【目次】
長野県の魅力を“長所”として発信するプロジェクト
この企画は、信濃毎日新聞の地元である長野県の魅力を日本中に広く発信する目的で開始された。プロジェクト名に「長所県」とあるように「長野県には、長所しかない」というメッセージが前面に押し出されている。第1弾の取り組みでは、「長体新聞」の広告展開とともに、X(Twitter)で長野県の魅力を発信。10月に実施された第2弾の企画では、“信毎史上初”の試みとしてユニークな「そば新聞」が発行された。

縦に細長い変形文字を活用した「長体新聞」
第1弾の「長体新聞」では、極端に縦長に変形した長体文字を使ったデザインの広告が展開された。“長い”というポイントは、“長野”と“長所”の言葉に共通する“長”の文字から連想されている。「長体新聞」は7月5日(水)に30段サイズの広告紙面として掲載され、プロジェクト名の「長所県長野県」という文字列が長体で表現された。実際のビジュアルを見ると分かりやすいが、一見すると何が書かれているのか分からないほどの比率で文字が変形されている。

より見やすい方法としてカメラでの記録も紹介。スマホで上から録画して徐々に視点を下げていくと、さらに分かりやすくなるという。

SNSでの長野県の長所150選の発信
第1弾の取り組みとして「長体新聞」とともに実施されたSNS企画では、創刊“150”周年にちなみ、150点もの長野県の長所が継続的に紹介された。「信濃毎日新聞デジタル」のXアカウント(@shinmaiweb)で実施され、10月18日(水)の投稿をもって見事に150件を達成。そのタイミングで、全150個の長所を一挙に掲載した特設サイトでのまとめも公開されている。
URL:https://ad.shinmai.co.jp/cyousyo/ピックアップされた“長所”には、「みんなで食卓を囲む時間が日本一長い。つまり日本一家族が仲良し。」「カーネーション出荷量日本一だから、長野県は母の日の母。」「走ることを飛ぶという。つまり、走る姿はみんな天使の可能性。」「バッタ入りのソフトクリームを作る長野県人は、常識を超えていける逸材揃い。」など興味深いものが並ぶ。「運がいい日は山持ちの友達が松茸をくれる。」といった微笑ましいものも多く、“ちょっと強引”なものも含まれてはいるが非常に楽しい内容だ。
第2弾の取り組みの「そば新聞」がすごい!
そして、これらの第1弾のユニークな取り組みに引けを取らず、第2弾ではさらに大きなインパクトを与える企画が実施された。それが、長野県の名産である蕎麦に印字を施した「そば新聞」。上記の150選から抜粋された長野県の長所が、蕎麦に載せて発信された。パッケージへの印字ではなく、蕎麦そのものへの印字である。


信濃毎日新聞株式会社
URL:https://www.shinmai.co.jp/
2023/11/02
