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フリーランスにも定着してきた生成AI
ChatGPTや画像生成AIが台頭し、その有用性が日増しに語られるようになりました。技術進化のスピードも速く、ここに来てまたAIの分野は驚くほどの急成長を遂げています。当初は「生成AIはクリエイティブには適さない」「まだ仕事の現場での実用には程遠い」などの声も多く聞かれていました。皆さんのAIに対する評価は、現在はどのようなものでしょうか?現実的には、生成AIは既にさまざまな仕事での実用に耐えるクオリティを備えており、実際にそれをうまく使いこなしている人たちも多く見られます。各分野のプロはもちろん、個人的な “趣味” でのレベルにおいてまで、クオリティの高い生成AIの活用が多く見られるのが現状です。
今回紹介するランサーズの調査では、大規模な企業や団体でなく、フリーランスの間でも生成AIがかなり浸透していることが分かる結果となりました。調査の実施期間は2023年9月4日(月)~9月11日(月)で、有効回答数は778名です。生成AIの使用状況についての質問では、36.9%が「使用している」と回答し、「使用していないが使用を検討している」も26.9%にのぼりました。両方を合わせると半数以上になります。

ChatGPTなどの言語生成AIの使用率が高い
年代別の生成AIの使用状況は、今回の調査ではそれほど大きな差は見られませんでした。ランサーズによる報告では「ビジネス現場において前線にいる30代~50代の使用率がやや高い」と分析されています。



「業務で生成AIを使用するうえでの課題」に挙げられた主な項目・回答の正確性・信憑性
理由:
「誤った情報も含まれており、事実確認が必要」など・使用方法の難しさ
理由:
「効果的な活用方法が分からない」
「プロンプトが意外と容易ではなく思ったような回答を得られない」など・セキュリティ面
理由:
「情報漏洩をはじめ、入力したデータのセキュリティが不安」など・著作権等の権利問題
理由:
「著作権関連のトラブルをSNSなどで目にするため恐い印象がある」
「学習元の著作権やマナーへの配慮も心配」など
ランサーズが公開した「生成AI活用の特集ページ」
本調査が実施されたのは9月で、そこから12月までの間にも生成AIの進化に関するトピックは数多く見られました。再びこの調査が仮に実施されたとすると、当時よりさらに多くのフリーランス従事者が「業務にAIを使用している」と回答する可能性はあります。少なくとも、この調査結果より減っているということは考えにくいでしょう。生成AIを使っていないと「乗り遅れた」と感じることもあるかもしれません。また、生成AIを使い始め、使いこなすために、前述のような課題を「しっかりとクリアにしたい」と考える人も多そうです。
そこで役立つのが、今回の調査を実施したランサーズの「生成AI活用の特集ページ」です。

https://www.lancers.jp/lp/lancers_ai* * * * * * * * * *
本調査では、体感として感じられる生成AIの普及率について、あらためて目に見えるデータで知ることができました。フリーランスにもかなりの率で浸透していることが分かり、「自分も早めにAI活用の体制を整えたい」と感じた人も多いでしょう。最終的にAIによって「働く」ということがどのように変わっていくのかも含めて、今後の社会のさらなる変化にも注目です。
ランサーズ株式会社社
URL:https://www.lancers.co.jp/
2023/12/08
