特定非営利活動法人キャリア解放区が、2021年度から実施している「就活アウトロー採用」を「ぼくらの就活」としてリブランディングしました。これに伴った広告展開が行われていますが、そこでAIによる大規模な画像生成を活用したポスター制作の試みが展開されています。
【目次】
本サービスでは「前提を疑う、物事の本質を見極めようとする若者が多数参加している」「社名を伏せることで求職者と本音の対話が可能」という2点を主な特徴として掲げています。求職者の応募資格は29歳までの若者であることで、中退・第二新卒、さまざまな事情で就活をしなかった学生もOKとされており、「留年、休学などの経験者も歓迎」と明記されています。
リブランディングに伴い、Webサイトもリニューアルされました。コンセプトに沿った世界観で展開され、応募要項やイベントのスケジュールなどが、クリエイティブを重視したデザインで公開されています。
AIによる画像生成を活用した大きな理由は、本サービスが「就活への多様な違和感」を取り扱うものであるためです。服装への違和感、ルールへの違和感、面接への違和感といったさまざまな「違和感」を網羅的に表現するために、豊富なモチーフが画像生成AIで生み出されています。「新しい技術こそ、人間の力を大切にして使う」という方針が、「新しい時代に新しい仕組みを人間中心で取り組む『ぼくらの就活』の理念にも通じる」とも説明されています。
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AIでの画像生成のクオリティは、まだ現在ではどうしても「違和感がある」といった指摘を受けることが多くあります。今回の「ぼくらの就活」の広告展開は、その「違和感」を巧みに取り入れ、あえて「違和感」を表現した意欲的な試みです。サービス自体が「違和感」にスポットを当てたものであることから、理にかなった手法とも考えられるでしょう。完成したビジュアルは、スタイリッシュな雰囲気を漂わせる独特なデザインとなっています。
特定非営利活動法人キャリア解放区
URL:https://bokurano-shukatsu.com/
2024/10/31
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若者を対象にした採用支援サービス
「就活アウトロー採用」は、就職活動に違和感を持つ若者たちに向けて、エントリーも面接も不要で対話主体という採用スタイルを提供してきました。説明会・ワークショップ・採用企業との対話のプロセスを経て、企業と若者とのマッチングを行う採用支援サービスです。本サービスでは「前提を疑う、物事の本質を見極めようとする若者が多数参加している」「社名を伏せることで求職者と本音の対話が可能」という2点を主な特徴として掲げています。求職者の応募資格は29歳までの若者であることで、中退・第二新卒、さまざまな事情で就活をしなかった学生もOKとされており、「留年、休学などの経験者も歓迎」と明記されています。
就活での若者からの「違和感」に注目
今回の「就活アウトロー採用」から「ぼくらの就活」へのリブランディングには、「真の意味で、若者たちの立場に立ち、企業や社会的な事情で歪んだ部分がある就活を彼らのものに取り戻す意図」が込められているそうです。若者たちにとっての「自分ごと」のサービスになっていくことを目指しています。
画像生成AIを活用して「違和感」を表現
リブランディングを広めるための広告展開で、ポスターの制作には「AIコラージュ」の手法が採用されました。全ての画像素材がAIによって生成されており、画像生成の実施回数は10,000を超えています。そこから300個以上の素材が厳選され、デザイナーの手で丁寧にコラージュやデザインが進められました。
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AIでの画像生成のクオリティは、まだ現在ではどうしても「違和感がある」といった指摘を受けることが多くあります。今回の「ぼくらの就活」の広告展開は、その「違和感」を巧みに取り入れ、あえて「違和感」を表現した意欲的な試みです。サービス自体が「違和感」にスポットを当てたものであることから、理にかなった手法とも考えられるでしょう。完成したビジュアルは、スタイリッシュな雰囲気を漂わせる独特なデザインとなっています。
特定非営利活動法人キャリア解放区
URL:https://bokurano-shukatsu.com/
2024/10/31

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