”という意味ですが、バラの花は大好きな花の中のひとつです。一輪だけでも佇まいに存在感があるし、花びら1枚の造形も美しいなと思って。女子美の短大では刺繍を専攻していたので、刺繍の図案や技法をモチーフにすることもあります。
佐藤 創作活動の原点は刺繍にもあったんですね。これまでの作品の中でお気に入りの作品はどちらでしょうか?
作品制作にはCADや3Dプリンタを活用することも
星野 例えば同じ形の花びらを大量に作る時や、同じサイズのパーツがいくつも必要な場合は、シュガーペーストを平たく伸ばしてクッキーのように抜き型で型抜きします。先ほどの回転木馬のモチーフはシリコン製のモールドで型抜きしたものです。
抜き型は市販のものを使うこともありますが、理想のデザインがない場合はアルミ板や3Dプリンタで手作りすることもあります。
佐藤 このような作品の制作は、一貫して手作業のイメージがありました。CADや3Dプリンタを活用されているとは驚きです。ツールを上手に使うことで表現の幅も広がるんですね。
オーダーケーキも広告作品も砂糖の表情を大切に
星野 ウェディングやアニバーサリーのケーキは、淡い色を基調にしたものを作っていますが、反対に広告や雑誌用のケーキやクッキーは存在感が引き立つからか、強い色味のデザインを依頼されることが多いです。普段のトーンとは少々異なりますが、砂糖菓子ならではの柔らかな雰囲気や表情は大切にしたいと思っています。
星野 お花や植物ですね。趣味でよく花のスケッチもしています。この間美術館に行った時も、作品鑑賞よりも美術館のお庭に咲くお花たちが綺麗で、つい見入ってしまったこともあります。
それから大好きな絵本はいつも手元に置いて見返しています。ヘンリエット・ウィルビーク ル・メールというオランダの絵本作家で、子どもや風景を淡いタッチで描いた印象的な作品です。佐藤さんとってのインスピレーションの源はなんですか?
でも制作にとりかろうとすると、どうしても締め切り間近になってから集中しがちで……。星野さんはこれまでたくさんの作品を作ってこられたと思いますが、制作に向かう気持ちを作るために心がけていることはありますか?
星野 やっぱり気持ちの波はありますよね。私も気分が乗らない時は少し作業から離れて、気分転換に自然に触れたりお花を愛でたり、好きなものに触れるようにしています。自分の“好き”を追求したら、作品を作りたい気持ちが湧き上がってくる感じがするんです。
佐藤 私にとっても花は身近な存在で、家でも常にお花を飾るようにしています。
ブラッシュエンブロイダリーなど、シュガークラフトに初挑戦
花びらの縁の部分をアイシングで細く描き、筆でなぞるようにして1枚ずつ花びらの形を作っていきます。手早く進めないとアイシングが乾いてしまうので、丁寧さとスピードが求められる工程です。「楽しい!無心になれそう」と初めてとは思えないほどスイスイと筆を運ぶ佐藤さん。
星野さんも「アイシングを絞り出す分量や筆使いが慣れないと難しいテクニックなのですが、佐藤さんはその感覚をすぐに捉えられたようですね」と驚くほど。「花びらはしなやか、枝はゴツゴツといったように、植物の特徴を捉えて描写しているのが素晴らしいです」
「ブラッシュエンブロイダリーは絵を描く感覚に近かったですが、これはお菓子作りに似ていますね」と佐藤さん。
アイシングは生クリームやバタークリームに比べるとかたくて絞りにくいのだそうですが、こちらも迷いなく模様を描いていきます。「ササッと絞られて、さらに一つひとつの絞りの大きさもそろっていてきれいです。普段から創作活動に慣れ親しんでいるからかもしれませんね」と星野さんも太鼓判を押すほど。
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