◆湊かなえ作品を実写化「人間標本」
ベストセラー作家・湊かなえ氏による同名小説を原作とした実写ドラマ。“イヤミス(嫌な気分になるミステリー)の女王”の異名をとる湊氏が10年にわたり温めてきた【親の子殺し】という衝撃的なテーマに真正面から挑んだ本作は、蝶の研究者・榊史朗教授(西島)が、息子の至(市川染五郎)を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたと告白するところから幕を開ける禁断のミステリーサスペンス。配信直後からSNSを震撼させ、「あまりの美しさに息が止まる」「余韻で動けない」「最終回で涙止まらない」と絶賛の声が多数上がっている。
◆魅力1:最初から観返したくなるストーリー構成
物語は、蝶の研究者・榊史朗の自首という衝撃の幕開けを飾る。しかし、その告白は巨大な迷宮の入り口に過ぎない。本作には幾重にも重なる「どんでん返し」が仕掛けられており、真実を知った後に再び最初から観返すと、登場人物たちの何気ない視線や言葉に異なる意味が宿っていることに気づくはず。視点が変わるたびに変貌する真実の姿は、視聴者を心地よく、そして残酷に裏切り続ける。
◆魅力2:清川あさみ氏が監修する美しい世界観
アートディレクターの清川あさみ氏が美術監修を務めた世界観は、耽美と狂気が高次元で融合している。アクリルケースの中の遺体(=人間標本)は、まるで蝶の翅(はね)の裏表のように、少年たちが隠し持っていた二面性や深層心理までも可視化。この「人間標本」の残酷なまでの美しさは、冒頭から視聴者を作品の奥底へと引き込み、これから展開される物語への高揚感と鋭い緊張感をもたらしている。
◆魅力3:期待の若手キャストが集結・ベテラン陣の芝居の説得力
そして特筆すべきは眩いばかりの若手キャスト陣。至役の市川染五郎を筆頭に、荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫、そして伊東蒼といった次世代を担うネクストブレイク候補がズラリと顔を揃えた。
対して、西島と世界的画家・一之瀬留美役の宮沢りえの存在感は圧倒的。西島が見せる柔らかな狂気が滲む演技と、宮沢が体現する歪んだ愛執の深さは、物語に逃れられない説得力を与えている。若手の瑞々しさとベテランの円熟した闇がぶつかり合い、極上のサスペンスを生み出した。(modelpress編集部)
◆「人間標本」あらすじ
盛夏の山中で発見された6人の美少年の遺体。自首したのは有名大学教授で蝶研究の権威・榊史朗だった。幼少期から蝶の標本作りを通し、「美を永遠に留める」執念に取り憑かれた男は、最愛の息子までも標本に変えてしまう。湊かなえが紡ぐ、美と狂気が交錯する衝撃のサスペンス。
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