◆高石あかり主演朝ドラ「ばけばけ」
朝ドラ第113作目となる本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツと外国人の夫・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語。主人公・松野トキを高石、トキの夫・ヘブンをトミー・バストウが演じる。
◆「ばけばけ」銀二郎(寛一郎)が出奔 同情の声集まる
機織り工場の閉鎖が決まったことにより、職を失ったトキ。しかし、無情にも借金取り・森山(岩谷健司)は容赦なく松野家に返済を要求し、トキに遊女になることを提案する。それでも、松野家はなんとかなるとお気楽な様子を見せるのだった。しかし、その中で1人、危機感を覚えていた銀二郎は仕事に奔走。これまでの仕事に加えて客引きの仕事も始め、朝から夜まで死ぬ気で働いていた。
ある日、銀二郎が遊郭で客引きをしているとトキの父・司之介(岡部たかし)と祖父の勘右衛門(小日向文世)が現れる。松野家のために身を粉にして働く銀二郎に向かって勘右衛門は「我が家の格が下がる。帰るぞ」「これ以上恥をさらすな」と言い放つ。勘右衛門に銀二郎は「格を気にしとる暇はございません!一家5人、生きてゆかねばならぬのでございます。
その夜、銀二郎はトキに「おトキちゃん、どこか遠い町で暮らしませんか?」「誰も知らん町で2人きり」と都会にはトキの好きな怪談が多くあることも交えて提案。驚いた様子で戸惑うトキに、銀二郎は「忘れてください。こがな戯れ言」と微笑むのだった。
翌朝、トキが目を覚ますと銀二郎の姿はなく、手紙1枚だけが残されていた。「おトキちゃん。辛抱が足りず申し訳ございません。一家の皆様、立派な当主になれなかったことお許しください」。トキは、手紙を読むと思わず叫び「私のせいだ。ずっと一緒だと思って甘えちょった」と涙した。
この放送を受け、視聴者からは「さすがに可哀想」「戻ってきて」「トキのせいじゃないよ」「勘右衛門が厳しすぎる…」などと銀二郎に同情する声が上がっている。(modelpress編集部)
情報:NHK
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