【目次】
「デザインの力」に注目した今回のテーマ
「コクヨデザインアワード」は、2002年から続いている歴史の長いプロダクトデザインコンペです。受賞作品の製品化が検討される場合があることも大きな特徴で、これまでに20点を超える製品が本アワードから生み出されてきました。募集対象となっているのは、「働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる文具・家具・道具全般」です。本アワードでは各回の世相を反映するテーマで作品が募集されており、第23回目となる今回のテーマは「波紋/HAMON Design that Resonates」となっています。1人のリアルな体験から生まれたアイデアが、他者の心に響き、共鳴の連鎖を生んで社会に広がっていくという「デザインの力」に注目したテーマです。

1次審査にはプレゼンテーションシートを提出
1次審査での提出物は、JPEGもしくはPDF形式でのプレゼンテーションシートです。A3縦サイズで1ページでの表現が求められ、追加ページは認められません。プレゼンテーションシートには、作品タイトル/一般名称(ハサミ・スツールなど)/コンセプト/作品のデザインや使用シーン(3DCGや模型写真やイラストなど)/寸法入り三面図を盛り込みます。そのほかに、提案に必要な要素があれば自由に追加することも可能です。使用言語は日本語もしくは英語に限られています。「コクヨデザインアワード」の特設サイトでは参考となる過去のグランプリ受賞者のプレゼンテーションシートが公開されており、作品の分類の参考となる一覧も掲載中です。
2026年3月に模型とプレゼンによる最終審査を実施
エントリー・作品募集では、まず応募者情報の登録が必要です。発行されたエントリーナンバーでログインし、作品情報の登録と作品の送信を行います。1次審査の受付締切は2025年10月8日(水)の正午12:00までで、11月中旬までの審査で約100点が選ばれます。そこから2次審査でファイナリスト10作品に絞り込まれますが、引き続き1次審査におけるプレゼンテーションシートでの審査となるため、応募者による再提出の必要はありません。2次審査通過者のみに12月中旬に連絡が届き、2026年3月14日(土)に東京での最終審査・表彰式の実施が予定されています。
最終審査はプレゼンテーションおよび模型による審査です(対面もしくはオンライン)。最終審査の模型は実寸大とし、家具などの場合はスケールモデルも認められています。この模型の制作にあたり、2次審査通過者には主催者から制作補助費が実費で支給されます(税込20万円以内/輸送費込み)。
YouTubeでは審査員の6名が2026年のテーマを語る動画もそれぞれ公開中
「2026 テーマについて|審査員:黒田英邦(コクヨ株式会社 代表執行役社長)」YouTubeより
* * * * * * * * * *
■応募締切:
2025年10月8日(水)12:00
■応募資格:
2026年3月14日(土)に開催予定の最終審査でプレゼンテーションできることが必要
(応募者が未成年の場合は親権者そのほか法定代理人の同意が必要)
■賞:
グランプリ(200万円)
優秀賞(50万円)
NEW GENERATION賞(3万円)
※NEW GENERATION賞は学生応募者の作品が対象
■問い合わせ先:
コクヨ株式会社
url. https://www.kokuyo.co.jp/award/
