TerrUPは8月31日、竹割り箸を再利用したアップサイクルテーブル「TAKEZEN TABLE」を発表した。廃棄が問題となっていた竹箸から生まれた独自のデザインテーブルでECサイトにて、76,000円(税込み)~で販売を開始した。


竹割り箸の有効活用

TAKEZEN TABLEは、すす竹色と白色の割り箸が混ざり合った天板が特徴のワークテーブル。表面は滑らかで、メラミン化粧板と同等の硬度を持つ。テーブルの天板とアイアン脚はカスタマイズ可能で、4種類の天板デザインと独自のアイアン脚から選べる。

再利用が困難だった竹割り箸を使ったワークテーブル「TAKEZEN TABLE」、廃棄問題の解決に貢献
4種類のアイアン脚から選べる
再利用が困難だった竹割り箸を使ったワークテーブル「TAKEZEN TABLE」、廃棄問題の解決に貢献
天板デザインは4種類TerrUPは、廃棄される竹箸の環境負荷を考慮し、飲食店やホテルで使用される竹箸の再利用を目指す。事業の最終目標は、回収された竹箸が新しい商品として再び出回るサイクルを作ることだとしており、その第一歩として、一般消費者向けの商品をECサイトで販売開始した。

毎年日本で43億膳の竹割り箸が廃棄されるとされている。多くは海外からの輸入品であり、数時間の使用後に捨てられているという現実がある。木製箸は再利用が可能だが、竹製箸は再利用が難しいとされてきた。TerrUPの「TAKEZEN TABLE」はこの竹製箸の廃棄問題に取り組んでいる。

TAKEZEN TABLEの展望

TerrUPの代表、村上勇一氏は過去に飲食店での経験から、大量に捨てられる割り箸を材料として再利用するアイディアを考えたという。協力企業との連携を通じて、使用済みの竹割り箸の回収や成形の仕組みを構築し、その結果、竹割り箸の特性を最大限に活かしたアップサイクルテーブルの開発に成功した。

「TAKEZEN TABLE」は、環境問題として認識されていた竹割り箸の再利用を実現した製品である。デザイン性に優れているだけでなく、持続可能な社会を目指しており、他の産業や商品にも広がっていくことも期待したい取り組みだ。


関連ページ:https://terrup.jp/products/kangetsu

TerrUP
URL:https://terrup.jp/
価格:76,000円(税込み)~

2023/09/05

再利用が困難だった竹割り箸を使ったワークテーブル「TAKEZEN TABLE」、廃棄問題の解決に貢献
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