◆「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」本ポスター・予告編解禁
今回解禁となった本ポスタービジュアルは、本作のもう1つの“主人公”富士山を背景に、孫の拓磨(豆原)、祖母の文子(市毛)、さらに拓磨の母・綾(酒井美紀)、拓磨の恋人・大石紗季(八木莉可子)が笑顔で並ぶ姿が切り取られている。そして、拓磨と文子にとって人生を変えるキッカケを遺してくれた大きな存在、文子の夫・安藤偉志(長塚京三)の在りし日の笑顔も並べられ、「一歩踏み出してみると、人生って意外と楽しい」というコピーとともに、2人が見つけた夢のその先、歩んでいく日々に待つ喜びを予感させる。
そして、本予告編も解禁。母・綾子の長期出張のため、突然一緒に暮らすことになったちょっと頼りない大学生の孫・拓磨と、一人暮らしをしていた祖母・文子。ある日、拓磨と文子は、亡き祖父の偉志が文子の代わりに大学の生涯カレッジに申し込んでいたことを知る。夫が遺したやさしいサプライズは文子を動かし、2人は同じ大学で学ぶことに。「若いころの夢を叶えに来ました」とイキイキと話す文子は、拓磨の戸惑いをよそに、教室で「たっくん!」と気軽に声をかけ、学生生活を満喫する。
そんな文子を見ながら、“夢を見つける”ことについて改めて考える拓磨。恋人の紗季に「拓磨はやりたいとことはないの?」と問われ、「コーヒーが好きなんでしょ?好きなことをやるのって楽しいよ」という文子の励ましに、拓磨の心にも少しずつ変化が芽生える。そして、拓磨が祖父のノートに見つけた「不思議な数式」が導いた、妻へ贈る最期のサプライズとは。亡き偉志の思いを胸に、拓磨や文子たちが笑顔で富士山を見つめる姿に、人生の喜びがやさしく心を満たす予告編となっている。
◆JO1、主題歌に決定 秦基博が描き下ろし
そして本作の主題歌が、豆原が所属するJO1が歌う、秦による書き下ろし曲「ひらく」に決定。
また「家族ということ、自分自身を形成していくということ、自立していくということ。そういう誰にとっても身近なテーマが描かれていて、全体を祖父の存在が大きく包み込んでいる、そんな映画だと思いました」と振り返り、その思いを込めて作詞・作曲を手掛けた。
また、楽曲を歌うJO1へ向けて「JO1の皆さんの声によってこの曲がどんなふうに描かれ表現されるのか、すごく楽しみです。そしてずっと歌い続けてもらえる曲になったら作り手としては一番嬉しいです」とコメント。予告編ではその主題歌の一部も解禁されている。
◆豆原一成&市毛良枝W主演「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」
夢に迷いながらも、コーヒーにだけはこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい孫、等身大の大学生・拓磨役をナチュラルな存在感で演じるのは、日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』への出演や、映画『BADBOYS -THE MOVIE-』(2025)で初主演を務めるなど俳優としての活躍が注目されるJO1の豆原。そして夫が遺したサプライズによって、夫に先立たれた寂しい日々から一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を楽しんでいくアクティブな祖母・文子を市毛がチャーミングに体現する。
監督を務めたのは、中井貴一主演映画『大河への道』(2022)などの中西健二氏。脚本は『サイレントラブ』(2024)のまなべゆきこ氏。原案は、約100年前、女性の活躍が困難だった時代に学校を創立(後に現在の学校法人文京学院に発展)、教育のために奔走した島田依史子氏の著作『信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語』(講談社エディトリアル刊)。彼女が後進に伝え続けた「学ぶことは楽しい」という概念を核に据え、彼女の生きる姿勢のエッセンスを散りばめて本作の物語が構築された。
祖父・偉志を亡くした祖母を気遣い同居したはずなのに、同じ学び舎で学ぶことになった祖母との日々は逆に拓磨を元気づけていく。“夢に迷う孫”と“夢を見つけた祖母”。ふたりを支えるのは、亡き偉志の想い。孫と祖母とが軽やかに紡ぐ、人生のふとした喜びを描く家族の物語が誕生した。(modelpress編集部)
◆秦基博コメント
「ひらく」という楽曲は、「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」を観て書かせていただきました。この映画の中で描かれている、自立、自己形成、そして家族との繋がりというテーマ。そして、主人公の拓磨をはじめ、登場人物の誰もが世代や性別を越えて自分のやりたいこと、やるべきことに向かって悩みながらも進んでいく姿から、この楽曲が生まれました。JO1の皆さんの声によってこの曲がどんなふうに描かれ表現されるのか、すごく楽しみです。そしてずっと歌い続けてもらえる曲になったら作り手としては一番嬉しいです。
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