2024年11月1日(金)から11月30日(土)まで、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて「日本のアートディレクション展2024」が開催されます。ADCによる恒例の年鑑の刊行に先駆けて開催される展覧会で、入館無料で優れたデザイン作品を鑑賞できます。


【目次】

ADCの全会員が審査員を務める年次公募展

「日本のアートディレクション展」は、東京アートディレクターズクラブ(ADC)の全会員が審査員となって実施される年次公募展です。ADCは1952年に創立され、現在は日本を代表するアートディレクターたちを中心に、フィルムディレクター、クリエイティブディレクター、コピーライターなど、85名の会員で構成されています(会員数は2024年4月の時点でのもの)。

この年次公募展で選ばれる「ADC賞」は、日本の広告やグラフィックデザインの最新の動向を反映する賞として注目されます。年鑑が刊行されることも特徴で、以前は「ADC年鑑」の名前で親しまれていましたが、2018年版から「ART DIRECTION JAPAN / 日本のアートディレクション」という書名に変更されています。

約6,000点の応募作から選出されたデザイン

今年度は、2023年6月~2024年5月に発表・使用・掲載された作品が対象で、約6,000点の応募作がありました。そこからADC会員による厳正な審査を経て、受賞作品と年鑑への収録作品が選出されています。作品ジャンルは、ポスター/新聞/雑誌/TV/Webなど多種多様です。2024年度の「ADCグランプリ」には、岡崎智弘氏のクリエイションギャラリーG8での個展「STUDY」の映像・展示が選ばれました。

日本の広告やグラフィックデザインの最新の動向を把握できる「日本のアートディレクション展2024」
ADCグランプリ
岡崎智弘個展「STUDY」(クリエイションギャラリーG8)の映像、展示年鑑は2025年5月に株式会社美術出版社から刊行される予定ですが、それに先駆けて開催されるのが今回の「日本のアートディレクション展2024」です。秀逸なアートディレクションの数々が一堂に集合します。

日本の広告やグラフィックデザインの最新の動向を把握できる「日本のアートディレクション展2024」
原弘賞
CAMEL「Kurigami88」のブックデザイン

gggでの会期終了後に各地での巡回展も開催

展覧会の開催にあたり、初日の17:00~19:00のオープニングイベントをはじめ、各種の関連イベントの実施が予定されています。ギャラリートークなども開催予定で、詳細はgggのWebサイトで伝えられます。

また、本展はgggでの会期終了後、各地で巡回展も開催される予定です。2024年12月8日(日)~2025年1月26日(日)には長野県小諸市の市立小諸高原美術館・白鳥映雪館で開催され、2025年4月中旬~5月中旬には石川県野々市市の学びの杜ののいちカレードでの開催が予定されています。


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■期間:
2024年11月1日(金)~11月30日(土)

■開催場所:
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル

■問い合わせ先:
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
url. https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/

日本の広告やグラフィックデザインの最新の動向を把握できる「日本のアートディレクション展2024」
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