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クリックできるリンクを制限
YouTubeは発表にて、2年前より開始したショート動画について、コンテンツが投稿される頻度とエンゲージメントが向上しているとともに、スパムや詐欺リンクのシェアが増加していることを認識していると説明した。対処として8月10日から、チャンネルバナーからのソーシャルメディアアイコンがクリックできない仕様となる。さらに、8月31日からは、ショート動画のコメントや説明のリンクもクリックできないようになる。
クリエイターのための新しいリンク機能
リンクを制限するだけでなくクリエイターが情報を共有し、製品やブランドをおすすめするための機能の開発も進めている。8月23日から、クリエイターのチャンネルページの「チャンネル登録」の付近にクリック可能なリンクを設置できる。「YouTube チャンネルの基本情報を管理する」に最大14個のリンクを表示できると記載されているが、この数が設置できるリンクの数になると思われる。
さらに9月末までに、ショート動画から長編動画など他のコンテンツへの誘導するより安全な方法を導入予定だという。
スパム対策の強化
YouTubeは、リンクの悪用だけでなく、スパムや詐欺コンテンツや行動がYouTubeの体験に悪影響を及ぼすことを理解していると言及し、対処するための取り組みを強化していると発表した。特に、人気クリエイターやアーティストなどを装ったなりすましチャンネルを検出し、削除する方針とシステムを大幅に改善しているという。この機能は既に実装されており、今後も改善を続けていく。
また、コメントのモデレーションツールも強化され、潜在的にスパムや不適切なコメントをクリエイターが選択的にレビューできる「厳しさを増す」機能も導入している。レビューのために保留されるコメントが200%増加しているとのことで、効果を発揮しているようだ。
YouTubeはより安心して使える動画プラットフォームを目指す
YouTubeの今回の更新を通して、ユーザーとクリエイターの安全を第一に考え、悪質なリンクによる詐欺やスパムを効果的に抑制することを目指している。今後もプラットフォームの安全性を高めるための追加の更新を続けていく予定だとしている。クリエイターと視聴者双方にとってより安全で信頼性の高いプラットフォームを目指しており、今後のYouTubeの取り組みに期待できそうだ。
関連ページ:https://support.google.com/youtube/thread/229722002
YouTube
URL:https://www.youtube.com/
2023/08/16
