【モデルプレス=2025/08/06】嵐の二宮和也が主演を務める映画『8番出口』(8月29日公開)が、第50回トロント国際映画祭と、第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭に出品決定。あわせて、映画製作・配給会社「NEON」の北米配給も発表された。


◆「8番出口」北米配給決定 トロント国際映画祭にも出品

カナダ最大の都市・トロントで1976年より開催し、 “オスカーの前哨戦”として世界中から注目を集めるトロント国際映画祭。現地時間9月4日から14日まで開催される記念すべき第50回トロント国際映画祭の【センターピース部門】に、『8番出口』が正式出品されることが決定。【センターピース部門】とは、ストーリー性や芸術性に優れた長編映画を対象に、他の国際映画祭で高い評価を受けた作品や、才能溢れる監督の注目作品などを紹介する部門である。

映画祭主催者は、『8番出口』の選出理由として「『8番出口』は唯一無二の視覚体験を提供してくれる作品です。意図的に繰り返されるゲームプレイに基づいて、これまでで最も優れたビデオゲームの映画化と言っても過言でもないでしょう。本作はその繰り返しを、驚くべき創作性で昇華させています。主人公は閉鎖的で非現実性に満ちた地下鉄の通路をループしながら巡ることにより、疎外感と孤立を表現していきます。川村元気監督は原作に忠実でありながらも、そこに斬新な創造性と大胆さを吹き込みました。これは本当に驚異的です。私が『8番出口』を観た瞬間に、もう一度観たくなり、この体験をできるだけ多くの人に共有したいと思いました。この反復的なデザインを生かすことで、本作は単調さを心理的な冒険へと変貌させます。欲望と不安が次第に真実の断片へと収束していく、無意識への降下の物語です。
鋭い政治的、社会的な視点を持ちながら、本作は現代社会の無関心や、スマホ画面に麻痺して環境から切り離された世界で自らの責任に立ち向かう勇気を映し出しております。これはまさに、精神の冒険です」とコメントを寄せた。

さらに、『パラサイト 半地下の家族』や『Anora』など多くのアカデミー賞受賞作品を手掛け、近年勢いのある映画製作・配給会社「NEON」の北米配給も決定。ヨーロッパに引き続き、アメリカでも『8番出口』旋風を巻き起こす。

◆「8番出口」シッチェス・カタロニア国際映画祭にも出品

また、現地時間10月9日から19日まで開催される第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭のコンペティション部門にも出品が決定。ホラー、ファンタジー、SF、アニメーションなどのジャンル映画に特化し、世界三大ファンタスティック映画祭として名高い映画祭であり、日本作品では過去に『リング』『座頭市』がグランプリを受賞、『君の名は。』がアニメーション部門の最優秀長編作品賞を受賞するなど、日本作品の注目度が高いことでも有名な映画祭である。

シッチェス・カタロニア国際映画祭ディレクターは、『8番出口』の選出理由として「本作は、新たな物語の道を開拓している映画です。ゲームからの影響を取り入れつつも、映画的な構成と独自のビジュアルアプローチに到達しています」とコメント。カンヌ以来、『8番出口』が再びヨーロッパを無限ループの世界に巻き込む。(modelpress編集部)

◆トロント国際映画祭ディレクターコメント

『8番出口』は唯一無二の視覚体験を提供してくれる作品です。意図的に繰り返されるゲームプレイに基づいて、これまでで最も優れたビデオゲームの映画化と言っても過言でもないでしょう。
本作はその繰り返しを、驚くべき創作性で昇華させています。主人公は閉鎖的で非現実性に満ちた地下鉄の通路をループしながら巡ることにより、疎外感と孤立を表現していきます。川村元気監督は原作に忠実でありながらも、そこに斬新な創造性と大胆さを吹き込みました。これは本当に驚異的です。私が『8番出口』を観た瞬間に、もう一度観たくなり、この体験をできるだけ多くの人に共有したいと思いました。

この反復的なデザインを生かすことで、本作は単調さを心理的な冒険へと変貌させます。欲望と不安が次第に真実の断片へと収束していく、無意識への降下の物語です。鋭い政治的、社会的な視点を持ちながら、本作は現代社会の無関心や、スマホ画面に麻痺して環境から切り離された世界で自らの責任に立ち向かう勇気を映し出しております。これはまさに、精神の冒険です。

◆シッチェス・カタロニア国際映画祭ディレクターコメント

本作は、新たな物語の道を開拓している映画です。ゲームからの影響を取り入れつつも、映画的な構成と独自のビジュアルアプローチに到達しています。

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