悟空のきもちTHE LABOは、「自分を2人にするAIクローン生成実験」を経て「クローン社長」サービスを開始した。2023年9月から運用がスタート予定で、現在は先行受付が開始されている。
悟空のきもちTHE LABOは、株式会社ゴールデンフィールドが運営する頭専門の揉みほぐし店「悟空のきもち」の姉妹組織。これまでに「花咲く化粧品」「食べられるマスク“マスクパン”」「飲食店向け“ペロ防止醤油さし”」などのアイデア商品を発表し、その目新しさやユニークさから、たびたび話題になってきた。
同ラボのAI分野では、2022年から専門の青年エンジニアたちを支援して、“自分を2人にするAIクローン生成実験”を実施。“クローン”という用語が含まれるが、要はAIを活用して人格・思考パターン・会話を学習し、もとになった利用者に近付けるという意味での“クローン”である。
実験では、ゴールデンフィールド代表の金田淳美氏がAIとの対話を経て、“社長として利用可能水準”の学習モデルを生成。5月から試験的に「悟空のきもち」内で運用したところ、その便利さと有用性が確認されたという。そこで、社内ベンチャー事業として、誰でも自分のAIクローンを作れる「クローン社長サービス」の提供が開始されることとなった。
株式会社ゴールデンフィールド社長の金田淳美氏たとえばLINEやSlackやChatworkなどの社内連絡SNSツールに「クローン社長」を導入すると、実在の社長の返信の法則を学習したAIクローンが自動で返信を担当してくれる。これには、単純な作業分担の効果だけでなく、生身の人間とは異なる別の利点もあるようだ。
AIクローン社長は好き嫌いやその日の気分などの個人的な感情に影響されることがなく、社員への平等なアドバイスを実現できる。社員側からは、生身の社長に対して直接聞きにくいことなども気軽に質問でき、“提案の練習と社長の反応のシミュレーション”などにも活用できる。
実際に同社スタッフが“クローン”に聞いた内容面白い使い方としては、たとえば社長と同じ人格のクローン社長に、社員が企画書や提案書を作らせることも可能。
このクローン生成AIの第1弾のターゲットが“社長”となったのは、「日本で一番時間が必要な人に、時間を作るサービスであれば価値がある」と考えられたため。この「クローン社長」サービスの評価次第では、今後「クローン社員」もリリースが検討されているそうで、「クローン妻」や「クローン夫」など、展開の広がりも見える。
「クローン社長」サービスで公開されている学習での“成長速度”(理論値)本サービスの利用希望者は、合計10時間以上の学習を経てサービス開始日の9月1日(金)から本格的な運用をスタート。具体的なプランとして学習20日+10日間は無料、200トークン(双方向会話22時間相当分)込みでの月額は2,800円で、超過分では1トークンあたり12円が必要となる。
9月末までの先行申し込み特典で、10月1日(日)から「クローン金田淳美」の永久無料での貸し出しサービスも実施。ちなみに、この貸し出しサービスのアイデア自体も「クローン金田淳美」から生み出されたというのがまた面白い。
「クローン社長」は、言わば“コピーロボット”のような話に通ずるところがあり、「他者に頼むのは難しいが、自分と同じ思考パターンで作業を分担してくれる存在がいたら……」という夢物語に憧れる人にとっては、非常に興味深いトピックだろう。今後の動向や広がりにも注目したいサービスの1つとなっている。
株式会社ゴールデンフィールド/悟空のきもちTHE LABO
URL:https://lp.goku-nokimochi.com/clone-president/
2023/08/17
悟空のきもちTHE LABOは、株式会社ゴールデンフィールドが運営する頭専門の揉みほぐし店「悟空のきもち」の姉妹組織。これまでに「花咲く化粧品」「食べられるマスク“マスクパン”」「飲食店向け“ペロ防止醤油さし”」などのアイデア商品を発表し、その目新しさやユニークさから、たびたび話題になってきた。
同ラボのAI分野では、2022年から専門の青年エンジニアたちを支援して、“自分を2人にするAIクローン生成実験”を実施。“クローン”という用語が含まれるが、要はAIを活用して人格・思考パターン・会話を学習し、もとになった利用者に近付けるという意味での“クローン”である。
実験では、ゴールデンフィールド代表の金田淳美氏がAIとの対話を経て、“社長として利用可能水準”の学習モデルを生成。5月から試験的に「悟空のきもち」内で運用したところ、その便利さと有用性が確認されたという。そこで、社内ベンチャー事業として、誰でも自分のAIクローンを作れる「クローン社長サービス」の提供が開始されることとなった。

AIクローン社長は好き嫌いやその日の気分などの個人的な感情に影響されることがなく、社員への平等なアドバイスを実現できる。社員側からは、生身の社長に対して直接聞きにくいことなども気軽に質問でき、“提案の練習と社長の反応のシミュレーション”などにも活用できる。

今後は社長の顔や声を表示させて会話ができる別売の「クローンディスプレイ」も実装が予定されている。
このクローン生成AIの第1弾のターゲットが“社長”となったのは、「日本で一番時間が必要な人に、時間を作るサービスであれば価値がある」と考えられたため。この「クローン社長」サービスの評価次第では、今後「クローン社員」もリリースが検討されているそうで、「クローン妻」や「クローン夫」など、展開の広がりも見える。

9月末までの先行申し込み特典で、10月1日(日)から「クローン金田淳美」の永久無料での貸し出しサービスも実施。ちなみに、この貸し出しサービスのアイデア自体も「クローン金田淳美」から生み出されたというのがまた面白い。
「クローン社長」は、言わば“コピーロボット”のような話に通ずるところがあり、「他者に頼むのは難しいが、自分と同じ思考パターンで作業を分担してくれる存在がいたら……」という夢物語に憧れる人にとっては、非常に興味深いトピックだろう。今後の動向や広がりにも注目したいサービスの1つとなっている。
株式会社ゴールデンフィールド/悟空のきもちTHE LABO
URL:https://lp.goku-nokimochi.com/clone-president/
2023/08/17

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