サンワサプライ株式会社は、直販サイト「サンワダイレクト」にてクロマキースクリーン「200-DGCAM035」を発売した。同製品はグリーンバックとブルーバックのリバーシブル仕様で、クロマキー合成用の撮影の背景として利用できるアイテムだ。
折りたたみ式なので、未使用時にはコンパクトに収納できる。ここでは、主にクロマキー合成用スクリーンの有用性を思案してみた。

緑と青のリバーシブル仕様の利点とは? 折りたたみ式クロマキー合成用スクリーンの有用性を思案してみた
両面が使えるグリーンとブルーのリバーシブル仕様一般的に人物の肌と補色の関係にあるグリーンやブルーを背景にして撮影すると、クロマキー処理(合成・切り抜き)をスムーズに行いやすい。そのために用いられるのが、クロマキースクリーンだ。今回の商品は、1人で使うのに丁度良いサイズ。ライブ配信やショート動画の撮影のほか、Web会議やオンライン飲み会で、相手に実際の背景を見せたくない場合にも活用できる。

設置方法も簡単で、すぐにパッと広がるポップアップ式。外周のフレームに引っ張られるため、シワが目立ちにくい。

緑と青のリバーシブル仕様の利点とは? 折りたたみ式クロマキー合成用スクリーンの有用性を思案してみた
折りたたみ式で商品には専用キャリングケースが付属
緑と青のリバーシブル仕様の利点とは? 折りたたみ式クロマキー合成用スクリーンの有用性を思案してみた
使いたいときには簡単に手早く広げられるスクリーンを広げたら、あとは付属の専用スタンドのクリップで挟むだけ。スタンドの高さは80~230cmで、そのスタンドも折りたためばコンパクトに収納できる。

緑と青のリバーシブル仕様の利点とは? 折りたたみ式クロマキー合成用スクリーンの有用性を思案してみた
スクリーンはスタンドのクリップに挟むだけで設置が容易スタンドのみの重量は約1.45kgで、中間に2つの高さ調整ノブを配置。スタンドへのスクリーンの設置は縦向きでも横向きでもOKで、たとえば縦向きにして前に人物が立った状態で撮影するなどもできる。


スクリーンのサイズは約150(幅)×200(高さ)cmで、重量は約1.85kg。iPhoneで撮影した場合に、どのようなイメージになるかの画像も公開されている。その例ではアスペクト比4:3の場合と16:9の場合の2通りが紹介されており、「実際に自分が使ったらどのような雰囲気になるか」を把握しやすい。導入を検討する際には、参考にしてみると良いだろう。

緑と青のリバーシブル仕様の利点とは? 折りたたみ式クロマキー合成用スクリーンの有用性を思案してみた
1人用に丁度良いサイズ感グリーンとブルーのリバーシブル仕様であることも高ポイント。これはどのような利点があるかと言うと、特に分かりやすいのが「服装による使い分け」だ。スクリーンと同じ色の服だと“背景と同じ色”と認識されてまとめて透過されてしまうため、たとえばブルーバックの場合には青い衣装はNG。そのようなときにわざわざ服を変えることなく、青い服のままでもグリーンバックで撮影ができる。

そのほか、有効な方法として、合成する背景の明るさに合わせた使い方も挙げられている。グリーンバックはブルーより光度が高いため、より明るく映り、日中のシーンや明るい背景の合成向き。ブルーバックはグリーンに比べて反射が少ないため、被写体への反射光が抑えられ、夜景などの暗い背景の合成に向いているようだ。これらのテクニックについても、クリエイティブに役立つ1つの知識として、ぜひ覚えておくと便利だろう。


サンワサプライ株式会社
価格:9,980円(税込)
URL:https://direct.sanwa.co.jp/

2023/09/06

緑と青のリバーシブル仕様の利点とは? 折りたたみ式クロマキー合成用スクリーンの有用性を思案してみた
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