横浜美術館が大規模な改修工事を経て、2025年2月8日(土)に全館オープンしました。リニューアル後の初の展覧会として、6月2日(月)まで「おかえり、ヨコハマ」が開催されます。
【目次】
撮影:新津保建秀このエリアには、ドリンクを飲みながらおしゃべりを楽しめる「まるまるラウンジ」や、小さな子どもが家族と一緒に安心して過ごせる「くつぬぎスポット」などがあります。大階段の彫刻作品の近くには、座って本を読めるスペースが新たに用意され、美術図書室もリニューアルされました。展覧会を目的とする人以外も気軽に訪れて楽しめる「憩いの場」としての特徴が色濃くなっています。
「くつぬぎスポット」撮影:新津保建秀
奈良美智「春少女」2012年
横浜美術館蔵
アクリル絵具/カンヴァス
©YoshitomoNara
ルネ・マグリット「王様の美術館」1966年
油彩/カンヴァス
横浜美術館蔵本展は、蔵屋美香氏が館長に就任後初となる自らの企画による展覧会となりました。活動理念の柱である「多様性」という観点のもと、開港前の人々、女性、子どもなど、これまであまり注目されてこなかった人たちにもスポットを当てています。「じゆうエリア」にも多数の作品が展示され、会期中は家族で一緒に美術館を探検する仕掛けが用意されています。
なお、横浜美術館の3年間の改修については、それを記録した映像もオンラインで公開されています。
SIDE CORE ×横浜美術館「KAIROS/カイロス」より、2021~2025年、ビデオ* * * * * * * * * *
■期間:
2025年2月8日(土)~6月2日(月)
■開催場所:
横浜美術館
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
■問い合わせ先:
横浜美術館
tel. 045-221-0300
url. https://yokohama.art.museum/
アートや資料を通して、新しい視点で「横浜」の歴史を振り返る展覧会です。
【目次】
開放的な美術館へとリニューアル
横浜美術館では、リニューアルオープンにあたり、誰でも無料でくつろげる「じゆうエリア」が拡充されました。エントランスホールである「グランドギャラリー」を中心とした無料スペースです。

リニューアル後の初めてのオープン記念展
リニューアルを記念した「おかえり、ヨコハマ」展は、「アートを通して見えてくる新しい横浜の姿」をテーマとしています。絵画/写真/工芸/映像などを通じて、横浜の縄文時代から現代までを新たな視点で振り返る内容です。本展のためにアーティストに委嘱した新作も披露されています。
横浜美術館蔵
アクリル絵具/カンヴァス
©YoshitomoNara

油彩/カンヴァス
横浜美術館蔵本展は、蔵屋美香氏が館長に就任後初となる自らの企画による展覧会となりました。活動理念の柱である「多様性」という観点のもと、開港前の人々、女性、子どもなど、これまであまり注目されてこなかった人たちにもスポットを当てています。「じゆうエリア」にも多数の作品が展示され、会期中は家族で一緒に美術館を探検する仕掛けが用意されています。
「おかえり」の言葉に込められた想い
展覧会タイトルに含まれる「おかえり」の言葉には、「3年ぶりに横浜美術館が帰ってきた」という意味のほかに、「異なる時代にいろいろな地域からやってきて横浜に暮らした(あるいは現在暮らす)さまざまな人たちを、あらためて『おかえり』と言って迎え入れたい」という想いが込められているそうです。なお、横浜美術館の3年間の改修については、それを記録した映像もオンラインで公開されています。
アーティスト・コレクティヴのSIDE COREによる360°カメラを用いた作品です。改修前後の内部空間や引越しの様子などの舞台裏が公開されており、改修時の美術館内で展開されたアーティストやミュージシャンのパフォーマンスも記録されています。

■期間:
2025年2月8日(土)~6月2日(月)
■開催場所:
横浜美術館
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
■問い合わせ先:
横浜美術館
tel. 045-221-0300
url. https://yokohama.art.museum/

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