浜辺美波・赤楚衛二ら「六人の嘘つきな大学生」キャスト仲良し秘話 グループLINE事情・山下美月の乃木坂46卒コン参戦など【名作プレイバック】

【モデルプレス＝2025/12/31】映画「六人の嘘つきな大学生」（2024）が12月26日より、Prime Videoにて配信を開始。本記事では作品の魅力紹介とあわせて、キャストの取材の様子を振り返る。

◆映画「六人の嘘つきな大学生」

2021年に刊行されるやいなや「2022年本屋大賞」ノミネートをはじめ様々なランキングを席巻、現在までに累計65万部を突破している浅倉秋成による同名小説（角川文庫刊）。就職活動を舞台に六人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、それぞれの暴かれた嘘と罪の真相を検証しながら自らの人生と向き合っていく“青春ミステリー”要素を掛け合わせ、圧倒的クオリティかつ怒涛の伏線回収で人気を博している小説を、監督・佐藤祐市と脚本・矢島弘一により実写映画化した。

物語の中心となるのは、急成長中のIT企業「スピラリンクス」の最終選考に残った6人の大学生だ。並外れた洞察力を持つ主人公・嶌衣織（浜辺美波）、真っ直ぐで正義感の強い波多野祥吾（赤楚衛二）、論理的でリーダーシップを発揮する知性派の九賀蒼太（佐野勇斗）、語学堪能で自信に満ちた矢代つばさ（山下美月）、公認会計士の資格を持つ冷静な秀才・森久保公彦（倉悠貴）、そして体育会系の熱血漢でムードメーカー的存在の袴田亮（西垣匠）。実力派キャストが顔を揃え、内定をかけた心理戦と、その裏に隠された醜い「嘘」を鮮烈に描き出す。

◆「六人の嘘つきな大学生」キャスト仲良し秘話

完成披露舞台挨拶では、6人のグループLINEの存在が明かされた。赤楚が「解散しますか」と冗談を飛ばすと、佐野が「やだよ」と必死に引き止め、浜辺が多忙で既読スルー気味の山下に「寂しい」と口を尖らせる場面も。劇中の緊迫感とは対照的な、キャスト同士の飾らない距離感がうかがえた。また、明治大学での特別授業では、オーディションに落ち続けた過去を明かした山下や「夢が見つからない時は広く捉えて」と説く赤楚など、自身の経験に基づいた熱いアドバイスが就職活動を控える大学生たちの背中を押した。

さらに、浜辺・山下の2ショットインタビューでは、浜辺が「乃木坂46 山下美月卒業コンサート」にキャスト5人で訪れ感動したというエピソードを披露し「ずっとグループのことを考えて、メンバーの相談に乗っていたんだろうなと。その一面を知った時、美月ちゃんの人生を私は全然知らないのに泣きました。しばらく余韻が冷めなくて、その帰り道、こんなことをやっていたんだ、私にはできない、本当にすごい、といろんな感情が芽生えて尊敬が増しました」としみじみ。これに山下は「でも美波ちゃんの方が本当にしっかりしています。それに美波ちゃんはすごく優しいです。こんなにも主演で作品をバンバンやられているのに本当に地に足がついていて、物腰も柔らかくて謙虚。美波ちゃんの人間性だからなせるというか、とにかく本当に素敵な方。それに卒業ライブだって忙しい合間を縫って来てくれて、良かったよ、とたくさん言ってくれて感謝しかないです」と褒め返し、互いへのリスペクトが垣間見えた。

二度、三度と作品を観るたび、六人が見せる一瞬の表情に込められた「嘘」と「誠実さ」の境界線が塗り替えられていく。すべての伏線が回収され、衝撃の結末の先に「六人の本当の素顔」が浮かび上がった時、あなたの目に映る景色は、きっと視聴前とは違っているはずだろう。（modelpress編集部）

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