エプソン販売株式会社が、2025年春に「SC-S9150」を発売します。サイン・ディスプレイ市場向けの製品で、エコソルベントインクを採用した大型プリンターです。
【目次】
本製品のノズル配列は、カラー(10色)が400×2列で、ホワイトのみ400×4列です。ホワイトインクのノズルの数が従来機の2倍になったことで、生産性と遮蔽性が向上しました。
ホワイトインクを使用した出力事例(ウインドウディスプレイ)プリント速度は「SC-S80650/L」との比較で、最大11%向上しています。塩ビで毎時14.0㎡(10パス・1,200×600dpi)、フィルムで毎時7.5㎡(17パス・1,200×600dpi)、バナーで毎時20.1㎡(6パス・600×600dpi)です。
11色のラインナップのうち、グリーンは今回から追加された新色です。従来機との比較でも、グリーン方向の色域が大きく拡大しています。これまでの標準入力プロファイル「Epson Wide CMYK_Ver2/M/S」を使えることに加え、新たな入力プロファイル「Epson Wide CMYK_Ver3」も追加され、より広い色域の表現が可能となりました。
従来機との色域比較
本体サイズ2,620(幅)×1,021(高さ)×925~1,004(奥行)mm用紙幅300~1,626mm(64インチ)印字幅最大1,616mm重量342kg天面はフラットな形で、前後どちらからでも出力状況を確認できるように、透明カバー付きの構造が採用されました。機内照明付きであるため、出力中にプリントの状態をチェックできます。
上から見た状態また、本製品にはメディアリフターも同梱されました。重いメディアを載せて高さを調節するだけでセットでき、作業時の負担が軽減されます。これまでは中腰で姿勢を変えながら行っていたようなメディア交換作業も、膝をついたまま姿勢を変えずに行うことができて快適です。
ロール紙のセット時の負担を軽減するメディアリフター* * * * * * * * * *
本製品の最大の魅力はグリーンインクの追加による色域の拡大ですが、同時に快適な作業環境を実現できる筐体デザインや各種の配慮も見逃せません。新たに4.3インチのタッチパネルが実装され、ステータスを簡単に見やすいパネルで確認できるようにもなりました。自動クリーニングの時間が近付いたり、指定したプリントの長さにメディアが到達したりといったタイミングでの通知機能もあり、効率的に作業できる1台です。
エプソン販売株式会社
URL:https://www.epson.jp/
2024/12/19
新たにグリーンインクを追加することで、従来機より色域が最大19%拡大しています。
【目次】
従来機からホワイトインクのノズル数が倍増
「SC-S9150」は、最大64インチのロール紙に対応するモデルです。出力解像度は最大1,200×1,200dpi、インターフェイスはUSBおよび100/1000BASE-Tで、標準価格は327万8,000円(税込)です。測色器の「SD-10」を同梱したセットモデルも用意されており、そちらの標準価格は334万4,000円(税込)となっています。本製品のノズル配列は、カラー(10色)が400×2列で、ホワイトのみ400×4列です。ホワイトインクのノズルの数が従来機の2倍になったことで、生産性と遮蔽性が向上しました。

グリーンインクを追加した11色で色域が向上
本製品のインク数は11色で、内訳はブラック/グレー/シアン/ライトシアン/マゼンタ/ライトマゼンタ/イエロー/オレンジ/レッド/グリーン/ホワイトです。インク容量は800mlと1,500mlから選ぶことができ、引き出し式のインクサーバーが採用されました。10色モードでは、ホワイトインクの代わりにクリーニング液が用いられます。11色のラインナップのうち、グリーンは今回から追加された新色です。従来機との比較でも、グリーン方向の色域が大きく拡大しています。これまでの標準入力プロファイル「Epson Wide CMYK_Ver2/M/S」を使えることに加え、新たな入力プロファイル「Epson Wide CMYK_Ver3」も追加され、より広い色域の表現が可能となりました。

メディア交換の負担を軽減するリフターを同梱
設置する空間を圧迫しないように工夫された筐体デザインであることも特徴です。「SC-S9150」や「SC-S80650」より高さが30cmほど低い設計で、作業空間の見通しが良くなります。本体サイズ2,620(幅)×1,021(高さ)×925~1,004(奥行)mm用紙幅300~1,626mm(64インチ)印字幅最大1,616mm重量342kg天面はフラットな形で、前後どちらからでも出力状況を確認できるように、透明カバー付きの構造が採用されました。機内照明付きであるため、出力中にプリントの状態をチェックできます。


本製品の最大の魅力はグリーンインクの追加による色域の拡大ですが、同時に快適な作業環境を実現できる筐体デザインや各種の配慮も見逃せません。新たに4.3インチのタッチパネルが実装され、ステータスを簡単に見やすいパネルで確認できるようにもなりました。自動クリーニングの時間が近付いたり、指定したプリントの長さにメディアが到達したりといったタイミングでの通知機能もあり、効率的に作業できる1台です。
エプソン販売株式会社
URL:https://www.epson.jp/
2024/12/19

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