コンビニプリント「メディバンネップリ」がイラストや写真の出品者への収益還元プログラムを開始

株式会社MediBangが、コンビニプリントサービス「メディバンネップリ」で、2024年4月から「パートナープログラム」を開始しました。特別な申請を必要とせず、作品・商品を登録するだけで利用でき、印刷枚数や販売数に応じてクリエイターに収益が還元されるプログラムです。

【目次】

気軽にファンに作品を届けられるサービス

MediBangは、ペイントツール「MediBang Paint」を提供していることで特に広く知られています。そのほか、イラストや漫画の投稿プラットフォーム「ART street」も展開しており、「メディバンネップリ」は2023年10月に開始されました。

「メディバンネップリ」は、写真やイラストをアップロードすることで、全国の約30,000店のコンビニに設置されたマルチコピー機で出力できるコンビニプリントサービスです。アップロードした作品を、セブン-イレブン、ファミリーマート、ポプラグループ、ローソンの一部店舗を除く各店舗でプリントできます。

このサービスは、主にクリエイターがファンへ気軽に作品を届けるために活用されています。クリエイター側がイラストや写真をアップロードして商品ページのURLを拡散すれば、ファンが各自で近くのコンビニでプリントできる仕組みです。「メディバンネップリ」自体の利用にはコンテンツの購入とプリントを除いて料金はかからず、誰でも気軽に使えます。

「メディバンネップリ」での出品イメージ

作品の無料配布も可能な「メディバンネップリ」

クリエイター側はアップロードしたイラストや写真の価格を0円に設定して無料配布できるほか、50円から100,000円の範囲内で金額を決めて販売することもできます。価格が0円の場合には、購入者（ファン）に必要とされるのはマルチコピー機のプリント料金のみです。

有料で作品を販売する場合にも、クリエイター側に販売手数料や月会費、クレジット手数料はかかりません。1枚からでも気軽に写真やイラストを販売でき、一般的な取引であれば必要となる送料がかからないことや、在庫を抱える必要がないことなども大きな利点です。

ファンの負担を増やすことなく収益を得られる！

この「メディバンネップリ」で、新たにクリエイター側に収益が還元される「パートナープログラム」が開始されました。有料販売の場合は販売金額の100％がクリエイターに還元されますが、作品を0円に設定して無料配布した場合にも、プリントされた枚数に応じて出品者が収益を得られる嬉しい仕組みです。

「パートナープログラム」の使い方のイメージ。手間のかかる特別な申請は不要無料配布の場合には、通常印刷（L・2Lなど）ではプリント枚数100枚以上で1枚ごとに5円、シール印刷でプリント枚数50枚以上で1枚ごとに20円がクリエイターに還元されます。なお、シールを除くインデックスプリントは対象には含まれません。

2024年4月1日（月）～9月30日（月）までのキャンペーン中には、さらに追加で賞金がもらえるチャンスです。期間内に月間5,000枚の印刷・販売を達成すると、5,000枚ごにプラス5,000円がプレゼントされます。

収益還元ルールのイメージ＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

「ネップリで多くの人に作品を届けて、できれば同時に利益も得たいけれど、ファンに買ってもらうのは気が引ける……」と感じるイラストレーター（絵師）／写真家／VTuberなどは、決して少なくはないでしょう。たとえ無料配布であっても収益が還元されるチャンスがある本プログラムは、これまで「ネップリ」を始めるのに二の足を踏んでいたクリエイターには特に嬉しい仕組みと言えそうです。

株式会社MediBang
URL：https://mbneppuri.com/

2024/04/04