株式会社Emposyが運営する「AIの島」株式会社Emposyは、最新のAI情報を記載した「AIの島」において「コピペで使える
ChatGPTプロンプト20選」を公開した。このプロンプト20選は、エンジニア向けに便利なChatGPT用のプロンプト(指示)として厳選しているので、作業効率をアップさせるための参考に役立つだろう。
※「AIの島」は8月中旬にリリースしたばかりの情報サイト
株式会社Emposyは、2019年8月に設立された
スタートアップ企業だ。「サービス屋さん」としてユニークな価値を生み出すあれこれを提供している。同社の発想の基本となっているのは「皆と同じではおもしろくない」というもの。多くのユーザーに「使ってみよう」と思われるような驚きと感動のあるサービスの提供を目指している。
同社はAIを活用して2択でWebページを制作できる「Ref」などのサービスも発表している今回のChatGPT用のプロンプト構文20選は、3つのカテゴリに分けて紹介されている。1つ目は「コーディング」で精度を上げるプロンプト集、2つ目は「バグの特定/修正作業」に役立つプロンプト集、3つ目はコーディングの際に便利な「その他」のプロンプト集だ。
「コーディング」のカテゴリでは、「深津式プロンプト」「RQプロンプト」「ReActプロンプト」「効果比較」「構造化」「背景情報を与える」「Chain-of-Thought(CoT)」「回答パターン提示」「制約条件」「リディングワード」「セキュリティの担保」「回答精度を上げるワード」という12個が紹介されている。
このうち「深津式プロンプト」は、Note株式会社の深津貴之氏が考案したプロンプトのフレームワークで、ChatGPTユーザーには広く浸透している。
「AIの島」でも紹介されている有名な「深津式プロンプト」。○○の部分に作りたいものの条件などを入れる「深津式プロンプト」では、ChatGPTに“役割”を持たせ、ChatGPT自身が“何を書くべきか”を事前に知らせる。回答精度を格段に上げることができるため、特にこの機会に大原則の1つとして覚えておくと良いだろう。
「深津式プロンプト」の解説で紹介されている使用例。
ChatGPTに「プロのITエンジニア」の役割を持たせているそのほかにも、「AIの島」に記載された「コーディング」カテゴリのプロンプトには実用的なものが多い。もう1つの例として、「ReActプロンプト」の「ReAct」は、“Reason”と“Act”を組み合わせたもの。推論(Thought)→行動(Action)→観察(Observation)のプロセスを繰り返すことで、より詳細で高精度な回答をChatGPTに出力させることができる。
「ReActプロンプト」はタスクの解決に向けて詳しく精度の高い回答を出力させるための構文の1つ「バグの特定/修正作業」のカテゴリには「回答のコードが動かない時1」「回答のコードが動かない時2」「コード修正プロンプト」という3つが掲載された。「その他(便利なプロンプト)」には「サンプルデータ作成」「コード解説」「コマンドサーチ」「出力形式の固定」「リファクタリング」の5つが含まれている。「AIの島」ではこれらをいずれもコピー&ペーストで使える形式で公開しているため、そのままプロンプトを使ってChatGPTを活用したい人は必見だ。
今回の情報が公開された「AIの島」は、このほかにもエンジニアに役立つ情報が多く、エンジニア以外もAIの最新情報を知るうえで大いに役立つ。アップデートやAIのニュースを紹介する「出来立ての島」をはじめ、「スキルの島」「創ってみたの島」「知識の島」「試してみたの島」「議論の島」と計6つの“島”で構成されている。AIにまつわる法律や料金改定などの情報も公開されているため、AIに興味を持つ人はぜひチェックしてみると良いだろう。
出展:エンジニア向けのコピペで使えるChatGPTプロンプト20選
https://ai-island-media.com/2023/08/28/chatgpt-prompt-20/
株式会社Emposy
URL:https://ai-island-media.com/
2023/09/11