キヤノン株式会社は、複合機の新ブランドとして「imageFORCE」を立ち上げました。同ブランドから、2024年11月中旬に「imageFORCE C7165F Pro」が発売されます。
新たな露光技術などを搭載し、高品位なプリントが実現されているカラー複合機です。

【目次】

「新たなチカラ」の提供を目指す新ブランド

キヤノンはこれまで、2000年のネットワーク対応の「imageRUNNER」を皮切りに、外部クラウドサービスとの連携強化でドキュメント共有の利便性が高められた「imageRUNNER ADVANCE DX」まで、複合機の分野でさまざまなユーザーのニーズに応えてきました。今回、新たに登場した「imageFORCE(イメージフォース)」は、豊かな表現力と高い生産性で、働く人々に「新たな “チカラ”」を提供することを目指したブランドです。

「imageFORCE」ブランドの第1弾として発売される「C7165F」は、「imagePRESS」や「imageRUNNER ADVANCE」などとともに、プロダクションプリンターの中でも「オンデマンドプリンター」に属する製品として分類されています。多様な成果物を作成でき、オフィスの内製化を促すProモデルです。

キヤノン、複合機の新ブランド「imageFORCE」をスタート
内製可能な成果物のイメージ

印刷物の内製を手助けする便利な新機能

印刷物の内製に特に役立つ技術として、給紙時の紙の吸着を防ぐエア捌き機能を備えた手差しトレイが、キヤノン複合機としては初めて搭載されました。2つのファンで給紙の際に風を当て、従来は貼り付きやすかったコート紙の連続使用もスムーズに行えます。

また、普通紙/薄紙/厚紙/両面コート紙/第2原図/OHPフィルムといった紙の種類を判別する「メディアセンサー」も新たに搭載されました。これにより、手差しトレイからの出力で、用紙に応じて必要な設定が自動的に適用されます。リストから紙種設定を選択する必要がなく、ワンボタンで実行するだけで、定着温度や搬送スピードが調整される優れた機能です。

キヤノン、複合機の新ブランド「imageFORCE」をスタート
「imageFORCE C7165F」※オプション装着時

新露光技術「D2 Exposure」を採用

「C7165F」では、画像生成の重要なプロセスである露光方式も刷新されました。その次世代露光デバイス「D2 Exposure」は、キヤノン独自の有機EL技術を用いたOLEDアレイチップを生成し、発光点をシフトさせて精密に配置しつつ、ドラムの回転に合わせて露光することで、4,800×2,400dpiの出力解像度を実現しています。

この性能が特に役立つのは、小さな文字や高い表現力が求められる画像です。白抜き文字の鮮鋭度も向上し、紙の表裏のズレを軽減するための3つのセンサーと相まって、高品位な名刺やパンフレットなどを作りやすくなっています。


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本製品は最大A3サイズまでの複写原稿に対応し、SAR3サイズの用紙(320×450mm)へのプリントもサポートされています。ファーストコピータイムはカラー3.7秒/モノクロ2.7秒で、A3用紙の連続複写スピードはカラー/モノクロともに毎分33枚です。

Adobe純正PostScript 3を搭載したカラーコントローラーを装着することで、より高度なデザインワークにも対応します。内製化に役立つ複合機であるため、小ロットや短納期の仕事にも対応しやすく、試し刷りや修正を気軽に行えることも魅力です。

キヤノン株式会社
問い合わせ:0570-08-0056
希望小売価格:445万5,000円(税込)
※本体・スターターキット・2段カセットペディスタル構成時
URL:https://canon.jp/

2024/10/21

キヤノン、複合機の新ブランド「imageFORCE」をスタート
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