◆森愁斗・鳴海唯・山口紗弥加ら、出演決定
飛鳥(のん)の実の母・国見桂子役には、奥貫薫。夫である彰一(中村獅童)に捨てられたことで心に闇を抱え、将棋を恨みながらも、飛鳥に深い愛を注ぐ母親像を静かに演じる。そして、飛鳥の異母弟の結城龍也には、ダンス&ボーカルグループ・BUDDiiSのメンバーで俳優の森愁斗。天才棋士である父親に対する劣等感に苛まれている、皮肉屋でずる賢い棋士を演じる。
龍也の婚約者であり、心のどこかで「棋士」を目指したい葛藤を抱える、将棋界のアイドル的存在の女流棋士・早見由奈を演じるのは鳴海唯。若手演技派として評価される鳴海が、飛鳥の復讐心をさらに燃やしていく“ライバル”という重要な役どころを演じる。元将棋連盟会長・安藤鉄斎を演じるのは2025年に俳優デビュー55周年を迎える西岡德馬。本作でも重厚な存在感で将棋界の「圧」と「風格」を体現する。
そして飛鳥の父・彰一の現在の妻で龍也の母・結城香を演じるのは山口紗弥加。名門の“結城家”が頂点に立つためには手段を選ばず、復讐を仕掛けにくる飛鳥の目の前に大きく立ちはだかる。本作を彩る強力なメインキャストが集結。それぞれの思惑と感情が交錯する、濃密な人間ドラマが描かれていく。
◆「MISS KING / ミス・キング」予告・ポスター解禁
公開された本予告映像は、幼い頃に家族を捨てた天才棋士の父・結城彰一に対し、ナイフを握りしめて復讐へ向かう主人公・飛鳥の姿から幕を開ける。1人で復讐を仕掛けようとしていた時、同じく彰一に深い恨みを抱く元棋士・藤堂と出会い、手を組むことに。同じ傷を背負った飛鳥と藤堂の2人は“彰一との対局で勝つ”という唯一の殺し方を実現させるため日本で前例のない“女性棋士”を目指し、人生のどん底から盤上で這い上がっていく。
その一歩一歩の裏には、飛鳥を取り囲む登場人物たちの敵意、嫉妬、悲しみ、羨望、そしてそれぞれの葛藤が渦巻いていく様子も映し出される。険しく残酷な世界の中で繰り広げていく、飛鳥の“美しき復讐劇”の一片を垣間見ることができる予告編となっている。
また併せて解禁されたポスタービジュアルでは、駒を指す飛鳥の鋭い眼差しが印象的に切り取られ、さらに物語の核心となる飛鳥と彰一の“親子の対決”も、深い余韻を残すカットとして登場。人生を懸けた復讐の行方は?日本の伝統文化を舞台に、ひとりの女性の生き様をダイナミックかつスタイリッシュに描いている。
また本作は「ABEMA」にて初回配信が開始する9月29日よる8時より、Netflixでの国内および世界同時配信も決定。これまで「将棋チャンネル」を通じて、将棋の魅力をお届けしてきた「ABEMA」が、ドラマという新たな形で、日本そして世界に向けてその魅力を発信していく。
◆のん主演「MISS KING / ミス・キング」
本作は、天才棋士の父に人生を奪われた主人公・国見飛鳥が、その深い憎しみから開花させた才能と、まっすぐに突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマ。辛い過去と向き合いながらも、前に進もうとする力強い女性の姿が丁寧に描かれる。
“盤上のダークヒーロー”となる主人公・国見飛鳥を演じるのは、話題作に立て続けに出演し、俳優としての進化が大きく評価されている、のん。
◆奥貫薫(国見桂子役)コメント
これまで数々の作品で、ヒロインの母を演じてきましたが、こんなにも美しいヒロインはいたでしょうか。純粋で懸命で繊細で、ものすごく強い。その印象は、飛鳥を演じたのんさんご本人にも、そのまま重なりました。撮影現場でお会いするたびその眩しさに、ハッとさせられました。のんさんから、飛鳥から、放たれる光を、視聴者のみなさまにもぜひ感じていただけたらと、思います。人生は自分の手中にあり、どんなふうにでも変えていける。この物語を通して、私自身ももう一度、そう思い直しました。みなさまも、ぜひ最後まで見届けてください。
◆森愁斗(結城龍也役)コメント
出演が決まって、嬉しさの反面、将棋に触れた事が少なかったので不安もありました。僕が演じた結城龍也という役は、今までの役者人生で経験したことのない役柄だったので、自分自身、挑戦的な役だなと感じました。飛鳥の行く手を阻むような役なので、いい印象は抱きづらいと思いますが、龍也なりに少し成長する部分も見えてくると思うので、最後まで見届けていただけると幸いです。
◆鳴海唯(早見由奈役)コメント
早見由奈役を、演じさせていただきました、鳴海唯です。今回、女流棋士という新たな役に挑戦させていただけたこと、そして将棋界について関心を深めることができたことをとても感謝しています。由奈は、のんさん演じる飛鳥と出会い、自身が忘れかけていた将棋の楽しさを思い出し、そしてこの世界の残酷さを改めて突きつけられます。女性が棋士を目指すということがとても難しいとされている世界で時には立ち向かい、挫折を経験し、強く前進していく登場人物達の姿にぜひ注目していただきたいです。
◆西岡德馬(安藤鉄斎役)コメント
随分と昔、先輩俳優に連れられて渋谷駅近くにあった将棋所に行った事があった。「まぁ手始めに小学生とやってみな」と言われ、えーっ小学生と!?と思ったが物は試しでやってみるかと対戦した。彼はきちんと正座をし、丁寧な挨拶を交わし対局が始まったが一瞬にして終わった。小学生に5分も掛からず手玉に取られてしまったのだ。恐るべし将棋の世界!以来、将棋は一切しなくなってしまった。撮影前にお借りした駒を持ち歩き、パチンパチンと良い音が鳴らせるようにやった。高い乾いた音がなると実に気持ちが良いものだ。撮影が終わり、きっとこの作品もパチンパチンと小気味良い音の聞こえる「気持ち良い作品」になっているものだろうと確信した。
◆山口紗弥加(結城香役)コメント
脚本を読み、闘志が沸々と湧いたのはいうまでもありません。その中身はどうしようもない怒りであり、逃れられない苦しみ、性別というものへの諦めや疑問でもありました。男か、女か。血筋か、才能か。愛か、憎しみかーーここに描かれる人々は、将棋という厳しい勝負の世界でもがきながらも懸命に自己と向き合い、戦っています。その戦いのなかで、私が演じる結城香が担うものがあるとすれば「女性としての挑戦」ではないかと思うのです。敗北し、絶望してもなお立ち上がろうとする者たちの壮絶な挑戦を、ぜひ応援していただければ幸いです。
◆プロデューサー:小林宙氏コメント
私は将棋について、ほぼ素人です。幼い頃に祖父と少しだけ将棋を指したことがあり、駒の動き方は分かりますが、裏変えると動き方があやふやになるくらいの理解度です。ただ皆さんもその程度か、もしかしたら私の理解よりも低いのではないかと推察します。西岡德馬さんだけは昔の新幹線の移動などでは俳優仲間と将棋を指していたとおっしゃっていましたが、本作にご出演いただく皆様も同じようなもので、全く将棋に触れたことがない方々もいらっしゃいました。
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