【モデルプレス=2026/01/18】女優の綾瀬はるかと俳優の妻夫木聡が1月18日、都内で開催された映画『人はなぜラブレターを書くのか』完成報告会に、當真あみ、細田佳央太、石井裕也監督とともに出席。本作への思いや共演者について語った。


◆綾瀬はるか「すごい泣きました」作品について語る

高校時代に想いを寄せた相手に24年の時を超えて再びラブレターを書く寺田ナズナ役で主演を務める綾瀬は、脚本を読んだ際の感想を聞かれ「すごい泣きました。実話というのもありますし、 そこに描かれているこの学生時代の姿もすごいキラキラしていて」と回答。そして「富久くんが亡くなった後の、みんなが失った後の世界をどう生きているかというところにも、すごく悲しいんだけど希望が持てるというところにも、すごい泣いたんですけどなんか温かい気持ちになれるような、そういう作品だなと思いました」と続けた。

学生時代のナズナを演じた當真は「私はこの作品に参加させていただくということになって、お話をいただいて台本を読んでから実際にあった出来事だったということを知りました」と告白。「私がまだその時生まれていなかったというのと、沖縄で育ったのであまり電車に馴染みもなく知らなかった」とした上で、本作について「私の身近にいる友人だったり熱中するものがあったり、家族だったり恋人だったり、そういう普段だと当たり前だと思ってしまうような存在だったり日常が、改めてそうではなく、本当に一つひとつが大切で愛しいものなんだなということを感じさせてくれる」と語った。

ナズナの初恋相手・富久信介役の細田との共演については「撮影中もあまりお話する機会とかはそこまでなかったんですけど、でもその距離感が本当に良かったというか。お互い気になりつつも一歩踏み出せないような2人だったので」と撮影期間を回顧。細田とは大河ドラマ『どうする家康』でも共演していたことから、「あまりたくさんお話はできなかったんですけど、以前ご一緒させていただいたという安心がすごくあったので、そこは楽しくお芝居させていただきました」と振り返った。

また、細田は「石井さんと『町田くんの世界』以来なんですけど、もう1回やりたいっていうことを目標に続けてきたので、それがまず叶ったことはとても嬉しかった」と石井監督作品への出演を喜びながらも、「今回、任せられた1人の人間というところにはとてつもないプレッシャーを感じました。それは実在したということもそうなんでしょうけど、でもそれ以上に、なんで監督が自分にその人を任せてくださったのかというところも聞くほど、どんどんどんどん自分の中で大丈夫なんだろうか、抱えきれるのだろうかというプレッシャーはすごい増していきました」と重圧を吐露。さらに、プレッシャーの中での役作りについて聞かれると「自分の中で1番それを支えてくれたのはボクシングでした。富久さんが実際にやられていたということで、ボクシングを4か月の練習期間の中で準備させていただくことができて、やればやるほど、富久さんとボクシングの関連性って、本当になきゃダメなものだったんだなというのを自分の中ですごく強く感じました」と答えた。


◆妻夫木聡、綾瀬はるかを絶賛

ナズナの夫・寺田良一役の妻夫木は、2008年以来およそ18年ぶりに綾瀬と共演。妻夫木が「まさかこうやって夫婦の役をやるなんて」と言うと、綾瀬も「不思議でしたね」と応じた。綾瀬について妻夫木は「綾瀬さんってデビュー当時からですけど、いるだけで周りの人たちを温かくしてくれる雰囲気というかオーラを持った方なんです」とコメント。加えて「そういうオーラをこのナズナという役を通してみんなが感じてくれるだけで、本当に伝わるものがあるんじゃないかなというのは、すごくこの映画を通じて期待していたし、見事にそれに応えてくれてたので、素晴らしい女優さんだなと思いました」と絶賛した。

最後に綾瀬は「これは富久さんが亡くなって、やっぱり悲しかったり悔しかったりというのものはもちろんある中で、その後残されたみんなが、その人のことを思うことで、その人と会えないけど繋がっていたり存在を感じられたり、そういう思いがまたいろんな人に紡がれていって、とても希望のある映画になっていると思います。ラブレターに秘められた思いがどんな奇跡を起こしていくのか、ぜひ観ていただけたら嬉しいです」と呼びかけ、完成報告会を締めくくった。

◆綾瀬はるか主演「人はなぜラブレターを書くのか」

2000年3月8日に発生した地下鉄線脱線事故により、当時高校生だった富久信介さんが犠牲となった。時を経て2020年、一通のラブレターが信介さんのご家族の元に届く。その手紙は、毎朝、信介さんと同じ時間、同じ車両で通学し、彼に密かな想いを寄せていたという女性から送られてきたものだった。家族も知らなかった信介さんの姿がそこには綴られており、信介さんの家族は20年越しで彼の成長を目の当たりにする。信介さんの家族や関係者の協力によって、この奇跡のような実話が映画化された。(modelpress編集部)

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