「MORISAWA BIZ+」
https://www.morisawa.co.jp/products/fonts/bizplus/株式会社モリサワは、「MORISAWA BIZ+」の有償版と「公共団体向けUDフォントプラン」向けに、新たなフォントの提供を開始しました。「UD デジタル 教科書体」でN・NK・NPという3書体のバリエーションがあります。


【目次】

ビジネス文書の作成向けの「MORISAWA BIZ+」

「MORISAWA BIZ+」は、ビジネス文書を作成するユーザーに向けたUDフォントソリューションです。フォントの購入が初めてのユーザーも気軽に導入できます。

無償版も用意されていますが、そちらで使えるフォントは「BIZ UDゴシック(2ウエイト)」と「BIZ UD明朝(1ウエイト)」の3書体に限られており、今回の新書体を使えるのは有償版のみです。有償版は月額330円(税込)の「1ヶ月プラン」か、年額3,960円(税込)の「1年間プラン」を選んで契約することが可能です(上記は1ライセンスの価格/複数ライセンスの購入も可能)。

「公共団体向けUDフォントプラン」は、自治体・教育機関の公務用パソコンに、モリサワのUDフォントを包括契約で導入できる特別価格のプランです。個人で利用する場合には「MORISAWA BIZ+」での対応となっています。

モリサワ、MORISAWA BIZ+に3種の「UD デジタル 教科書体」を追加
「公共団体向けUDフォントプラン」
https://www.morisawa.co.jp/products/fonts/ud-public/

文書の内容を正しく伝えるUDフォント

「MORISAWA BIZ+」と「公共団体向けUDフォントプラン」は、いずれもモリサワのUDフォントを気軽に導入しやすいサービスです。UDフォントは文字の形が分かりやすく、文字サイズが小さくても読みやすく、読み間違えにくい特徴があります。両サービスで提供されているフォントは、Officeアプリケーションに最適化されていることも特徴です。

今回新たに追加された「UD デジタル 教科書体」もUDフォントの1つで、文書の内容を正しく伝えるデザインに活用できます。Windows 11 バージョン 24H2以降に標準搭載されている最新の「UDデジタル教科書体」に準拠したフォントです。

モリサワ、MORISAWA BIZ+に3種の「UD デジタル 教科書体」を追加
「UDデジタル教科書体」

追加された3種のフォントの違いについて

追加フォントは全てTrueType形式で、「UD デジタル 教科書体 N」「UD デジタル 教科書体 NK」「UD デジタル 教科書体 NP」です。アプリケーション上で表示されるフォント名は従来バージョンの「UDデジタル教科書体」と異なりますが、字形の変更はありません。そのため、フォントを置き換えても表示や印刷に影響がないことが特徴です。


これら3種のフォントでは、RegularとBoldのウエイトが1つのフォントとして表示されます。TrueTypeフォントの「スタイルリンク機能」が活用されており、RegularからBoldへのウエイト変更は太字設定での切り替えが可能です。

「UD デジタル 教科書体 N」は等幅フォントで、文字が全角・半角の等幅で表示されます。「UD デジタル 教科書体 NK」と「UD デジタル 教科書体 NP」はプロポーショナルフォントです。「NK」は欧文やかな文字や一部の記号類の文字幅が可変で表示され、「NP」は欧文の文字幅が可変で表示されます。

モリサワ、MORISAWA BIZ+に3種の「UD デジタル 教科書体」を追加
モリサワ Webサイト <よくあるご質問>「フォント名の[P]有無の違いは何ですか?」より
https://www.morisawa.co.jp/support/faq/3839* * * * * * * * * *

「UDデジタル教科書体」はUD対応の教科書体で、電子黒板の表示や子どもたちの学びに合わせた教材の作成などに最適です。学習指導要領に準拠し、書き方の方向や点・ハライの形を保ちながらも、ロービジョン(弱視)やディスレクシア(読み書き障害)にも配慮したデザインが実現されています。なお、Windows 11 バージョン 24H2より前のバージョンで利用されていたフォントも継続して提供されるため、従来環境とのフォント互換性が維持されていることもポイントです。

株式会社モリサワ
URL:https://www.morisawa.co.jp/

2025/07/02

モリサワ、MORISAWA BIZ+に3種の「UD デジタル 教科書体」を追加
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